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日めくりカレンダー

2024年の日めくりカレンダーを決めた。
ホームセンターで これこれ と手に取る。
カレンダー売り場は楽しい。

カレンダーが特別なものになったのは、親友が太田朋さんの週めくりカレンダーをくれたから。二十歳の時だった。それが本当に、私にぴったりの言葉とイラストで。一年やさしくよりそってもらえた。このカレンダーがすごく好きだった。そこから太田朋さんの週めくりカレンダーを愛用する。でも、ある年から週めくりがなくなってしまった。今つくられていないのがとても残念!

五年以上前になるか。「暮らしの手帖」の黄色いページに日めくりカレンダーについて書かれている文章を読んだ。世田谷にある文房具屋さんハルカゼ舎がつくった日めくりカレンダー。文房具屋さんオリジナルの感性で作られた毎日のひとことがとても面白い。冷蔵庫にはって毎日ながめた。私もいつかこんな日めくりカレンダーが作れたらいいなと思った。そうするには、日々の観察が必要だ。季節を感じて味わうアンテナみたいなのが必要だ。やっぱり作ってみたいもんだなあ。

ドイツの日めくりカレンダー、
フィンランドの日めくりカレンダー、
宙(そら)の日めくりカレンダー、
毎年いろんな日めくりを楽しんだ。

日本のよくある日めくりカレンダーにした年もある。それが意外に良くてびっくりした。やはり言語が分かるというのは良い。日にちの下に格言のようなものがのっているのだけど、それがビシッと心に届けられる。言葉をながめては、よしっ!って気持ちになる。日本の日めくりを私はなめていた。

昨年は、ドイツの日めくりカレンダーを。ペチュケおじさんが日々の庭の手入れなどをイラスト中心に伝えてくれるもので。その様子がほのぼのするし役にも立った。

いろいろ試しすぎて、
2023年は日めくりカレンダーをお休みした。

ホームセンターでカレンダーをながめていたら、やっぱり毎日ぺりっとめくりたいと思った。2024年は、日本の普通のにした。分かりやすく言葉を受け取りたくて。また冷蔵庫にはろうと思う。