集中するために、素晴らしいアイデアにNoと言う (「イノベーション金の知恵」)
今週の「イノベーション金の知恵」を皆さまにお届けいたします。
アップルのスティーブ・ジョブズは、1997年の開発者会議で言いました。
「アップルは数年間、お粗末なマネジメントに苦しんでいました。間違いなく面白いことなのですが、18の異なる方向に向かっている人たちがいました。優秀なエンジニアたちです。でも、お粗末なマネジメントでした。
何が起きていたかというと、様々な動物があちこちに散らばっており、まとまりのない牧場のような感じでした。
全体が部分の和に満たないのです。ですから、我々が向かう基本的な方向性、意味のあるものとそうでないものを決定する必要がありました。
多くのものは意味がありませんでした。小さい単位でみると意味があったのかもしれませんが、総体的にみると全く意味がありませんでした。集中とはNoと言うことです。(中略)
集中によってもたらされるものは、本当に素晴らしい製品であり、全体が部分の和を凌駕しているのです。」
ティム・クックは、2009年の国際会議でこのメッセージを繰り返しました。
「我々は毎日、良いアイデアにNoと言います。少ない数のものに集中するために、素晴らしいアイデアにNoと言います。そうすることで、選択したものに莫大なエネルギーを注ぐことができ、世界に最高の製品を送り出せるのです。」
アップルは、6つの主力商品だけで、時価総額が2兆1770億ドルです。
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