【ゴルフ】パターをめぐる旅
橘です。今日はパターについて話をさせてください。パターをめぐる迷走の記録です。紆余曲折を経て新しいエース候補は「オデッセイ ホワイトホットプロ 2ボール」。しかし、この紆余曲折・迷走こそがゴルフのだいご味なんじゃないかと。
スコアの決め手はやっぱりパター
我がホームコースは、リバーサイドフェニックスゴルフクラブ。入会して早や10年。HCは24から順調に減り一時10に至りましたが、ここ数年完全な頭打ちとなり、セッティングを見直すなど、様々な手を尽くしてきました。
しかし先日のラウンドで先輩からこんな指摘がありました。
先輩「パターだわ。やっぱり。ほら前半は15パットで43で、後半は18パットで46でしょ。パターの差がそのままでてる」
私「いや、アプローチが寄りきらなかっただけですよ。パットに問題ありますかね?」
先輩「まぁアプローチは寄ればパット数も減るけどさ。でも5mとか入る気配、ぜんぜんないじゃん。それでいいの?」
そうです。確かに5mとか入る気がしません。なぜか? 先輩の結論はストロークが安定しないことでした。それ、実は心当たり、あるんです。
短くてバランスの軽いパターを愛用
現在のエースはオデッセイ ホワイトホット 2ボール(初代)。中古でわずか4,000円で購入したんですね。シャフトの長さは31inch。ヘッドも軽くてこれはこれで打ちやすいと思っています。実際にも記事に書いたぐらい。
バランスが軽くて短いパターの利点。それはショートパットでラインを出しやすいことです。事実、1mはそこそこ入れる自信があります。
しかし、軽いがゆえに手で操作することに慣れてしまい、いわゆるミドルからロングパットの場合にストロークが安定しないのです。それはなんとなく気が付いていましたが、いかんせんショートパットを外したらスコアにならないので、ミドル・ロングレンジのパットは自分のなかで捨てていたんですよ。
だからパターを買うたび、いつもややこしいことをしていました。市販されている最短のパターは33inchなので、いつもショップに持ち込みシャフトカットしていたんです。かつて愛用していたオデッセイ ホワイトホットプロ ナンバー7なんかもそうでした。なんか日本人が使うパターは長すぎるという記事を読んで感化されたような気もします。
いやいや、さすがに31inchは短いか。エースはエースとして、サブでちょっとパターを買い足そうかな。でも最近のヘッドは重いからなぁ。そんなことを考える毎日でした。
アメ横の中古ショップで劇的な出会い
暇な週末。久しぶりにアメ横のゴルフショップ巡りに行きました。いつもなにも買いません。見るだけ。でも二木ゴルフ中古ショップであったんです。オデッセイ ホワイトホットプロ(初代)の2ボールが。
ほとんど使用感のない美品です。正確には分かりませんが、たぶん7~8年前にリリースされたモデルです。2年ほど前に「2.0」というモデルが発売されていますが、それより前の初代。「プロ」とかたいそうな名前が付いていますが、当時発売されたときの最安値は12,000円ぐらい。
ヘッドカバーに至ってはマジックテープ式のほぼビニール製。安っぽい。あからさまなエントリーモデルです。しかし、最近のモデルと比べてヘッドが軽い。しかも美品。ついつい、購入してしまいました。
グ、グリップがない!
