人生とは、勝利条件が幸せになるというボードゲームである

人生って、何がゴールなんですかね。自分の社会的成功を目的に生きている人、ただ何となく生きている人、他人を批判することに命を懸ける人、生きることがつらくなった人など、様々な人が人生を進めています。

ところで最近はゲーミフィケーションが流行っています。誤解を恐れずに簡単に言うと、ゲームでないこともゲームのように捉えることによって楽しさを加えつつ目的を果たすことです。私はボードゲームが好きなので、人生のゲーミフィケーションとして人生をボードゲームに例えることにしました。

ゲーム名:人生
勝利条件:幸せポイントが基準より高いこと
終了条件:死ぬこと
参加者:自分および自分にかかわるすべての人
幸せポイントの高め方:各々異なるが、自分にすら不明
幸せポイントの下げ方:他人と比べること、幸せポイントの獲得に気づかないこと、他人への攻撃、他人からの攻撃に反応することなど

私なりの攻略法

人生の目的って、幸せに生きることだと思うんですよね。不幸になりたいと思って生きている人はいないと思います。「私は不幸だ」という言葉の裏には「幸せになりたい」が隠れています。人生は死ぬことで強制終了します。このゲームの参加者は、プレイヤーが認識できるのは自分および自分にかかわるすべての人です。

ではどうやって幸せになるかですが、成功を収めることが幸せな人もいれば、平穏な日常を送ることが幸せな人もいます。配偶者と過ごす時間、友人と過ごす時間が幸せな人もいれば、一人で過ごす時間が幸せな人もいます。競争が好きな人、調和が好きな人、.etc...
ということで、各々異なります。ですが、自分が何に幸せを感じるのかはゲーム開始時にわかっていません。よって、自分で見つけ出す必要があります。いろいろな体験をして、自分が幸せになる方法を見つける必要があります。より難しくさせる要素として、時間がたつことによって幸せの条件が変わっている可能性があります。

そして、幸せを下げる行動が存在します。それは、自尊心を奪われる行動です。他人との比較、幸せに気づかない、他人からの攻撃に反応するなどが例として挙げられます。ではこういった行動はしないようにしましょう、と言われてすぐに実行できるものではないのは確かです。ではどうするか。人生は、現在自分が持っている手札と能力で勝負するゲームだ、と捉えなおしてみましょう。現在の手札といったのは、手札を増やすことが可能だからです。その方法は、学ぶことです。このゲームに必要な能力を高め、手札を増やすことができます。

他人には、他人の手札があります。自分は持ってない・・・とへこむなら、現在の手札を増やすために、能力を高めることに集中する手もあります。ほかにも、競争ゲームから降りて、自分だけの幸せを見つける方法もあります。手札に、自分の幸せを高める方法を競争以外にも増やせばよいのです。また、勝利条件の幸せポイントの基準を下げることも可能です。自分の求める幸せの水準を下げてしまえばよいのです。しかし、この方法をとると人生を持て余す感覚を持つことになります。つまり、傍から見るとつまらない人生になります。これに耐えられない人は、この方法をとることは難しいでしょう。

他人に攻撃することは、長い目で見ると自分の幸せを下げます。その言葉を一番聞いているのは自分だからです。嫉妬・自分の欠点を突かれる・自分に似ているなど、他人を攻撃する理由は多くありますが、その攻撃から反作用を自分は受けています。他人への攻撃は、自分が持っていないものへの嫉妬ではないか確認するとよいかもしれません。

他人からの攻撃を受けた時、へこむ前に相手の手札と能力のことを考えてみるのはどうでしょうか。相手は手札を増やせる環境をもらえなかったのかもしれない。相手と似た能力と手札を自分は持っているのかもしれない。自分の手札を減らそうとしているのかもしれない。だとしたら、相手の手札的に攻撃してくるのは仕方ないよね、とへこむことなく認識できますし、手札を守ることができますよね。

ボードゲーム的に考えた感想

正しい意味のゲーミフィケーションができているかはわかりませんが、こう考えることによって精神的なダメージを受けることは減った気がします。自分の例としていろいろ書きましたが、ゲームルールは万人に共通するものだと考えているので、自分なりの攻略法を見つけていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?