見出し画像

進路の決まらない高校生に〜現れた救世主

奨学金をもらいながら、バイトを続けた高校時代。
3年になると、みんなが、猛勉強してるとき、
私は将来の道を決められずにいた。
いや、正確には、子どもが将来の相談をしたい時に、両親が耳を傾けようとしてくれなかったので、
ひとりで考えて決めようと焦っていたというのが正解。

大学も無理、専門も無理…就職??
いや。それもまだ無理。
本心は就職する前に、もう少し勉強したかった。

当時、我が家は賃貸マンション暮らしだった。
いづれまた引越しするんだろうなと漠然と思っていたけど、《自分の家》というのに、妙な憧れがあった。
バイト先で仲良くなった、違う高校の友達が、一枚
の募集案内を見せてくれた

『ねぇ!進学したいんでしょ?学校いけるかもょ?』

専門学校の2年間の費用を奨学金出します。卒業したら働いてくださいと書いた建設会社の募集案内。
コレは夢みたいだった。
インテリアに興味があった私は、友達に、チラシを貰い、すぐさま、自分の高校の先生に、聞きにいった。
『先生!うちの学校にも、募集がないですか?』
すぐに、会社に、問い合わせしてくれ、一気に話が進んだ。
会社と面接をし、専門の試験に受かったら、就職と奨学金が併せて決まるのだ。

(私には、進む未来がない…)
と落ち込んでいたけど、

進路の決まらない高校生に、神様は、私の
背中をポンっと押してくれた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?