パラメーターを振り切ってイノベーションを起こす

根強いファンが多いペヤングがすごい商品を出しました。

7倍「ペヤング」4000キロカロリー「1人で食べないで」
2020/10/27 18:11

まるか食品が11月2日に発売する「ペヤング 超超超超超超大盛やきそばペタマックス」まるか食品が11月2日に発売する「ペヤング 超超超超超超大盛やきそばペタマックス」

まるか食品(群馬県伊勢崎市)は通常の約7倍の大きさの「ペヤング ソースやきそば」を発売する。11月2日にコンビニで先行発売し、同16日からスーパーなどでも展開する。パッケージには「絶対に1人で食べないでください。」と注意書きをし、家族や友人でシェアしてもらう食べ方を想定している。

通常の7倍の量で、「一人で食べないで」というキャッチがものものしくて、とってもいい感じですね。

・この商品の真の狙いは?
・「一人で食べないで」というキャッチは誰が考えたのか?
・どうやって社内の了解を取り付けたか?(反対はなかったのか?)

などなど興味は尽きませんが、ゴールドラットチャンネル「金の知恵入門」シリーズでは、このようなWOW!と呼ばれる商品や、ぶっ飛んだサービスを開発する際のヒントになる

「イノベーションシリーズ」

の公開に向けて着々と準備中です。ベースは下記の書籍ですので、ぜひ予習も兼ねてご覧ください!(^^)

「優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか? 
 限界を突破するTOCイノベーションプロセス」(岸良裕司著)

この本の冒頭では、WOW!と言われる価値を見つける<3つの目>として

・顧客の目
・市場の目
・商品の目

が挙げられています。今回の「ペヤング ペタマックス」は、商品のパラメーターを振り切るという意味で、「商品の目」にピッタリの事例です。

パラメーターとは、商品が持っている大きさ、重さ、色等々の「属性」の事で、それを極端に振り切る事で、新しい価値が生まれるかを考えます。

「ペヤングペタマックス」は、”量”を振り切ったわけですね。

もちろん逆に「ペヤング ナノサイズ」という一口サイズのスナックみたいな商品も企画可能です。(価値が生み出されるかが要検証)

いづれにしても、マンネリなアイデアしか出てこないのであれば「そんなバカな」と言われるほど、極端に振り切ることが、新しいブレークスルーを生み出すきっかけになることがあります。

ただ、最も重要なポイントは。。。。。

「発想法だけでは、イノベーションは生まれない」

ということ。そう。発想法だけじゃダメなんです。

ご存知の通り、発想系の本ならすでに山ほどあります。

また本当に現場でアイデアが出なくて困っているかというと、実はそうでもないんです。もしかすると、皆さんの会社でも同じ状況ではないでしょうか?

つまり、アイデアはポコポコと毎日のように生まれているんですが、社内の審査プロセスで「ゴミ箱に捨てられている」んです。

心当たりありませんか?

実は、上記の書籍の肝は、イノベーションを生み出すためのプロセス(流れ)を社内に作ることで、発想法はその一部に過ぎないと喝破しています。

流れ(FLOW)を重視する制約理論から言えば

アイデアの実現をスタックさせるボトルネックを解消する

と言い換えられるかもしれません。

いかがでしょうか?

イノベーションをプロセスで起こす

というキーワードにご興味がある方は、ぜひ書籍を手に取ってくださいね。

そして、最新版の金の知恵入門を最速で見るために、ぜひチャンネル登録をお待ちしています。


執筆者:若林計志 (Kazushi Wakabayashi) 
予備校のカリスマ講師の衛星授業のあまりの面白さに大きなショックを受けて以来、下手な対面授業より、一流の映像授業の方が絶対に価値が高いことを確信。世の中に蔓延する「つまらない授業」「眠たい勉強」の撲滅を目指し、読書会からシンポジウム、MBA/ビジネススクール(大学院)まで、世の中のあらゆる教育・学習をデジタルコンテンツ化してきた。

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