アゲハ二期生
※虫が苦手な方は注意。
越冬した、ちょっと訳ありのアゲハ。
4月、無事に羽化して飛んで行った。
あのアゲハは昨年の何期生か。
とにかく最後のアゲハだった。
私は手を貸した。
*
ベランダにあるレモンの木。
今年も続々とドラマが生まれている。
今年の一期生。
最終的に3匹の幼虫が残った。
羽化を楽しみにしていた。
でも、みなうまいこと
羽化することができなかった。
室外機の側面で足が滑ったのか、
蛹をつくる場所が悪かったのか、
二匹のアゲハは飛べなかった。
飛べないから、手を貸した。
おせっかいだったかもしれないけれど、
そうさせてもらいたかった。
そしてレモンの木で蛹になった一匹。
寄生蜂にやられたようだ。
蛹に穴が開いている。
小さな羽アリのようなのが
いるな、とは思っていた。
検索したらぎょっとした。
さまざまな生き方が
昆虫界にはあるわけだ。
こうして「均衡」は
保たれているのだろうか。
*
洗濯ものを干しながら、
レモンの木を見たら、
早速新たな命がいた。
いつの間に。
この子たちは二期生。
昨日、よーく見ていたら、
脱皮した直後だったよう。
きつかったんだろうな。
二匹して同じ体勢で
じーっとしていた。
そして、洗濯物を
入れる時にみたら、
あったはずの
あの黒い抜け殻がない。
これも食べちゃったのかい?
たまごの殻を食べたように。
※虫が苦手な方は注意。
※虫が苦手な方はとても注意。
追記)
あの穴のあいた蛹。
寄生蜂がこれからぞろぞろ出てきたらこわいと思って、取り除いた。透明の袋に入れて、ちょっとつぶしてみたら。中にたくさんの…。でも、みんなしんでいた。ここに寄生したとしても、育つことも難しいようだ。
生き抜くとはなんと大変なのでしょうか。
昆虫界の現実。