2022.10.01 先週のシナリオ反省会
先週のシナリオ反省会を行う。
先週は、月曜日にGBPの急落、それに伴うドルストレートの高騰が発生。
立案したシナリオでは、そんなことは発生せず、一旦の戻り上昇の第4波、そして第5波下落、を想定した。
このズレにより、ドルストレート系全般で、週中のシナリオ変更を検討する必要があった。
このようなシナリオとのズレは、今後も発生すると思うが、それでもその動きに沿って柔軟な対応ができるように、ずれた場合の対処など反省会を行いたい。
1)ドルストレート系
【EURUSD】
https://www.tradingview.com/x/plx2xsZN/
https://www.tradingview.com/x/QnRtV2uH/
一旦第4波の上昇があってから、第5波下落で、日足チャネル到達、と想定したが、先に下落して日足チャネルに到達、その後に、上昇となった。
日足チャネル下辺に2回到達して反発しており、この2回タッチにより、下落ダイバージェンス発生、その後の戻り上昇では、親波下落の戻り高値を上抜け。
この場合は、戻り上昇の第3波目を狙えたはず。ただ、僕はドル円の下落方向に注力してしまい、このチャンスを逃した。
いつも複数の通貨ペア、できれば5ポジションくらいは保有できるように構えておくべきだった。
【GBPUSD】
https://www.tradingview.com/x/qsb96SAV/
月曜日のGBPOUSDの下落はすざましかったが、それ以上に凄いのはその戻り上昇がすぐに起きたこと。結果、EURUSDと同様に、第4波戻り上昇の内部トレンド第3波目を狙うことはできた。自分がドル円に集中していたことが反省点。エントリポジションについても、複数の通貨ペアで構えられるよう資金管理をしなければならない。
【AUDUSD】
https://www.tradingview.com/x/ftT9cq4K/
https://www.tradingview.com/x/DYO6QgFv/
先週初めの状態の際、日足レベルのチャネルラインを忘れていた。4hベースの下落チャネル下辺到達していたので、EURUSD<AUDUSDと思っており、第4波上昇もAUDUSDが先、と思っていた。しかし、今週後半の戻り上昇は、EURUSDやGBPUSDは大きく戻り上昇したが、AUDUSDは小さい上昇で、上昇トレンドをつけずに下落した。
昨日金曜日、上昇トレンドをつける第4波上昇が発生すると思い、期待していたが、結局発生しなかった。ここで買いエントリしてみたが損切りになった。
よく見てみれば、まだ上昇トレンドがついていないので、そもそも損切り位置が間違っている。買いエントリするならば、先週最安値より下に損切り位置は置くべき。
つまり、この後Wボトムになるならば、損切りにならない位置。この点、資金管理、損切り位置についてもう一度検討する必要がある。
別の見方でシナリオ分析してみる。
https://www.tradingview.com/x/hZbgObqd/
EURUSD、GBPUSDと比較すると、最初の上昇が戻り高値ラインを上抜けていない。
EURUSDを見てみると、最初の連続陽線による上昇が戻り高値ライン(緑)を上抜けている。この違いに気づかなければならなかった。
AUDUSD, NZDUSDでは、最初の上昇が戻り高値ラインを上抜けずに下落したために、次の戻り上昇第4波となるところの、内部トレンド上昇3波目が発生せず、下落になったと考えられる。
この少しの違いを見逃さず、買いエントリするかどうか、判断する必要がある。
ここは大きな反省点だ。
【NZDUSD】
https://www.tradingview.com/x/qAimN4zh/
https://www.tradingview.com/x/rLwQr56l/
エントリしなかったが、NZDUSDもAUDUSDと同じ動きとなった。
結果、欧州系ドルストレートは大きく戻り上昇、オセアニアドルストレートは、小さい戻り上昇だった。
逆に言えば、トレンドを追いかけるときは、戻り高値/押し安値≒トレードの方向性を決める起点の高値/安値に対して、価格がどのような動きとなっているか、しっかり見極めるようにしたい。
【USDCAD】
https://www.tradingview.com/x/oxdtxvLf/
https://www.tradingview.com/x/YbkaiRG8/
https://www.tradingview.com/x/hvCkEpTD/
