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【ハーフ育児】登校拒否したとき

小学校に上がり、日本語がおかしかったり、授業についていかれなかったりする長男。
クラスに、それをちょっかい出す子がいたんです。
「△くん、蹴ったり、僕の前に立っていかせてくれなかったりするんだ」
「ぼくをLazy(なまけもの)って言うの」
「もう△くんが嫌でしょうがないんだ…」
という事があります。(だいたいいつも△君とその仲間)

でも、親の心配をよそに、朝の登校時は友達(別の子)を見つけると元気に合流します
道の遠くからも「〇〇く~ん!!」と叫ばれるくらい
基本クラスメイトとは仲良し

友達がいないわけではなさそう…

子どものことだけを信じていると「あれ?」と拍子抜けすることもあり、何が本当か見極めないとモンスターペアレントになりかねませんよね…(汗

それでも、たまに長男からSOSが発せられることがあります。
それを見逃さないためにも、子供の意見は、他方からみて、自分の経人生験と相対的に評価して判断していこうと思います。

先生からかってくる電話・対応


長男だけではなく、小1なら良くありそうな内容ですが。

・授業中、教室から逃げ出す
・おしっこを漏らしてしまう
・よく「おなかが痛い」といって体育などに参加しない
・ケンカすることもある(男の子とのみ)
・係の仕事がうまくできない
・宿題が間に合わないけど大丈夫?
(毎日頑張っていても時間がかかるためしょうがない)


電話や連絡帳などで先生から発信してくれています
私は息子や先生と一つずつ向き合います。

・相手がいる場合は当事者の親または先生を通して謝罪
・教室を出た理由を傾聴する
・担任の先生は40人近い子をみるので、教室を離れられないことを説明
・保健室の先生に相談できることを説明
・うちの子が教室活動や宿題ができない理由や逃げる理由を先生に伝える

冬休みまでには、だいたいの問題が解決してきています。

「行きたくない」サイン・対応

いままでに何回か朝に「おなかが痛い」と言うことがありました

快便だし食中毒や風邪等の症状はなく、おなかも柔らかい。

そういう時、自分が仕事がある時は、「どうしても無理なら迎えに行くから、先生に言うこと」と約束し、登校させます。
それで学校から連絡があったことはありません。

自分が休みの平日に「学校にいけない。おなかが痛い」と言うときは
「じゃあ今日一日だけ休んでみる?勉強はおうちでやるよ」と言って休ませるようにしています

だいたい次の日は何事の無かったように学校へ行ってくれます。

親には説明できない、何かがある時しか言わないので
気持ちが落ち着くなら、1日くらい休ませてもいいと思います。
皆勤賞だとか将来の成績より「今の彼を守ること優先」です


子どものストレス・対応

楽しいように過ごしていても、取り出し指導や入り込み指導を受けていたりする生活、先生の配慮で、授業では当てられないようにしている、「なまけ者」と呼ばれたりするともある等で、強いコンプレックスやストレスがかかっているのも分かります。

小1は、言うほど周囲も気にしていないことが多いですが、悪意は無く自分の知らない世界を「変なもの」と全否定する子も多いと思います。

英語をはなす長男の前で「変なの~」と言われたこともあります

言うのは簡単ですが、言われた子は一生心の傷になるかもしれません。

大人になって「ユニーク」「個性」を受け入れられるようになったらまだマシですが、私の周囲(特に職場)はいまだに「普通じゃない人=変人」と決めつける傾向がある人が非常に多いです。

話すと長いですが、私も30手歳前まで、一方的に心無い言葉を浴びせられたことは、嫌というほど何度も何度も何度もあります。
私の個性があなたに迷惑をかけた?私は人を否定していなくても、相手は私の生き方を否定します。

