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カメラの条件

カメラに興味を持ち出したのが2021年下旬。
実際に手にしたのが2022年始め。
ってことで私のカメラ歴は10ヶ月そこそこ。
まだまだ超初心者なんですが、
欲しい(興味ある)カメラは目まぐるしく変化しました。
今回はその変遷を書いてみたいと思います。

元々「写真なんてiPhoneのカメラで十分でしょ。ちゃんと綺麗に撮れるし、その気になれば雰囲気あるものにも加工できるし。」って考えで過ごしてきたんですが、帰省した息子が所有していたCanon EOS Kiss M2を軽い気持ちで触ってから考えが一変!! 「カメラってめちゃめちゃ楽しいやん!!」となってしまったのが始まりでした。

息子のCanon EOS Kiss M2

そこからはどのカメラを買うか、
ネットや雑誌の情報を漁る日々。

息子と被るのは癪なのでCanonはすぐに脱落。

ファインダーを覗いて撮りたい…かと言って真ん中にファインダーがあるデザインは好みじゃない…ミラーレス一眼で予算は10万円程度(中古でも全然いい)…センサーサイズはAPS-Cで十分…とか考えていったら必然的にSONY一択。

メルカリで血眼になって検索した結果、標準ではなくSEL28F20レンズが付いたα6400に出会ってしまうのでした。

バージンカメラ α6400+SEL28F20

ここからついに私のカメラ人生がスタートします。

最初は「カメラはやっぱMFでしょ」っていう根拠のない勝手なイメージで、思い描いていた"ファインダーを覗いてフォーカスを合わせてシャッターを切る"という理想のスタイルを楽しんでいました。要は写真の出来より撮影"スタイル"を楽しんでいたのです笑。

しかし雑誌やSNSに溢れるフォトグラファーの方々の作品を見ていくにつれて、「自分もこんな構図のこんな色味の写真を撮りたい」という風に思考が変化していきました。

で気付いたのが、M型LEICAで撮影された写真の感じが好みだってこと。

そこからはどうにかしてM型LEICAを手に入れることができないかってことばっかり考えるようになりました。

欲しいのはプロフェッショナルモデル。あのLEICAの赤バッジを廃した真っ黒なステルスデザインに惹かれまくったのです。なんなら背面モニターすら無くしたM10-Dなんて私の物欲を刺激しまくりでした。ちなみに敬愛する藤原ヒロシ氏もこれを愛用してるとのこと。もう尚更です。

M10-DやM10-Pのステルスデザインに萌え

でもほとんど世に出回ってないし、中古ボディだけで100万円以上するので、そもそも手が出せる訳がありません。

ならばQ2ならどうだろう? 一世代前のヤツならQ-Pっていうプロフェッショナルモデルもあるじゃん。下手したら50万円くらいで手に入るかも。この辺りは金銭感覚がバグってます笑。冷静になると50万円でも簡単には無理です。結果…雰囲気だけでも味わいたくて、手持ちのα6400に黒テープを貼ってPモデルだぁなんて自己満に浸るという痛いおじさんになってしまってました。

α6400-P笑

あっ…ちなみにこの頃、レンズを替えてみたらエモい写真が撮れるかもと思いオールドレンズに手を出しています。すぐに飽きましたが。

M型LEICAやQ2,Q-Pを諦めきれず悶々とMap Cameraの中古在庫を検索する日々の中、久々にビビッとくる機種に出会います。

FUJIFILM X-Pro3。

ビジュアルはモロ好み。なんちゃってレンジファインダーなOVFも使えるし、かと言ってちゃんとEVFにも切り替えられる。何よりもデフォルトで背面モニターが隠れている超スパルタン仕様。フィルムシュミレーションでエモい写真も撮り放題。そしてボディ20万円台。中古だと10万円台もチラホラ。もう完全にこれでしょ。これしかないでしょ。

いや…ちょっと待って。α6400もそこそこ持ち出して使っていたものの、どこかで「レンズキャップ取ってポケットにしまって電源入れてMFでピント合わせるのがなんか面倒くさいなぁ…ってかいくら軽量な部類に入るっつったってそれなりの大きさや重さはあるよなぁ…なんか実はそんなに気軽には使えないなぁ」って思ってない? それなのにまた同じようなヤツ? なんならα6400よりデカいし重いよ? そんなのホントに使う? って自問自答。

結局自分が求めるカメラの条件は、
「気軽に持ち運べて目立たずサッと撮れる」ってこと。

写真は撮ってなんぼ。カメラの持ち運びや撮影までの儀式が億劫で結果撮らなくなったら本末転倒。

で…行き着いたのが…GRⅢxでした。

愛すべきGRⅢx Urban Edition

ポジフィルム調のモードなんて、まさに自分が撮りたかった色味ドンピシャ。シャッター音も小さくて目立たないし、Urban EditionだとGRロゴが黒なので本体自体も
より目立ちません。正にステルスなプロフェッショナルデザイン。

もう大満足で大好きなカメラです。
いまのとこ一切不満はありません。
最初っからこれにすればよかったとさえ思う始末。

カメラに興味を持ち始めた頃からするとだいぶ考え方が変わりましたが、それは、なんとなく"格好だけ"から"気に入る写真を撮りたい"って意識に変わったんだと今となっては思います。ちゃんと健全になったというか…。

とにかく悶々とした物欲地獄から抜け出せてホント良かった。スッキリとした気持ちで本来の写真撮影を今は楽しんでいます。

ってことで、生意気にもダラダラと長文を書き綴ってみましたが、あくまでカメラ歴10ヶ月そこそこの超初心者な私の現時点での独断と偏見な一意見ってことを十分にご理解ください笑。

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