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脚のしびれ

良くならない脚のしびれ

私は自己紹介でも書きましたが、小学校6年生の
ころから右脚のしびれに悩まされいていました。
今の医療業界に入るまで脚のしびれを抱えて
いました。

大人になって整形外科を受診して
リハビリをするようにとリハビリ室で電気を
かけていましたが、
一向に改善しませんでした。

そこにいた理学療法士の先生に、このままだと
体が曲がるかもしれない、とも言われました。
医療の知識がなかったため不安感な気持ちに
なったことを記憶しています。
現在、体は曲がっていませんが(笑

今、脚にしびれを抱えている方も同じよう
薬を中心とした治療をしていると思いますが、
なかなか思うように良くなってないと思います。

神経圧迫説

一般的に脚にしびれが出た場合、腰を疑い
腰のレントゲンを撮り腰椎に何かの障害があるか
判定します。

レントゲンでは骨の状態は分かりますが
筋や腱そして靱帯などの軟部組織の状態は
よく分りません。

レントゲンを撮って、骨は大丈夫ですね、
と言われ
椎間板が少し薄くなった状態の画像の場合、
ヘルニア《※》ぎみですね、とも言われます。

ヘルニアの場合、もう少し酷くなったら
手術しましょう、と多くの方が言われたか、
言われていると思います。

私の場合は、骨にも問題がないし
ヘルニアでもないのにしびれがありました。

レントゲンでヘルニアが写った場合、椎間板の
内容物が背骨の後方へ押し出され、脊髄神経を
圧迫するから神経障害で痛みやしびれが出る、
とされいます。

※ヘルニアとは、逸脱したという意味で、
腰の椎間板においては中に髄核とう柔らかい
球状のものがあり、その髄核が背中の方へ
押し出された状態を言います。
髄核は画像上はっきり写らないので、
椎間板が少し薄くなっている状態をヘルニアぎみ
と言われることが多いです。

下の画像は、私のところに両脚のしびれと
腰痛で来られた方のMRI画像です。
整形外科を受診しMRIを撮り、圧迫骨折と
脊柱管狭窄症と診断され手術をしましょうと
言われ、手術をしたくないと画像を
持って来られました。
(脊柱管狭窄症に関する記事は後述いたします)

圧迫骨折と脊柱管狭窄症

この画像を見る限り、第4腰椎の椎体が
圧迫骨折をして後方の脊柱管を圧迫し、
脊柱管狭窄症を誘発しているように
見えます。

通常、脊柱管が圧迫されているので除圧のため、
後方の靱帯や棘突起を切除する方法があり、
手術をします。

これが神経を圧迫しているから、痛みやしびれが
発生しているのだ、という発想で
その処置となります。

結果から言って、この方は手術をしなくても
脚のしびれと腰の痛みがとれています。

しびれや痛みがとれたということは、
画像の見た目での圧迫ではないということです。

神経が圧迫されているから、悪いんだ、と
呪縛にとらわれているような気がします。

神経は引っ張り力に弱い

写真の方が神経の圧迫ではない場合以外は
何が考えられるのでしょうか。

私は神経に対し引っ張り力が加わっていると
考え、その引っ張り力は何で働いているかを
演繹しました。

昔、ボールを遠投すると肩に痛みを感じ
手に力が入らないことが良くありました。

この現象を今考えると、
遠投により腕に遠心力がかかり肩関節を
引っ張り、肩の神経を引っ張ったので
肩の痛みと神経の伝達が悪くなり、
手に力が入らなくなったのではと考える
ようになりました。

結果、写真の方は
脊柱管狭窄症付近の筋肉の引っ張り力を
取り除く処置をしたことで改善しました。
改善したことで演繹は確定し、神経に対しては、
圧迫より引っ張り力だと確信しました。

その後も脊柱管狭窄症の方は程度の差は
ありますが、たくさん来られています。

同様の考えで神経が障害されているところを
鑑別し、神経を引っ引っ張っている力を除去する
処置で100%改善しております。


















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