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焼き芋、コーヒー、ヒヤシンス

おいしい焼き芋の焼き方を教えてもらってから(とってもシンプル)、焼き芋にはまっている。シルクスイートがおいしいと聞いて、それからスーパーに行くたび、シルクスイートを探している。食べてみたら確かに!違った。その名の通りだ。シルクスイートが見つかるととても嬉しい(リンゴの紅玉があった時みたいな気持ちになる)。
オーブンに入れてから1時間。さあ、この仕事を終わらすぞ、と意気込む。集中して終わらせて、ご褒美かのように焼き芋ができあがる。こんな簡単でおいしいおやつはあるだろうか、としみじみ嬉しくなる。昨日、あまりのおいしさに、コタツで焼き芋を食べながらはじめて泣きそうな気持ちになった。

コーヒーメーカーがコーヒーを淹れてくれるまでの時間も素晴らしいもので。ゆっくり淹れてくれるから、淹れてくれるまでの時間は俄然やる気が出る。食器をふくか、と素直に思えるし、この流しにある皿もさっさと洗ってしまえ、と思える。終わった、と思った時にご褒美かのようにコーヒーが待っている。コーヒーを淹れている間に、ゴミ捨てに行くときもある。帰ってドアを開けると、コーヒーの香りが部屋いっぱいに広がる。たまらないな、といつも思う。

今日、ヒヤシンスの紫の花がちらりと見えた。うわー!とさけぶ。ずっと水栽培をやってみたいと思いながら、思っているだけで何年も何年もたっていた。昨年やっと挑戦。台所のカウンターに置いて、毎日ながめていた。白い根っこが長ーくなって、緑の芽がにょっきり出てきて。日々ゆっくりだけど、確実にゆっくり変わっていく姿。しかし、花は一体いつなんだろう?と思っていたら。紫色をちらりと見せて「もうすぐだけど」と教えてくれた。ベランダのチューリップたちも、もしや球根が腐ってしまった?と思っていたけれど。「あんたさ、腐ってるわけないでしょ」と顔を次々、順番に出してくれた。

待つ時間とは、
つくづくいいものですね。

◆焼き芋レシピ◆
こちらを読ませていただきました。
ありがとうございます。



写真は、洗濯物を干す時によくあらわれるカワラヒワ。いいやつだなあ、といつも思う。いつもうたってくれる。この子たちが来るのも、私は待っている。