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ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part13

ご覧いただきありがとうございます。荒野弘道です。
昨日、栄子とラウンドに行ってまいりました。今回の目標は130台のスコアでしたが、残念ながら目標は達成できずでした。しかし、今回のコースは非常に難しいコースで初心者・初級者向けではなく上級者向けのコースでした。フェアウェイの傾斜が強いコースでしたので傾斜地の打ち方を知らない栄子はトップやダフリが連発しても仕方ないですし、グリーンもかなり早く私もパッティングに泣かされました。
私はというと、ショットはかなり調子がよくグリーン周りとグリーン上にくるまでは80台、もしかすると70台後半で回っていそうな雰囲気だけは出せていました笑
が、グリーン上およびグリーン周りで苦戦をし96というスコアでしたので、栄子にとってはかなり厳しいコースだったと思います。コースセッティングを考慮するとよく頑張ったと思いますし、ドライバーも打つこともできました、5Wも打つことができました、パーをとることもできました。決して前進していないわけじゃなく、確実に上達しています。ただ、やはりここ何回かの練習とラウンドで改善点は何個か見つけましたし、ラウンドを考慮した練習をしていく必要もあります。
今回は、新たに栄子のスイング改造をしていくうえで現状の栄子の課題や直すべき点について、私自身が忘れないように備忘録として書いていきたいと思います。


栄子のミスショットについて

まず現状の栄子のミスショットから考えていくことにします。
どのようなミスが出るのかというと、ダフリ、トップ、トゥシャンク(クラブの先っぽで打ってしまう)、スライス、フック、引っ掛け、空振り、ポッコンとほぼすべてのミスショットを栄子は打ちます。ただ、言い方が難しいのですがこれらのミスの多くはたった一つのミスが引き起こしているものの副産物と考えています。このミスショットの根源みたいなものは何か、それはダフリと考えています。
ダフリを嫌がるから地面よりはるか上を振ってトップや空振りをする、ダフリを嫌がるから起き上がって腰と手元が前に出てフェースが開いてスライスする、ダフリを嫌がったから左ひじを引いてクラブを自分側に引っ張り込んで引っ掛けやトゥーシャンクする、といった感じで全てダフリを嫌がった結果、様々なミスが出ると考察しています。ですので、次回の練習からはまずはダフリを直すことから始めたいと思っていますで、まずはダフってしまうのはなぜかというところから考えていきたいと思います。


アドレスの問題点

まず、アドレスから考えていきたいと思います。
栄子のアドレスで気になる点は、踵に体重が乗っていることです。踵に体重が乗っていることにより上体が「前傾」ではなく「直立」に近くなっています。反対に言うと、前傾姿勢が取れていないから踵体重になるのかもしれません。
いずれにしても前傾角度が適正に取れなければクラブを振る方向と体を回転させる方向がマッチせず腕と体がバラバラの方向に動くことになると思うので、スイング軌道は安定しないように思います。また「懐が狭い」と表現されることもありますが、まさにそのような感じに見えてスイングがとても窮屈そうです。
そして、自分で踵体重にして前傾を浅めに構えてみましたが、フラット(横方向)に上がることになるのかと思っていましたが、自然と挙げるとアップライト(縦方向)にクラブが上がっていきました。アップライト(縦方向)に上がるということは当然自然に降ろせば地面に対して垂直に近い軌道で降りてくることになります。手前を叩けば当然ダフリますし、クリーンにコンタクトするにはボールと地面の間の接地面にきれいに入れないといけなく、クリーンヒットするする確率も大幅に下がると思います。
もちろんどのようなスイングをしてもある程度地面に向かって振ることになります。フラット(横振り)であればあるほど良いというわけではないですし、完全に地面に対して平行に振ることはできないと思いますが、できる限り地面に対して鈍角にヘッドが入ってきたほうがダフリやトップのミスの確率や度合いは変わってくると思います。まず、この踵体重については次回の練習時に直したいと思います。


スイング中の問題点

次にスイングを開始したあとの動きの話になります。
テークバックは、以前のようにヒョイっとあげることは少なくなりました。トップの位置も問題なく見えますが、前述の通り踵体重で前傾姿勢が浅いことによって見た目よりもずっとアップライトな位置に上がっているかもしれません。
あと、正面から見るとすごくわかりやすいのですが、トップの位置で栄子から見て左へ上体が傾きます。正確に言うと上体を左へ傾けているのではなく、腰(股関節)が回転やする動作がなく、腰(股関節)だけが右にスライドして上体は元の位置にあるので、正面から見ると「くの字」のように見えます。もしかするとここでも踵体重による直立のアドレスの弊害が出ているのかもしれません。
ぞして、ダウンスイングでは右にスライドした腰が元に戻ることなくそのままの位置でクラブを振り、尚且つクラブの下降につられて右側に傾くスイングをするので、アドレス時には真ん中(前後ではなく左右の話です)にあった重心が右側に移り、その結果スイングの最下点がボールよりも右側になるので、ボールの手前を叩きやすくなります。俗にいう「ギッタンバッコン=リバースピボット」というやつです。これを引き起こしている大きな要因は右腰(股関節)が回転ではなくスライドしていることだと思いますので、バックスイングで腰(股関節)をうまく使うよう教えてみたいと思います。


そもそも腰が回転しないのはなぜか

前述の通り腰に原因があるとは思っているのですが、恐らく「腰を回して」とか、「右股関節を後ろに引いて」などのアドバイスでは解決できないような気がしています。というのも、実はこの腰の動きについては以前から気になっており、指摘したことがあるからです。ただ、ラウンド直前や当日にはあまり技術的なことは意識してほしくなく、今まで練習してきたことをそのままコースでしてほしかったので、ここ数回の練習では指摘もほとんどしませんでした。
また、これも先日のラウンド中に気付いたのですが、テークバックの際に地面に引っかかってテークバックが上手くいかない仕草がありました。普通だとテークバックで地面に引っかかることはないと思うのですが、恐らくテークバックの際に地面に向かって圧力をかけていると考えられます。もしかすると地面に圧をかけた結果肩が縦回転しすぎて、腰(股関節)が回るのではなくスライドしているのかもしれません。
いずれにしても、栄子は「体の部位をこういう風に動かして」というアドバイスはいまいちピンとこないことが多いので、何か別の動きで受動的に腰の動きを直すほうが栄子には合っていると思います
さて、どうするか・・・と考えて思いついたのは以下の方法です。
① ソールで芝をなでるようにテークバックする
② 左踵を浮かせてアドレスし、そのままテークバックする
まず①については、下に圧をかけるテークバックを抑制する効果が望めます。②は左踵を浮かせて右足一本でアドレスする感覚でテークバックを行うことで自然と右に重心移動できるバックスイングが望めます。この2点で「くの字」になるトップは抑制できるのではないかと考えていますので、次回の練習で試したいと思います。

今回は栄子のスイング改造を行うべく現状の課題や問題点に焦点を当て、解決策を考えてみました。次の練習でどう変わるか、ダフリは改善されるのか、はたまた問題点を見誤っているのかわかると思いますので、その結果はまた次回書いていきたいと思います。
最初のほうにも書きましたが、決して前進していないわけではないんです。練習では結構いい球を打ちますし、当日の朝練でもそれなりに打てていました。コースに出ると変わってしまうということは誰でもありますが、そういったこともあったのかもしれません。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回はこのあたりで失礼いたします!

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