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ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part12

ご覧いただきありがとうございます。荒野弘道です。
先日、栄子と練習に行ってきましたのでその日のことを書いていきたいと思います。
先日の練習では何を行ったかを先に書きますと、この日は『軸』について意識をしてもらい練習を行いました。

栄子のスイング軌道について

最近はドライバーも5Wも結構打てるようになってきていい感じに仕上がってはいるのですが、気になるのは打球の低さでした。低い球なのでランは出やすいとはいえ、キャリーが稼げないので地面の具合によっては転がったり転がらなかったりしてしまいますのでキャリーとランの総合的な距離は稼げませんし、少しでも打点がズレた時は、ドライバーの場合はボールの下にヘッドが入ってしまい高すぎる球(天ぷら)が出てしまいこれも飛距離は稼げません。
前回の投稿でも書いた通り、栄子の当面の課題はそこそこ安定したティーショットではあるのですが、もう少し飛距離も伴いたいところでしたので、この部分に着目して栄子の練習を観察していましたところ、1つ気になることがありました。
これは新たに発見したことというよりは前から気にはなっていたのですが、スイング軌道がとてつもなく急角度で、上から下にボールへ向かってくるような軌道に見えました。いわゆる打ち込んでしまうようなスイングです。
ドライバーの場合は、最下点を過ぎた後に当たるアッパーブローが良いとされていますし、ドライバーはロフト角が少ないので少し打ち上げるようなスイングのほうが私自身も結果は出ると思っていますので、ここを少し改善したいと思いました。

スイングの軸

打ち込んでしまう人の場合、逆にすくい打つようなスイングをすると効果的な場合があります。実際、ずっと前に栄子にもそれを実践してもらったことはあり、その時もある一定の効果はありました。
ただ、少し急角度にボールに向かってくることを除けば、あの時とは段違いにスイングのレベルが上がっていますので同じ理屈が当てはまるか疑問があったのと、何よりも本人が気持ちよく振れている状態だと思いましたので、ここで振り方を変えてすくい打つようなスイングをさせると違和感が生まれてしまい、楽しく練習している雰囲気を壊してしまう恐れ感じました。
そこでなるべく今と同じ感覚でスイングしつつ、少し緩やかに払い打つようなスイングに変えることはできないものか考えてみました。

なぜ打ち込んでしまうのか

まずは、なぜ打ち込んでしまうのかについて考えてみました。
※ここから出てくる左右は栄子(右利きプレイヤー)視点での左右です。

あくまで私の見立てなのですが、まずアドレスの段階では軸(背骨)は地面に対してまっすぐなのですが、ダウンスイング時は軸(背骨)が左に傾いているように見えました。これは栄子の悪い癖でもあるのですが、バックスイングで右腰が右にスライドし頭はスタンス真ん中寄りにあり、ダウンスイングでもほぼその右腰と頭の位置のままの位置のまま腕だけでスイングをしてしまうときがあります。
私レベルの目では、はっきりとそう見えるときはかなり大きなミスをした時で、あまりそのように見えないときもありますが、基本的には程度の差はあれこの左に傾いたダウンスイングがベースになってしまっているのだろうと思います。
なぜこの軸が左に傾いていることが打ち込むことになるのかというと、以下の図を見てもらうとイメージしやすいかなと思います。
本来ゴルフは3Dおよび円運動で考えなくてはいけないと思いますが、2Dおよび直線のほうが分かりやすいし、立体的な円運動を考え始めると複雑になりすぎて私が上手く説明できなくなるのでご了承ください。

最初に下の図の説明をします。
緑の縦に入っている線は背骨または軸のラインを表しています。
白丸はボールで赤いのはティーです。
最後に青矢印はインパクト前後のヘッドの軌道です。
言うまでもなく黒いのはドライバーヘッドです。簡素な図ですみません。。。

まず、1つ目はまっすぐの緑ライン(軸または背骨)ではボール付近の青矢印(クラブヘッドの動き)はどうなるかというと、かなり大雑把ですが大体このように地面に対してフラットになりやすいと思います。

フラット

2つ目、これは上図の緑ライン(軸または背骨)をプレイヤーから見て左に傾けた場合です。こちらもかなり大雑把ですが、このように上から下に向かって振りやすくなってしまうのがイメージできるのではないでしょうか。この場合、ロフトも必要以上にたってしまいますので球は上がりづらいはずです。そして打点がずれてヘッドがボールの下のティーのあたりに入ってくれば天ぷらの出来上がり、地面を叩けばダフリとなります。

ダウン

最後は緑ライン(軸または背骨)をプレイヤーから見て右に傾けた場合です。この場合、下から上に上昇する途中で弾に当たるはずです。この場合、ロフトが寝るので飛ばなくなると思いきや、実はロフト角が向いている角度にヘッドが動くのが一番エネルギー効率はいいそうです。そして、どなたかレッスンプロがおっしゃっていたのですが、理想の打ち出し角度は人によってそれぞれですが、12度から●度(すみません、●箇所は覚えていません。ネットで調べたら12度~18度とありましたが、諸説あるようです。)
で、ロフト角+ヘッドの上昇角度で理想の打ち出し角度を生み出すと何かで見たことがあります。例えば9.5度のロフト角だったら、ヘッドが5.5度の上昇角度で打つと15度になるということだったと思います。

アッパー

軸を右に傾けてみる!

少し前置きが長くなりましたが、軸を傾けることでスイングや意識はあまり変えずにスイング軌道を変えることができるのではないかという前提のもと、栄子にはまず真っすぐではなくまずは右に傾けた軸でスイングをしてもらいました。
使用クラブはドライバーまたは5Wで、手順としては以下のような感じです、
① いつものドライバーのスイングと同じようにスタンスを広げ、ボールの位置はスタンス中央からボール2~3個ほど左に置く。よく言う左足踵の延長線上というやつですね。
② 左手だけでクラブを持ち、前傾してクラブをボールに合わせる。左手の位置は左股関節の前くらい。
③ 最後に右手をグリップに持ってくる。

基本的にこのやり方をすれば、自然と右肩が下がり、右腰も少し左側に押し込まれた感じになって軸が右に傾くはずです。③の時にクラブや左手が右手を迎えに行くのではなく、あくまで腰と上半身(肩甲骨)をうまく使って右手をクラブに近づけていく感じでしょうか。正面から見て逆Kの字みたいなアドレスになると思います。
で、この体勢のまま何も考えずにスイングをしてもらいました。
結果はというと、少しスライス気味に見えましたが格段に高さのある球を連発していたので、今回は結構いい線いっているアドバイスなのではないかと思いました。
※スライス気味に見えたというのは、我々が行っている練習場は30ヤードほどしか距離がないので、最後まで球の行方が見えず30ヤードまでの打球で判断しなくてはいけないので、はたから見ると弾道はちょっとわかりづらいのです。。。

もしもドライバーが上がりづらいと感じる人は、打ち方よりも軸の傾きを意識するとよいのではないか、というお話でした。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回は私のネタか栄子のネタかわかりませんが、近日中に投稿したいと思います!

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