「きもい・きしょい・うざい」は共感性の高い不快感を示す言葉

学生の時、大体耳にしていた言葉「きもい・きしょい・うざい」ですが、意味はそれぞれ「気持ち悪い・気色悪い・うざったい」と言われています。

そんなわけないだろ!

清潔かつ性格のいい人に向かって「きもい」と言い放つ人もいますし、簡単な作業に対して「うざい」という人もいます。それに対しておかしいと思う人はいないので、使用者が考えている意味と実際の意味が違うということもありません。実際に使われている意味としては、どういうものなのでしょうか。

きもい・きしょい・うざいを使う場面

きもい・きしょい・うざいを使う場面を考えます。大体の場合、自分の立場が不利になっている・(自分にとって)不快であるという場面だと思います。そして、これらの意味をなんとなく理解しているため、この言葉が伝染するのです。

なぜ学生の時しか使わないのか

学生は教室が生きる場所の大半を占めます。教室での振る舞いが生活の居心地の大半だといっても差し支えないでしょう。教室では攻撃されないために教室の中で強い立場を持っている人に共感することが求められます。強い立場の人が「不快だよね?」と言ったらそれに共感して「不快ですね」という意味で「きもいよね?」「きもい」という会話が成立しているのです。

また、学生のうちは知らない言葉が多くあります。いろいろな言葉を知って語彙力が高まっていくと、他の表現があることを知り、きもい・きしょい・うざいを使わなくなるのだと考えます。

言われても気にする必要はない

この言葉を言う人は、自分の立場が不利になっている・(自分にとって)不快であるということを表明したいだけです。言われたとしても決して「気持ち悪い・気色悪い・うざったい」という意味では言っていません。

この言葉を使って攻撃してきた人に、具体的に何が不快なのかを聞くことができたら、聞いてください。論理的に答えられなかったらただのいじめです。論理的に答えてきたら、そこを直せば言われなくなるでしょう。世間はこの2つ両方をまとめていじめと言っているような気がします。

(大人でもいじめはなくなりません。大体前者です。)

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