チームスポーツから見る、日本人は消極的なのではなく、個人の能力を発揮することに慣れていないだけ

あなたはチームスポーツをしたことがありますか?ここでは、野球・サッカー・MOBAのようなものをイメージしましょう。日本人は外国と比べて、消極的なプレーが多いといわれることが多くありませんか?

それは、チームが大きな力を発揮する過程の考え方の違いだと思います。日本の考え方は、個人の小さな力を合わせて大きな力を作った結果の素晴らしいプレーを目指します。個人の力は10でも、10人集まれば100よりも大きくなると言われたりしますよね。チームワークを大切にし、チームワークの練習を多く行います。

外国では少し違って、個人の大きな力を発揮することによってそれを結集して素晴らしいプレーを目指します。個人の能力にフォーカスしているため、自分の能力を発揮することが求められます。チームワーク練習もしますが、日本ほどではないです。

例えば、日本のプロ野球では、サインに従うことが絶対で、自由にプレーしていいのは実績があって信頼されている場合のみと聞いたことがあります。メジャーリーグでは、選手が自由である場合のほうが圧倒的に多いそうです。よって、ファインプレーであったり、魅せるプレーが多かったりします。

日本は周りに合わせることが重要、出すぎてはいけないという教育を受けます。そのため、自分の持っている能力を大きく発揮するということはよくないと教えられます。そのため、自分の能力を大きく発揮する経験があまりありません。

なぜ外国は個人の力にフォーカスしているんでしょうか?おそらく、日本よりも競争社会なのだと思います。アメリカは日本よりよっぽど貧富の差は激しいですし、ドイツは小学校の段階でホワイトカラーかブルーカラーか決められます。

日本は個人の力を発揮して競争する必要がなかったからこそ、競争することが悪であるとすることで競争する意識を起こさないようにしたのかもしれませんね。

どちらかが絶対に良いという話ではありませんが、個人の大きな力を結集したほうがチームで大きな力が発揮できると私は思うので、日本人も自分の持つ力を大きく発揮してほしいですね。

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