悪意なくとも、個性(自分)を否定されるとストレスマックスですよね。


長男には、「あなたのそれがいいところだ」「みんなは知らないだけ」と伝え、同じように「他の子をジャッジしないこと」を常に教えています。

親の経験が息子の助けになりますように

私自身も少数派・個性派な方なのですが(周囲から「変わっている」と言われているためそう自覚しています)
人の考えに干渉・強要せず、周囲に迷惑をかけなければ個人の自由だと開き直るまでになりました。

小学校の時は兄の影響で少年誌を読んでいたら、クラスの女子「少女漫画組」から「ジャンプ読んでいる子はあっちいって」と言われた記憶は今でも残っています。

こどもは自分の知らないことをしている子を「排除」しようとします。

私は仲間になりたくて、小学校では「りぼん」や「なかよし」を読み、高校では友達とファッション雑誌を囲んで流行りについていこう、と努力しましたが、心身疲れたことを覚えています。

人生で「いじめ」られたと自覚したことは無いですが、他の子と違うことで「仲間はずれ」や「疎外感」は30代まで経験しました。

否定されると、自己肯定感が下がり、成長が止まってしまします。

長男は、日本のTV番組を観ないし、ヒーローや有名人、芸人の名前すら知りません。さらに公用語でない英語を話す子を「排除」しようとする環境に揉まれるかもしれません。
私は一貫して「戦うな」「勝ち負けはない」と言い続けます。

自分を変だ、と言っている人の意見を聞くことも大事な経験です。
そこから色々な考え方の一つであると受け入れ、比較し、分析し、自分が傷つかないよう自己成長していってほしいと願っています。

<余談>(感情的なのでスキップして下さい)

言い返さない人に態度が大きい人

私は、つばでも吐き掛けるかのようなバカにした言い方で、「MIUさんって、ほんっっっとに芸能人知らないですよね~」と言われたとき、” まぁアメリカのTVや洋楽しか聴かないからしょうがないよね "…と相手が井の中の蛙にみえて、かわいそうにも思えました…

私は言い返さないタイプです。
仕事でも私より若くて知識も浅い子が私(変人)を見下した言い方をしますが、黙って彼女のしくじりを修正すると何も言わなくなります(ある時から敬語になる)

「大人しい人=出来ない人」と思い込み態度を変える人は、だいたい小学校の時から、「自分以外の人は間違っている」と除外してきたタイプがそのまま大人になったパターンです。

いつか自分がしくじり、恥に気づく時が来ます。

私は黙って仕事をこなしていくうちに、だれも何も言わなくなりました。
40歳近くなり、やっと「変人」が周囲に認められるようになりました。

思い込み・ステレオタイプ・一般的・固定概念などで
誰かをジャッジしていませんか。
相手は意外と自分より賢かったり、一歩先を歩いていることだってあります。気づいてから後悔するくらいなら、最初から相手を受け入れて、合わなかったら離れればいいだけ。
人生損しているとしか思えないのですが…


自分の子がいじめにあったら

こんな、先のことまで考えてしまう私、心配性かもしれませんね。

でも、日本に住みながら日本人のスタイルに溶け込んでいない人を排除しようと差別する人達がいるのも事実。

もし私の子どもが、前途の理由等で「いじめ」や傷害を負った時
その時だけはだまって長年自分の心に閉まってきた(この場で初めて吐き出しました)「間違った普通」と徹底的に戦おうと思います。



感情の入り混じった読みにくい記事をここまで読んでいただけたなら本当に感謝です。(お酒も入って酔った勢いもあります)長年誰にも言わず、ずっとモヤモヤしてきた思いをnoteで吐き出してしましました。

うちの子どもや私と同じ境遇の人達には、人と違う事で自尊心を傷つけたり、ストレスで損をしてほしくないと願うのでした。

あなたの個性は一滴の水滴が落ちて波紋となるように広がり、いつかは受け入れられ、時には誰かの大きな影響になるはずです。

誰かを傷つけない限り、自分を貫いていけばいいと思います。


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