「別れる」なのか「分かれる」なのかが気になってしょうがない
最近、私の観測範囲では「分かれる」と「別れる」が混同されて使われているのをよく目にします。自分にとっては違和感でしかないので、実際の意味を整理します。
別れる
1 一緒にいたものが離れ離れになる。互いに離れて去る。「駅で人と―・れる」「両親と―・れて暮らす」
2 夫婦・恋人などが、それまでの関係を解消する。「夫と―・れる」「女と―・れる」
3 死別する。「幼くして母と―・れる」
分かれる
1 一つのものが二つ以上になる。べつべつになる。「道が四方に―・れる」「二手に―・れて敵を追う」
2 一つのものがいくつかに区分される。「三章節に―・れる」
3 区別がつく。差異を生じる。「意見が―・れる」
(引用:goo辞書)
使い分け
私の解釈ではありますが、「わかれる」というのは一緒になっていた何かの距離(物理的、精神的両方)が空くことと考えています。
使い分けですが、人がわかれるのは「別れる」、ものがわかれるのは「分かれる」という認識で問題ないと思います。
グループは人に関係しますが、グループ自体はものなので「分かれる」が適用されます。
なぜ混同されるのか
近年ではPC入力が基本になってきました。予測変換を使っていない人はほぼいないですよね。予測変換では、「わかれる」を変換したときに「分かれる」「別れる」両方出てきます。直近で使った方が上にあるため、意味をか深く考えず、上に出てきた方を使ってしまうということなのでしょう。似たようなものとして、「以外」「意外」がありますね。予測変換も文脈を読めるようになると便利になるでしょうね…
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