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【ゴルフ】PWでバーディを獲ろう~いつでもスコア80台への道#12~

橘です。スコア80台を目前に足踏みしているアタナに金言をお届けする本コラム。今回のテーマはPWです。1日に数回あるかないかのチャンスをものにするためにどんな練習をすべきか? お話しさせてください。

18H1回のバーディで目標が近づく

グリーン

スコア80台を目指すアナタ。目標は18オーバー未満ですね。18ホール、たったひとつのパーと17個のボギーで89というスコアで目標達成となるのですが、世の中そんなに甘くありません。OB1回で2ペナルティ。そのあと最高にうまくいってもダボです。17個のボギーを獲るより、3、4回のダボは許容し、パーを4、5回は獲ることを目標にしたほうが現実的です。

18ホールをラウンドすることは、ハイキングのようなものだといつも思います。平坦な道もあれば険しい坂道もある。リスクのある近道もあれば、安全な遠回りが結果OKな場合もある。そして、ここで着目したいのは「平坦な道」=「パーであがりやすいホール」です。

スコアカード

スコアカードには「HDCP」といわれる、ホールの難度を示す指標が書かれています。たとえば6番ホールは「1」。これは難度が1番であることを示しています。一方7番ホールは「17」。下から数えて2番目にやさしいホール。つまり平坦でパーが獲りやすいホールなんですね。だからこの17番では確実にパーが獲りたい。

しかし、こうも思います。総距離は320Yそこそこ。ドライバーで220Y飛ばせば残り100Y。PWを軽く打てる距離。うまくいけばパーでなくバーディも狙えるホールなのでは?と。

18ホール中、たった1ホールでもバーディが獲れれば、全体の流れがすごく楽になります。ひとつのダボがボギーとして計算できる。ひとつのボギーがパーとして計算できる。すごく楽。だから私からの提案です。

残り100Yであれば、バーディを狙おう!

やさしくて難しい、残り100Y

距離が短めのパー4。セカンドショットがPWで打てる。パーはやさしい。だからといってバーディもやさしいとは限りません。

ピン位置が右

大きめのグリーンでもショートするとすぐに池。

ピン位置が左

ピンの位置が思いっきり左サイド。

バンカーに囲まれている

左右ともに深いバンカーが待ち構えている。

アナタはグリーンを目前にしてきっとこう考えるでしょう。「バーディを獲るために、ストレートボールでピンをデッドで狙わなければ」

いえいえ、実は違うんです。まずストレートボールを打つ。まっすぐなボールを打つことなんて 不可能なんです。

この記事でも書きましたが、丸くてディンプルという凸凹があるボールは、どんなプロでもサイドスピンが入り、少なからず左や右に曲がるものです。そして我々アマチュアは、右に曲がるなら常に右。左に曲がるなら常に左に打つ技術を身に着けるべきという提案をさせていただきました。ボールが右に左にとっちっらかっていては、なかなかスコア90の壁を破れないからです。

ただし、この話はショット全般です。PWで100Y、バーディを狙うショットを打つのであれば、ピンの位置を考慮してスライス、フックを打ち分けたい。そうすることで80台は当然、80台前半も見えてくるからです。

ピンの位置によって打ち分けたい

ピンが右スライスグリーン

ピンの位置がグリーンの右にある場合。ショットはできれば左サイドのフェアウェイからスライスボールを打ちたいです。仮にスライスしなくても100Yであればグリーンには残ります。狙いは1ピン左ぐらいでしょうか。

ピンが左フックグリーン

ピンが左であれば当然フック。狙いはグリーン中央。ゆるやかにフックすればピンに寄っていく。

このようにピン位置によって球筋を打ち分けたい。これはそこそこ難しいことです。だから「100Y限定の技術」として考えてください。150Yであれば、いつもの球筋でグリーン手前を攻めるのが無難です。要するに「残り100Yだけバーディ狙い、それ以外は50Yだろうと150Yだろうとパー狙い」ともいえます。

打ち分けるなら極端にやろう

本来難しい球筋の打ち分けですが、スコア90台で安定しているアナタなら、PW限定の技として身につけられると思います。まずは練習場でスライス、フックを打ち分ける練習を行いましょう。

ノーマルはこんな

いつものショットであれば、こんな感じ。

極端いスライス

スライスを打ちたいときは、これぐらい極端にフェイス面をガバっと開いてください。

極端にフック

逆にフックであれば、フェイス面が大きく左に向くようにおもいっきり被せてください。

スライスもフックも、まずは極端に大きく曲がる球を打つ。そして次第に曲がり幅を小さくしていく、という練習をしてほしいからなんですね。

極端にスライス解説

スライスを打つときは、ボールが左から右へ回転するように打ちます。フェイスを開いたママ、アウトサイドにテイクバックし、フェイスを返さないイメージでアウトに振り抜いてください。

スライスのイメージ

シャフトは縦振り。フィニッシュはクラブを担ぐような感じです。クラブヘッドが手を追い越すタイミングは通常のショットよりも遅めにします。

極端にフック解説

フックボールはその逆です。被せたフェイス面が開かないようにインサイドにあげて、アウトサイドに放り投げたあとに背中側に巻き付けるように振る感じです。

フックのイメージ解説

フックではリリースポイントが右足に近くなります。このようにしてまずPWでボールを左右に曲げる感覚を覚えてください。曲がり幅のイメージがわいてきたら儲けもん。コースで試しましょう。

PWで100Yを打つ。これはなにも短いパー4に限りません。例えば470Y程度の短いパー5でも3打目を100Yで打つ機会はあります。いやむしろ、パー5では3打目が残り100Yとなるよう、セカンドショットを打つべきなんです。

それでも残り100Yを打つ機会は、18Hでせいぜい3、4回程度でしょうか? 少ない。でも機会が少ないからこそ、ふだんからの練習が必要なんです。一度、集中的にPWを練習してみませんか? 続けることができれば「よし、今日もバーディ1個獲れてるぞ」という自分に気が付くはずです。

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橘ダイスケのマガジン一覧


一度100切りを達成しても、毎回100切りとはいなかいアナタのために、クラブセッティングや練習方法、マナー的なことからコース・マネジメントまで、さまざまな角度からご紹介している橘のメイン・マガジンです。


スコア80台達成となるとちょっとした工夫が必要になってきます。ただし技術的に90台で回れているのであれば、ほぼコース・マネジメントで80台は可能と思っています。上記マガジンを卒業された方はこちらをご覧ください。

橘のクラブセッティングや買ってよかったもの、ゴルフ場におけるマナーの在り方など、文字通り雑記を自由気ままに書かせていただいています。

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