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ロケットマン【2019年米・英合作/エルトン・ジョンの半生記】アーチストの生涯は魅力満載!

エルトン・ジョンの半生記であるから、あまり説明は要しないだろう。
イギリスのロックといえば、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーン辺りが真っ先に頭に浮かぶ。エルトン・ジョンは、代表作もうろ覚えだ。

コンサートを終えたらしきエルトンが、ステージ衣装のまま、スタッフとの打合せに加わる。
自分の半生を、アル中(今は、28年間断酒継続中とのことだ。)、薬物依存、買い物依存、そして、セックス依存の同性愛者と断り、幼少期から振り返る。
神経質な父、母の不倫を理由に家から出て行く。王立音楽院に入学、ロックに目覚め、アメリカのグループのバックバンドを務め、名を上げる。
苦手な作詞は、バーニーに任せ、50年来の友情を築く。
しかし、寄ってくるプロデューサーらが、ことごとくエルトンを求めてくる。
ロスの自宅でのパーティ、エルトンは薬剤を大量に酒で流し込み、朦朧となる。
プールの飛び込み台に立って、次の出し物は、僕の自殺ショーと宣言して、プールに飛び込む。プールの底には、ピアノに向かう幼いエルトンが。直ちにすくい上げられて、一命を取り留める。
母に、思い切ってゲイであることを告白。しかし、母は、そんなことは分かっていたという。
いつしか、エルトンは、衣装を脱ぎ、スタッフの輪に、父母に、祖母が加わっている。エルトンは、I'm still standingを歌う。

同性愛にはアレルギーがあるが、外人アーチストの半生には、光りと影がある。下手な映画よりよっぽど泣ける。
エルトンが、F.マーキュリーのように、夭折しなかったことを喜ぼう。

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