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「本当」の練習

好きな文筆家の方がいる。
毎日毎日、書かれている。
もう書く気力も尽きるほどに
疲れているであろう日も、
書かれている。
それを読んだら、
読ませてもらったら、
私も毎日書こうと思った。
と言っても、私のは
誰かに見せるものではなくて、
誰にも見せることのない日記なのだけど。
そこに毎日書こう、と決めた。

裏表紙にカメの刻印がしてある日記帳は、
何年か前に買ったもので。
けっこう高かった。
それを引っ張り出して、
毎日書き始めたところです。

日記初日に、
私はなぜあの時おどけたのか?
と書きだして、気づいた。
もう人前で泣いたりすることは
疲れたから、おどけたふりをしたのだ。
おどけることで、自分を守ったのだなあと。
それに気づけたら、自分で自分を
理解できたような気がして安心した。
自分を責めるのではなく、そうかそうか、
と分かってあげられた気分。



文筆家の方は、
「本当」を書いているそうだ。
さらけ出すのではなく、「本当」を。
本屋にその文筆家の方、
手書きのPOPがあって。
そこにも「本当」と書いてあった。

「本当」をじーっと見つめた。

それから「本当」がずっと頭にある。


朝の散歩に憧れて、6時に散歩した。
慣れないことをするものだから、
一日疲れが抜けなかった…。という。
目が痛いのは、帰り道、
朝日がまぶしすぎたからだ。

ぼさぼさの寝ぐせのよう
朝露が見れたから◎です