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マッチングアプリ大戦記 episode24

「24人目 Sさん 26歳 ?似 with」

年末あたりから、ペアーズを再開して、1月下旬から会おうと4週連続アポを入れるも、コロナが増えてきて、全部キャンセルになってしまった。そのあと、1ヶ月半くらいのブランクがあって3月の中旬からwithを始めてみた。

始めてから次の日あたりにマッチして、返信も早く数日で会う約束を取り付けた。プロフの写真はとても可愛く、僕好みのちょっと整形感のある顔立ちをしていた。目頭切開の痕跡がないか、よく探すのだけど若干の怪しさはあるものの確信には至らず。笑った写真がないのはちょっと怖かった。

会う前に何度か電話をした中で、20~26歳の間で一度も人と付き合わなかったと言っていた。美人なのに嘘だろと思ったけど、職場の環境的にそうなってしまったらしい。下ネタが得意でモテないと嘆いていた。女性が非モテ感を出すのはとても有効で、少し恋愛から離れている男性を一発でその気にさせてしまう。

仕事終わりにカレーを食べることになった。仕事終わりのアポは初めてで、スーツで行くのにはとても抵抗があった。普段生きている中で、一番お金をかけていないのが、仕事関係の出費なのだ。仕事が終わったら、一刻も早く脱ぎ捨てたいスーツ。

相手は普段着で来たが、想像してた割には、服装が垢抜けてなく、鞄のセンスからもやや芋っぽさを感じた。ただメイクが好きということで、まぶたがキラキラしていてカネコアヤノを彷彿とさせた。気合は入っているように見えた。

カレーはトマトベースのやつと、マトンのやつのあいがけで、マトンは臭みがあり、臭みのある肉が得意でない僕は何度かおえついた。肉もゴリゴリしていて、臭みとゴリゴリ感で涙目になりながら食べた。会話が受け身過ぎて、話しても、それほど手ごたえがないので僕の興味は店の雰囲気に向いた。

奈良醸造のファンクションの缶があったり、店の人のビール好き感が伝わってきて、今度飲みにきたいと思えるような空間だった。

会話の中で、またご飯に行きましょうとなり、その日は解散となった。次回のアポは1週間後になった。しかし何があったのか知らないが、前日に日程を変更して欲しいとの連絡があり、そのまま日程が決まらず、なあなあになってしまった。

withでやる気をなくした僕は再び、ペアーズを再開した。彼女が出てきた。500いいねを超えていて、人気会員になっていた。withでもそれくらいあったにも関わらず、相手が見つからないのは、人を見る目がないのだろう。もしくは、今までモテた経験がなかったので、自分はモテているという快感に浸るタイプの女性だったのだろうか。


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