失った大切なもの

昨年わたしはもう一つ大切なものを失いました。
10月にボス猫くんが旅立ちました。

腎不全と診断され4年弱、定期通院、投薬や自宅での輸液、様々なことをやってきましたが昨年の1月には一切の治療行為を中止しました。
信頼できる獣医師と何度も相談した結果、とにかく自由にすごしてもらう。
後悔のない決断でした。

それから約9ヶ月穏やかな日々が続き、ある木曜日からお水もご飯も口にしなくなり、そろそろかな?と覚悟をしていましたがその週の土曜の夜から自力で立てなくなり、横にしてあげて一晩付き添い、日曜の朝旅立ちました。

生前にペット霊園とかペット用のお仏壇とか色々と情報収集はしていましたが、母が亡くなったことで供養し続ける大変さを痛感していたためペットの葬儀屋さんに火葬してもらった後はお骨も返してもらわない、何も持たないことを選択しました。

「そのとき」がいつかなんて分からない、仕事をしていれば帰宅したら冷たくなっているかもしれない。
そんな覚悟もしていたけれど結果として「そのとき」は休日だったため最期を見届けからだをきれいにしてお花を沢山入れて葬儀屋さんに引き渡すことができ、悔いの残らない最期でした。

翌日、とても大きなきれいな虹を見ました。
悲しくないわけではないけれど、この子がいなくなったらどうなるんだろう?と心配していたほどには精神的なダメージは少なく晴れやかな気持ちでいます。

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