【子供の頃の将来の夢】結局親の影響が大きいという話

僕は本当に夢の無い子供でした。

こんにちは、こんばんは!
某大手電気メーカーで研究・開発の仕事をしているごろーです。

子供の頃に「将来の夢は何ですか?」と聞かれた時にあなたはなんと答えましたか?

男の子だったらプロスポーツ選手や医者、女の子は保育士、看護師と答える子が多いのは僕が子供の頃と今も変わらないと思います。

僕はというと、小学校の卒業文集を見返したら
「お金持ち」
と答えていました。

今回はそんな僕が、なぜ電気メーカーで研究・開発の仕事をする事になったのか?そして今どう考えているのか?についてこれまでのヒストリー(自分史)を通してお話ししたいと思います。

結論からお伝えすると、
僕の人生はほとんどが親の考え方や行動の影響を受けています

僕は電気メーカー会社員の父親と専業主婦の母親の男3人兄弟の次男として生まれました。

父親は典型的な昭和のサラリーマンでした。
夜遅くまで会社に行って仕事をし、朝は早くに家を出ていき、休みはリビングで寝そべってテレビをひたすら見て一日過ごしており、外食や旅行にもあまり興味がなく家から出ない人でした。

母親もそれに対して何も言わない人だったので、
僕の記憶の中に「父親と遊んでもらった」という記憶はほとんどありません。

何かに熱中した事も特になく、毎日学校に行ってご飯を食べて寝る。この繰り返しをしていました。

もちろん、これはこれで幸せな事なのですが、旅行などの新しい体験に触れる事が極端に少ない幼少期を過ごした為、経験から得られる知識が非常に少ない子供として育ったように思います。

あまりにも父と接点がない為、
ある時母に
「なぜお父さんはあんなに毎日一生懸命働いてるの?」と聞いてみた所、
「お金のため、家族が生きていく為だよ」
と教えてくれました。

それを聞いた僕は
「じゃあお金があればあんな風に毎日しんどそうな事をしなくていいのか」と思いました。その頃の僕は父がとてもしんどそうに見えていたんだと思います。

その結果、小学校の卒業文集を読み返すと僕の将来の夢は「お金持ち」
と書いてました。
経験も知識も少なかった僕が唯一なりたかったのは「しんどくない生き方」だけでした。

その考え方はその後の進路を決める時にも大きく影響しました。
将来お金をたくさんもらえる仕事に着きたいと思った僕は、単純に大手と呼ばれる会社に勤めたらお金をたくさんもらえると考えました。

特に学力が突出して高かった訳でもないので、
自分より頭の良い生徒が集まる普通科の一般高校に行っても大手に行ける可能性は低いと考え、
あまり人気の無さそうな理系だったらライバルが少なそうと思い、
高等専門学校(中学卒業後に5年一貫教育を受ける理系の学校 通称:高専)に進む事にしました。

高専4年生になり、進路を考えるタイミングになったので進路相談室の前に張り出してある求人企業一覧を見て僕は愕然としました。。。

僕が名前を知ってる企業からの求人が1社も無かったのです。

これはダメだと思い、
地方高専よりもっとブランド力のある学歴を手に入れたくて、
国立の大学院に進む事にしました。

当時の学内では前例の無い進路希望だったので、推薦を取る事もできず一般入試で受けて入りました。
人生でこの時ほど教科書に向かった事はありません。笑

その結果、中四国ではブランド力のある広島大学大学院に合格する事ができました。

国立大学大学院のブランド力はやはり強く、入学して求人一覧を見に行くと狙い通りに誰でも名前を知ってるような会社からの求人が溢れていました。

後はしっかり研究に取り組み、結果を出せば念願の大手企業に入る事が出来ると思い、結果的に大手電気メーカーに技術者として内定を頂く事になりました。

これでやっと 人生勝ち組(=しんどくない生き方)
が出来ると思っていました。

けど人生はそんなに甘くないもので、
就職してから最初は新しい事を学んだり挑戦したりする機会が溢れてる為、楽しかったのですが、
3〜4年も経った時にプライベートでの友達もほとんどおらず、仕事以外にやりたい事も特に無かった僕は残業を繰り返し、週末は疲れてひたすら寝るという生活をおくっていました。

ふと、これは何か見た事があるなと思いました。

そう、気づいたら僕は父親と全く同じ生き方をしていたのです。

これはまずいと思い、そこから少しづつ会社外での繋がりを増やしたり、新しい趣味を見つけたりするように行動をするようになりました。

その結果、今では仲間も増えてきたし自分が本当にやりたいなと思う事も少しづつ見えてきたので実現していきたいなと思っています。

まとめると、
自分の人生のどの部分を切り取っても両親からの影響を大きく受けているなと改めて思います。

自分が意識しているかどうかに関係なく、自分という存在は少なからず誰かに影響を与えているのだと思います。

そう思えば1日1日を悔いなく全力で生きるのは大事だなと改めて思います。

ごろー

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