パターはいつも中古しか買いません。いぢくりまくるためです。いつものようになじみのショップに持ち込みます。シャフトカットしてグリップを交換を依頼するため。今回はせめて32inchぐらいにとどめよう。グリップは最近松山英樹も使っているというラムキンで。
これいいです。手が小さく指が短い私にぴったり。価格も1,500円程度というのも高評価。
私「ども~。ごめん、またよそでパター買っちゃった。シャフトカットしてグリップ交換、お願いできるかな?」
馴染みの店員「すんません、ラムキンのグリップ、品切れなんですよ。松山がマスターズで優勝して以来売れまくってまして。メーカーも欠品みたいで、ほんといつ入荷するかぜんぜん分からなくて・・・」
私「マジかいな・・・」
グリップはほとんど外国産らしいんですが、どうも現地もコロナ禍で生産能力が落ちてるらしい。ラムキンに限らずグリップ全般が全国的に品薄らしいんです。なんとなく知っていましたが、まさか入荷未定とは。
いま店頭にあるグリップでラムキンっぽいのはありません。一瞬、別のメーカーのグリップで妥協することも考えたのですが、せっかく出会えたラムキン。妥協はしたくない。そこで手元にあるパターから抜いて差し替えることにしました。
私「グリップは買わないけどさ、いまあるパターのグリップを抜いて、よそで買ってきたオデッセイ ホワイトホットプロ 2ボールのシャフトを1inchだけカットしてよ」
……さすがにそれはいえません。散々悩みました。グリップは妥協できないけど、パターの長さはそのままでやってみることにしました。仕方なし。
始めての「自分でグリップ交換」
やるぞ、自分でグリップ交換! ショップでグリップ交換用のキットを購入しました。要するに両面テープとシンナーのセット。別にゴルフ用品として購入することもなかったのですが、なんか別々に買うのもめんどくさいので購入。1,500円。
まず手元にある初代2ボールのグリップを抜きます。グリップの両側からシンナーを吹き込み、ゆっくりと浸透させます。グリップを強く握りながらぐるぐる回したあと、一気に抜きます。やればできる。ちょっと苦労しましたが、ちゃんと原型を保ったまま、抜くことができました。
新しく購入したオデッセイ ホワイトホットプロ 2ボールのグリップもそこそこキレイでしたが、そのまま外しても利用はしないので、カッターでざっくりカット。下地にある両面テープを丁寧に剥がして貼りなおします。
よし。準備できました。スプレーでたっぷり濡らし、グリップの内側もシンナーでびしゃびしゃにします。このびしゃびしゃというのがポイントです。
えい! 一気に差し込みます。コツをつかんだみたい。ボールを打ちながらグリップのズレを修正していきます。いい感じ。3時間もしたらグリップは固定したみたいです。よしよし。
ラインを引いて完成!
グリップを交換したあと、まじまじと2つの2ボールを眺めます。まだ大事な儀式が残されています。それは白いサークルの中央に油性マジックで黒い線を引くことです。
近視で乱視の私は、カップまでのラインを取るのが大の苦手です。2ボールにマジックでラインを入れたらとても打ちやすくなったので、ここ数年この加工を続けています。手書きなんでめんどくさいのですが。。。
まず厚めのビニールテープを用意します。
慎重にビニールテープを貼ります。
ビニールテープを貼っていないところに少しずつ油性マジックを当てていきます。
一通り塗ったら、ビニールテープを剝がします。素材の関係でしょうか、白いサークルの部分にギザギザが出来てしまいました。ちょっと目立つので、定規を当ててボールペンでギザギザが目立たないように線を入れていきます。なんなら最初から定規を当てて線を引けばいいと思うんですが、それだと定規にマジックが付いてにじんでしまうんですよ。
はい、できました。とっても手間がかかりました。でもその分愛着がわくってもんです。わずか1万円足らずでエース候補の完成です。
リビングのカーペットで何度か打ちます。シャフトは短くできませんでしたが、バランスが整ったからでしょうか、いい感じでストロークできています。線も太すぎるような気もしましたが、慣れてしまったら逆に見やすくていい感じ。これは期待できそうです。
さっそくコースでテストしました
このパターが仕上がった翌日。もともと予定していた練習ラウンドに行きます。もちろんコースに早めについて、練習グリーンで入念に練習。いつものルーティンです。
梅雨の合間の晴れ。風も少しあり、汗ばむぐらいではあるものの、とても気持ちのいいラウンドでした。結果は……
30パット。まぁまぁ。非常にまぁまぁです。一度だけ4mぐらいのパットが入りました。
よし。しばらくこれでやってみよう。パター選びの旅に終止符は打てるのでしょうか? とりあえず2021年の夏は、オデッセイ ホワイトホットプロ 2ボール(初代)と向き合います。
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橘ダイスケのマガジン一覧
一度100切りを達成しても、毎回100切りとはいなかいアナタのために、クラブセッティングや練習方法、マナー的なことからコース・マネジメントまで、さまざまな角度からご紹介している橘のメイン・マガジンです。
スコア80台達成となるとちょっとした工夫が必要になってきます。ただし技術的に90台で回れているのであれば、ほぼコース・マネジメントで80台は可能と思っています。上記マガジンを卒業された方はこちらをご覧ください。
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記事本数も増えてきたので、それらをまとめたリンク集記事です。クラブセッティングや練習場など、マガジンとは違う観点で記事を分類しております。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回は私のパター選びの話。こんな手前勝手な記事に付き合わせてしまい、申し訳ございませんでした。引き続き、ゴルフ好きのみなさまの学びにつながるような記事を投稿できるように精進いたしますので、今回ばかりはご容赦いただき、いいね、コメント、ぜひお願いいたします!
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