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体を整えるウォーキング 腕の振り2

体を整えるウォーキング 腕の振り1で
歩行は四輪駆動とお話ししました。

四足獣時代のなごりで、
肩甲骨と鎖骨が脚の骨盤に相当し、
人の歩行は両腕と両脚の4つのパーツで
機能します。

車のエンジンの動力はシャフトを通し
タイヤに伝わりタイヤが回転します。
そのシャフトに相当するのが
背骨である脊椎であるとお話をしました。
今回は両腕をしっかり振ることの反対の
腕を振らない場合のお話をします。

犬の散歩、通勤の歩き

私は施術を受けに来られた方全員に
歩いて下さいと伝えます。
どんな症状の方に対しても歩いて下さい
と伝えます。
足の捻挫や骨折で痛みがある場合を除きますが
全員に言います。

歩行の話をすると多くの方が、
犬の散歩で毎日歩いてるとか、
通勤通学で毎日歩いてますとか、言います。

犬の散歩や通勤通学での歩きとは別に
しっかりとした歩行をして下さいね、
と伝えます。

犬の散歩や通勤通学の歩行は、
体力が付いたり体を動かす点で
悪くはないのですが良くはないです。

では何が良くないのかをお話をします。

片手歩き

犬の散歩で見ると、
犬の散歩の場合は犬に紐(リード)をつけ
概ね利き腕の方でリードを持ちます。
大型犬で力のある犬の場合は、もう一方の
手を添えて歩くこともあります。

片手にリードを持ち反対の腕を振りながら
歩くと思います。

この片手だけを振ることが良くないと
考えています。

ではこの片手歩きの何が良くないのか。

手漕ぎボート

皆さんは一度は手漕ぎのボートに乗ったことが
あると思います。

ボートはは尖った方が進行方向で、
進行方向に背を向けオールを漕ぎます。
そのくらい知ってるよ、と怒られそうですが(笑

進行方向を変える場合は、右に行きたい時は
右のオールだけを漕げば右に曲がれますよね。
左に行きたい時は逆をやればいいですよね。

ブルトーザーなどのキャタピラーがついた
乗り物も同じですね。

これと同じで、片方の腕だけを振っていると
上半身の回転が左右均等にならないので
どちらかの方に回転し捻じれていきます。

通勤通学で片手にカバンを持ったり、
傘を持って歩くことも同じですね。
長年この状態で歩きをしていると
上半身の捻じれが出てしまいます。

体の捻じれ

回転は頭の上から見下ろし
右か左に捻じれた状態を作ります。
直立した状態で後ろから見ると、
背中から腰にかけて
どちらかが出っ張ってるように見えます。

前屈を後ろから見ているとよく分ります。
出っ張っている方に捻じれている、
と言うことです。

この捻じれが後々様々な問題を
起こしていきます。

捻じれが引き起こす現象

少し話がズレますが、
前に書いた「画像診断の欠点」の
補足になりますが、
特にレントゲンの場合、2次元で見るため
捻じれの場合は出っ張りと写ります。
背骨の出っぱりは側弯症と診断されます。

この回転している力を止めないと
捻じれが強くなり後に脊柱管狭窄症などの
障害を起こすと考えています。
脊柱管狭窄症に関しては別でお話をします。

犬の散歩や通勤通学で捻じれた体を
リセットとすると言う意味でも
しっかりとしたウォーキングをしましょう!















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