初めて好きになった人へ
2001年。
学校へ行こうを見ていた私と母。
コンサートの一般募集のテロップ。
「行ってみようか」なんて電話を掛けて。
初めて行ったV6のコンサート。代々木第一体育館。
上手メインステージ脇の天井席から見た景色を、とても良く覚えてる。
それから毎年コンサートに通って、
時には小学校をサボってイベントに向かったこともある。(小声)
周りのファンが「剛」のうちわを持つ中、何故か黒地にオレンジで「森田」と貼ったどシンプル手作りうちわで参戦してガン見されたこともある。
車にはいつもV6の曲がかかっていて。
もはやV6を好きになる前の記憶はほとんど無いほど当たり前に、6人のやんちゃで陽気な姿と、歌と踊りがあった。
どうしてV6だったのか、森田剛の何に惹かれて好きになったのかも思い出せないくらい。
それくらい当たり前に私の人生の中にいた人。
20年間好きでいさせてくれてありがとう。
ファンになったきっかけはこれっぽっちも覚えていないのだけれども、何が好きだったかといえば、
高く鼻にかかった歌声や、ちょっと下に向けた瞼に宿る色気とか、
いつもちょっと眉間に力を込めて歌う表情とか、
踊り方、リズムの取り方とか。
そんな森田剛にしか出せない色気あるパフォーマンスに、
絶妙に悪い口と態度、
いかにもやんちゃそうな見た目、
ふざけてる時の笑った顔。
つまりは森田剛が醸し出す“森田剛”の全部。
それから、
いじられてるリーダー
微笑む博
先頭に立ってふざけるイノッチ
森田と一緒にふざける健ちゃん
メンバーとじゃれる准一
6人集まった時の賑やかな空気がすごく楽しくて大好きでした。
この20年の間にいろんなグループを好きになってきたけど、
いつも変わらないでいてくれて、いつでも帰ることができた場所だった。
そんな場所だったからこそ、V6はおじいちゃんになってもずっと続いていくものだと疑うことなく思っていたし、
解散と聞いた時も、悲しむより自然と今までの楽しかった思い出を振り返っている自分がいた。
それでも、いよいよその日が近づいてきたここ最近は、もうV6としての6人を見られなくなる寂しさに毎日泣いてしまっていたけど、
各所で見る彼らはこれまでと変わらず笑ってくれていたし、
健ちゃんにも11/1 までは笑顔でって言われていたから、
最後まで暗い顔せずに楽しもうって頑張ってた。
そして始まったラストライブ。
懐かしのカミセン・トニセンの曲が嬉しかったり、
最後に満員の幕張メッセでコンサートができたことを喜ばしいと思いつつ、自分も入れたらどれだけ良かったことかと考えてしまったり、
去年の配信ライブより踊りキレッキレじゃんとか、
なんでこんなに歌えるの?!とか、
まだまだみんなアイドルできるじゃんとか、
こんなに綺麗に終わるなんてずるいよなあとも思ったりもした。
でもやっぱり6人を見ていたら、悲しい気持ちにはならなくて。
これまでの時間を大事に胸にしまいたい気持ち。
コンサートが終わってすぐに新曲を用意してくれたことで、
ブイロクの木が誕生したことで、
V6が完結すると同時に新しいV6が始まるんだなと感じられた。
6人の形が変わっても、V6が消えるわけじゃない。
6人が変わらずどこかで連絡を取り合っていてくれたらいいし、
健ちゃんはトニセンのラジオにお邪魔するらしいし、
きっと私の中でも鮮やかなままでい続けるだろうと思う。
そして、V6という最高なグループがいたということが、色褪せないまま残り続けたらいい。
なんて今はV6が解散した実感もなく言っているし、この後もまだまだ作品や思い出が更新されていくけれど、
きっとたまアリ公演の配信がされて、V-LANDが閉じて、全てのグッズが届いて、DVDが発売される(?)頃になったら、自然にV6の解散を受け入れているんだと思う。
そういう、最後までちゃんと優しいところ、できすぎだよって言いたい。
おかげで、今全然寂しくないです。ありがとう。
最後に、
26周年おめでとう。
そして、お疲れ様でした。
それから、20年間ありがとう。
私にとってV6は青春なんかじゃなくて、これまでの人生の一部でした。
幸せにしてくれてありがとう。
たくさん浮気してごめんね。
だけど結局大好きです。
最後に見せてくれた笑顔、最高でした。
これからも6人が6人らしくいられますように。
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