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波乱の乗り継ぎ編!Mission ImpossibleをPossibleにできるか?!?!

前回の”エコノミーの航空券を買ったつもりがなぜかビジネスクラスの席に通された話”続編になります。

順調に飛行を続け、予定よりも早くヘルシンキに到着

飛行中は特に乱気流に巻き込まれることもなく、間もなくヘルシンキに到着です。ここからはいよいよドキドキの乗り継ぎミッション。

着陸前、座席のモニターで乗り継ぎ方法を紹介するビデオが流れます。
ムーミンのぬいぐるみを抱いた女の子が一人でパスポートチェックと保安検査を通過し、スムーズに乗り継ぎ手続きが終わりました~めでたしめでたし。

↑まさしくこのビデオです。

もともとスケジュール上の乗り継ぎ時間は1時間でしたが、結果的には1時間40分ほど時間ができました。このうち40分ほど手続きにかかると仮定すると1時間ほど自由時間ができます。折角なので免税店を見たりムーミンショップでも見ようかなと思いながらワクワクしていました。

ヘルシンキ空港で乗り継ぐ!~あれ、ビデオと違うぞ?!?!

空港に降り立った私は職員さんに道を聞きながら乗り継ぎのためのパスポートチェックに向かいます。

そして到着してみると…

なんだこの長い列は。ビデオと違うやんけ。

そうなのです。なぜかこの時期に空港が工事をしており、パスポートチェックの窓口が少ない。
追い打ちをかけるように私が渡航した8月下旬は夏休みシーズン。
北欧人気が高まっていたこともあって私の前にはツアー客の長蛇の列が。

※日本各地から飛ぶヘルシンキ行きの飛行機は似たような時間帯に到着するので一時的に日本人比率が高まります。

この長い列がいつまで経っても前に進まないのです。

おかしいなぁ。ビデオの女の子は瞬殺で通過してたのになぁ。

待っているばかりでどんどん時が流れ、ようやく私の番になった時には到着してから1時間以上経過していました。思ってたんと違う
しかも留学で長期滞在だったので色々な書類を見せなければならず、パスポートチェックが終わった時点で次の飛行機が離陸するまで残り20分

ここから保安検査を抜け、搭乗口のゲートまでたどり着かなければなりません。

ミッションインポッシブルをポッシブルにできるか?!

保安検査にももちろん人は並んでおり、通過するまでに10分かかりました。

残りあと10分。

空港の案内表示板で瞬殺でゲート番号を見つけ、ひたすら案内表示の指す方向へ走ります。

ゲート前に酸欠状態でたどり着いたときは離陸時間の5分前でした。

窓口では日本人係員の方が待機していて「〇〇(私の名字)さんですか?」と尋ねました。

「はい、パスポートチェックで…時間が…かかりまして…すみません!」
(もう息切れ)

「そうだったんですね!とにかく早く搭乗してください!」

どうやら私の名前が空港中にアナウンスされていたようなのですが、全然気づきませんでした。本当に申し訳ない。

ボロボロの燃え尽き状態でようやく席に座ると、近くに座っていたビジネスマンらしき人から「大変だったみたいだね、大丈夫?」と声をかけられました。はい、大丈夫ではありませんがどうやら生きてるみたいです。

先ほどまでの優雅な旅から一転して珍道中へと変貌してしまいました。

結局私の後にも何人かアジア系の乗客が駆け込んできたので、どうやら私だけではなかったようです。

抜け殻状態のままストックホルムのアーランダ空港へ。機内食最高(2回目)

定刻から10分ほど遅れて飛行機は動き出し、無事ストックホルムのアーランダ空港へ向けて出発です。

フライト時間は1時間ほどですが、乗り継いだこの便でもなぜかビジネスクラスの席に案内され、軽食と飲み物が出されました。
ターキーのサンドイッチ美味しかったなぁ。
抜け殻の体にしみわたりました。
※ビジネスといっても、短距離路線で大型機ではないので、機内前方の少し広めの席って感じでした。

先ほど声をかけてくれたビジネスマンは優雅にコーヒーを飲みながら新聞を読んでいました。いつかあんな風に優雅に空の旅を楽しみたいと思った私。
未だにそんな理想の過ごし方はできていません。

ストックホルムに到着!初日は空港のホテルに泊まりました。

ようやく最終目的地のストックホルム アーランダ空港へ到着。
入居する寮のカギは次の日から受け取れることになっていたので、この日は空港内のホテルに泊まることになっていました。

”Priority"タグのついた重たいスーツケースを引きずりながら、滞在するホテルを探しに空港内を放浪します。
この空港、ターミナルが5つあり、私が到着した第2ターミナルとホテルがある第5ターミナルは結構遠かったです。めちゃ疲れた。
ターミナル間連絡バスもありますが、その時点では知りませんでした。

空港内にセブンイレブンがあることに感動し、飲み物と軽食を購入してホテルへチェックイン。

成田~ヘルシンキ間で爆睡したのに、疲れがどっと出てすぐにベッドに入りました。夜の9時くらいまで外は明るかったです。

トラブル上等なんでもかかってこい!

ドキドキの留学初日からこんな怒涛の一日になり、でも無事に到着することができたので、最初から肝が据わりました。色んな意味で…

留学生活にはトラブルがつきものですが、最初にこんな大きいことが起こったので留学生活中に起こった大抵のトラブルは笑って過ごせました。
だって私は誰が何と言おうとスウェーデンまで飛行機を乗り継いで一人で来れたんだもの(謎の自信)。

まぁその後在留ビザのカードが届かなくて大変なことになりましたけどね。


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