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【ゴルフ】最強の素振り練習器具はウェッジ2本~スコア100切りの先へ#55~

橘です。一度スコア100切りを達成しても毎回90台でラウンドとはいかないアナタにアドバイスをお届けする本コラム。今日は素振り練習器具についてのお話です。別に買う必要ありません。アナタは最強の素振り練習器具をすでに持っています。

100切り安定はスイング安定

スイング2

スコア100前後のアマチュアに共通する要素。それはスイングが毎回違う。正確にいえばスイングのテンポが毎回変わってしまうことが挙げられます。とくに多いのが打ち急ぎ。意識しているしていないに関わらず、十分なトップの姿勢に入る前にダウンスイングに入ってしまうんですね。

確かにクラブの長さや重さが違う以上、そうなりがちなのは否めません。ただ、プロやトップアマでスイングのテンポがバラバラな人はいません。整っている。だからアナタもスイングのテンポを整える練習が必要です。

ウェッジ2本同時持ち

いちばんのオススメは素振り。ボールを目の前にすると上手く打ちたい気持ちが働いて、なかなかテンポを整える練習になりません。しかし自宅で素振りしろっていうのも無理がある。楽しくないですもんね。そこで提案。練習場でボールを打つとき、合間に素振りを差し込んでください。これなら出来ますよね?

持ち方

素振りで使用するクラブはウェッジ2本。ヘッドとグリップを入れ替えたりする必要はありません。普通に2本のグリップをベースボールグリップでもっていただき、ボールを打つ気持ちでスイングしてください。2、3回振りましょう。その際に連続素振りではなく、都度、アドレスで一度静止してください。

するとどうでしょう。さっきまでみたくクラブを早く振ることなんて、絶対に出来ません。自然とゆっくりしたスイングになります。腕では振れません。身体全体が使える。使わざるを得ないのです。クラブヘッドが重いから切り返しで一瞬止まります。これも重要なことです。無理に切り返さずクラブの重さを噛みしめるように静止してください。そう。いい感じですよ。

全部整う魔法の素振り

私は以前、こんな記事を紹介しています。イラストを見てスイングのイメージを確認しよう、という趣旨でした。

スコア100前後の方のトップで出来ていないこと。それは捻転が浅いことです。改めて解説するとこんな感じ。

テイクバックの注意事項

捻転が十分でないと、切り返しのスタート地点が物理的に浅い位置になります。さらに腕の力が働いてヘッドがアウトサイドから侵入します。いわゆるカット軌道の完成です。これを避けるためには、右股関節の上まで上半身を捻転させ、トップでは右足のカカトに体重を乗せたい。しかし言葉で聞いてもなかなか意識して出来るものではありません。なぜならアナタのクラブは軽いからです。

改めて、ウェッジ2本同時持ち素振りやってみましょう。

そして一番大切なこと。ウェッジ2本同時持ち素振りは、練習場でボールを打つとき、その合間、合間にやってください。ウェッジ2本同時持ち素振りの感覚を、実際にボールを打つ時の感覚に反映させたい。持ち込みたい。同期したいのです。コツコツ繰り返して習慣化されたら、アナタのスイングは遅く見えても飛ぶ安定したスイングになるはずです。

世の中にはいろんな練習器具があります。マスコットバットやら左右でバランスが違う素振り棒やら。ただ、これら器具に頼らなくても、アナタはすでに最強の練習器具を持っています。それがウェッジです。週末の練習でぜひお試しください。

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橘ダイスケのマガジン一覧

一度スコア100切りを達成しても、毎回90台でラウンドできないアナタに、セッティングやクラブごとの練習方法、コースマネジメントまで、多彩な切り口で紹介する橘のメイン・マガジンです。

90台で安定したら次の目標は90切り、80台でのラウンドですよね。ここからは緻密な戦略が求められます。上記マガジンでは物足りないアナタに向けたスコアアップのためのアドバイス集です。

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公開してきた記事本数も増えてきたので、それらをまとめたリンク集です。マガジンとは違う観点で記事を分類しております。

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最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、ホームコースでいつもラウンドをともにする先輩や、練習場のレッスンプロから教わったことを咀嚼しながら書かせていただいております。引き続きのご愛顧、よろしくお願いいたします。

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