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恐いもの知らずが紡ぐものとは

こんばんは。
Gの下書き記録帳でございます。

今日見た映画が衝撃的で、考えさせられる話でした。

過去からの電話というのがきっかけで、有海(優希美青さん)と春川(井上祐貴さん)が出会いました。過去からの電話は2人の過去を浮かび上がらせて、惹かれあっていく要素となっています。2人とも親の愛情を受けることなく、適当で燃えがることも何もない描写が描かれています。でも、それはある意味怖いもの知らずともいえるのかもしれません。
ある日突然、有海が過去にかけた一言がきっかけで、過去からの電話がなくなり、そこから怒涛の展開を迎える。今振り返ってみると面白い。

ばちっと燃え上がって、でもすぐに消えてしまうな脆さを持った2人の関係。瞬間的な輝きはとても美しいもので、一生この関係が続く、2人なら何でもやっていけると思ったのも無理はない。生きる希望を失いかけていた2人が、お互いを光だと思っていたのかもしれない。
「怖いものなんて何もなかった」ポスターに書いてあった通り、周りの人が何を言おうと、騒ぎを起こして世間から追われる身になっても、2人は信じあって、一緒に生きていくことを決めるものの…

こんな燃え上がるような、夢中になるような経験もあまり記憶にないぼく自身。いや、1個あったかもしれない。

優希美青さんと井上祐貴さんの、純粋な、でも屈折した役は、インタビュー記事などを見ても難しい印象を受けますが、スッと入っていく見事な演技だったと思います。ある意味2人の花火に火をつける役割だったと言える、小西桜子さんの演技も純粋で際立っていたと思います。

井樫彩監督の強いこだわり、演出、最後の最後で飲み込み切れない展開。
監督、出演者、スタッフと、ぼくと同じ20代が作り上げた作品です。強い熱量を感じますし、ぼく自身もまだまだ腐ってられないなと思います。
ストーリーにも、キャストの熱量にも、生きる勇気をもらった作品です。
何度も観てみたい作品です。来週にでももう1回見に行きたい。

最後になりますが、初日舞台挨拶の回に行くことができました。
朝早くからはるばる千葉まで(笑)お越しいただきありがとうございました。感動を共有できるというのはいいことです。

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