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足りないのは97回のトライアルなのだ

「どんな本を読んだらキャリアのヒントになりますか?」
「効率的に友人を作る方法って何ですか?」
「オススメの会社ってどこですか?」

質問をもらえるのはいつもうれしいことです。
分からないことを人に聞く、教えてもらうことは大事。
一人でモンモンと悩みつづけるならとっととわかる人に聞け、といつも言ってますからね。

質問ウエルカム。



しかし、同時に違った思いも浮かびます。

手当たり次第に本を乱読しないと、自分に合った本には出会えないよ。

たくさんの出会いをして、別れたり、疎遠になったり、信じたり、裏切られたりすることを通じて、ほんとうの友人やパートナーに出会えるよ。

HPや口コミといったサイトだけではなく、実際に社員に話を聞いたり、OBを探して会いに行くことでリアルなことが分かってくるよ。もっと言うなら、実際入社して中に入って働いてみないと本当のところ分からないよ。

・・・という思いなのです。



要は、何か事前に教えてもらうのも大事だけど、たくさんトライアルして、たくさん失敗することが本当はもっと大切だってこと。

なんでもそうです。
ものごとって大体100回なにかやって、97回はうまくいかないのです。うまくいくのはせいぜい3回です。

その3回のために、97回のトライアルが必要なのです。

経験が大事だとよく言われますよね。
ぼくなりに補足したいのは、たくさんのトライアルをしてたくさん失敗をすること、それこそが「経験」なんだと思うのです。

あなたに今不足しているのは、情報でも才能でも、スキルでもなく、もしかしたら『97回のトライアル』なんじゃないだろうか?

そんなことをぼくはそっと手渡したいのです。

命の危険や怪我とかせず、せいぜいかすり傷程度で、予算の範囲内で失敗できるなら、どんどん失敗してOKなのです。

ぼくらは失敗からしか学べないのですから。

手足をどんどん動かそう。
それでしか、うまくいくコツなんてわからない。

ある分野で誰よりも失敗を重ねてきた人のことを、世の中は「プロフェッショナル」と呼ぶんじゃないかな。

それでは、また。


ヘッダー画像はまいこさんよりお借りしました。
ありがとうございます!

ありがとうございます。とってもうれしいです。