【自己紹介】「研究・開発」という仕事について

こんにちは、こんばんは!

某大手電気メーカーで研究・開発の仕事をしている
ごろーです

初投稿という事で自己紹介がてら僕の仕事、電機メーカーの「開発」とはどういうものか?
についてお話ししたいなと思います。

「開発」というと、
みなさんはどんなイメージでしょうか?

よく言われるのは、
「なんか難しそう」
「数字に強いんですね」
かなと

最初に言っておくと僕は学生時代は
数学も理科も苦手でした。
未だに暗算が苦手なので計算機がない時は紙に書いて筆算したりします。
強いていうなら得意なのは社会でした。
歴史の年号とか武将とか覚えるのがわりと好きでした。

話を戻して、
それでも第一線の開発現場で僕は10年以上活躍できてるし、
なんなら特許も毎年出してて取得できてるモノも数件あります(ドヤ顔)
なので正直言って開発って誰でもできると思ってます。

そんな僕が「開発」を一言で表現すると、
「世の中にないモノを生み出す事」
だと思ってます。

っていうと、
やっぱり難しそうって言われそうですが、
本当にそうでしょうか?

例えば、
あなたが夕食にカレーを作るとします。
いつものレシピに加えて隠し味に今日は「醤油」を入れてみた。
としたら?

これも立派な開発だと僕は思います(美味しくなるかどうかは知りません笑)。

だって昨日までそのカレーはこの世に存在しなかったから

してるかもしれないけど、知らない人が多かったらそれは存在してないのと同じだと思います。

今の世の中にはもうすでに多くのものが存在していて、
ヨドバシカメラやヤマダ電気といった家電量販店に展示してある冷蔵庫や洗濯機なんかは世の中には既に溢れてるわけなので、
これに「省エネ」や「スマホ接続」といった機能を次の機種にはくっつけて出したら、みんな喜んでくれると思うから付けてみよう。

こんな事を毎日考えて実際にやってみて、
どうかな?って確認して、
また考える。
この繰り返しです。

でも、そう考えたら皆さんのお仕事も普段から開発の連続じゃないでしょうか?
アパレルのショップで働いてる方は店内のレイアウトや見せ方、お客さんへの提案を毎日開発さてると思います。
料理人をされてる方の新メニュー作りなんて開発そのものじゃないですか。

日々どうやったら良くなるのか?について追及する事です。
なのでどんな職種のどんな仕事であったとしても、みんなやってる事は同じなんじゃないかなと思うわけです。

これが家電製品に置き換わると理解するのに予備知識がたくさん必要で、
パッと見ではわかりにくい為にみんな難しそうっていうのかなと思います。

掃除機がなぜゴミを吸えるのか?
電子レンジがなぜ食べ物を温めることができるのか?

小学生や幼稚園児が大人に質問しそうなこんな内容に真面目に答えるのが電気メーカーの開発です。
なので、理科や数学の知識はそれを理解する為の道具です。

日本では受験勉強の為に数学や理科を学ぶ為、
多くの人はこれら知識は「道具」であるという概念がなく教わるので、
悲しいなと個人的に思ってます。

もっと子供たちに新しい事を知る事や学ぶ楽しさを教えてあげれたらいいなと最近思ってます。

ちなみに、
今までに人類の誰もが見た事ないようなモノがこの世に生み出される事は数十年に一度有るか無いかです。
そんな大革命が出来るのは
Appleのスティーブジョブズやfacebookのマークザッカーバーグのような一握りの天才だけです。しかもそれは「開発」ではなく「発明」です。

また、よく聞かれるのですが「開発」と「研究」の違いについてお話しすると、
「開発」は1〜3年ぐらいの短い期間でお金になる可能性がある事
例えば、冷蔵庫や洗濯機の新製品を作る事がこれにあたると思います。

「研究」は5年以上の長期間でお金になる可能性がある事
例えば、宇宙事業や微生物、細菌について調べる事がこれにあたると思います。
そもそも人類の成長にとっては大事な事だと思いますが、お金になるかどうかは不明だと思いませんか?そういう事です。

僕は出来れば早めに自分のやった事が形になったり世の中に広まった方がうれしいので開発の方が好きです。


どうでしょう?少しは電気メーカーの「開発」っていう仕事がどういう事か知って頂けたでしょうか?

僕は本ブログを通して
僕の考え方や日々の学び、大切にしている事なんかを発信していけたらなと思うのでよろしくお願いします。

また次の記事でお会いしましょう。

ごろー

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