トレンドラインをまたがず急上昇しているUSDCAD、本来はこのようなチャートでトレードしたい。しかし、急上昇過ぎて、押し目買いをどのタイミングでエントリしたらよいか、わからず。。押し目買いのポイントが想像つかなかった。
今、振り返ってみると、月曜日の小さいトレンド起点が、押し安値のポイントだった。
多くの通貨ペアから候補を探そうとするなか、このようなポイントをうまく見つけ出す方法をまだ持ち合わせていない。
ただ、1時間足チャートに落として監視していれば、上昇の後の下落、水曜日~木曜日に書けて、上昇仕様と繰り返し、最後金曜日に1時間レベルで上昇トレンド完成、となるポイントから買いエントリすることは可能そうだ。
しかし、働きながら、このトレードをするのは難しい。なにか別の工夫が必要だ。
【USDCHF】
https://www.tradingview.com/x/PZm3Fx10/
https://www.tradingview.com/x/jmWf1ilk/
様子見だった、USDCHFは興味深いチャートになった。
1) Wトップ形成して下落、しかしまだ上昇TL(オレンジ)の中。
2) 押し安値で反発、上昇。
3) Wトップネックラインで反転下落。
4) 再び押し安値到達、ちょうど上昇TLの交差点。これを下抜けると、下落トレンド完成で、このあと、戻りからの下落売りを狙えることになる。
しかし、結局上昇してしまい、Wトップのあと、Wボトム完成の状態になった。
これだと、4時間チャートレベルではトレードは難しい、ということになる。
2)クロス円
【USDJPY】
https://www.tradingview.com/x/3hfFIMqe/
https://www.tradingview.com/x/T4BABDFQ/
4時間上昇TL(オレンジ)を下抜けたので、早晩近いうちに下落するであろう、と思い、月曜日早々に、売エントリしてしまった。それでも十分なリスク・リターンが見込めると思ったから。
このようなチャートになる可能性があることをわかっていない。
為替介入による下落からの戻り上昇が、もう一度反転下落になるべく、直近安値を一度下抜けるまで、つまり、少なくとも下落トレンド発生のサインが出るまでは、じっと待つことが必要だ。それさえもしていないところに問題がある。
これは、多くのマーケット参加者の内、素人筋が、私のようなトレードを行い、玄人筋は、しっかり見極めて、待っている、ということであろう。
これだけ、為替介入時点の価格に張り付く、というのは機関投資家はこの高値をいつか、それほど遠くないうちに上抜ける、とにらんでいると思われる。
私は、少なくとも一度は下落し、その後に上抜けると思ったが、そうした思いや駆け引きでトレードするのではなく、きちんとダウを見極め、下落トレンドに変わってから、エントリすべき、と改めて思った。
【EURJPY】
https://www.tradingview.com/x/MwAxXvEQ/
https://www.tradingview.com/x/0vgvInrK/
AUDUSDの戻り高値ベースの分析と同じ分析を行う。
1) 一度、戻り高値ラインまで上昇し、そこで反転下落。
2) その後、前回高値タッチから、再度上昇し戻り高値ラインを上抜け。
一度目はヒゲになり、2度目に実体部で上昇。
買いエントリするなら、ヒゲになってしまっているが、2)の再度上昇したところで買いエントリであろう。
https://www.tradingview.com/x/b8J2s8Tm/
もし、チャートを張り付いてみていることができるならば、1時間足レベルに落として、じっくり待てば、ヒゲの意味も理解できる。一度上昇し、その後、戻り高値ラインまで押し目をつけている。この間4時間、ちらちらとチャートを見ていられればよいが、働きながら、では難しいと思う。
4hチャートベースで監視しているし、2回目の戻り高値上抜けチャレンジ、ということで、さっさと買いエントリでもよいと思う。
【GBPJPY】
https://www.tradingview.com/x/yAMrQEn1/
https://www.tradingview.com/x/QP1fsnjq/
とんでもなく大きく動いたGBPJPYだが、あとからじっくり分析すると、EURJPYと同じく、戻り高値ラインに2回目上抜け時に買いエントリできる。第4波戻り上昇のなかの、内部トレンド第3波目上昇を獲りに行く形。
しかも、EURJPYと違って、すんなり上昇してくれているので、トレードしていたら、さぞ気持ちよかったと思う。買いエントリポイント時は、4時間ろうそく実体部が、戻り高値ラインを実体部で上抜けているので、安心感も大きいであろう。
損切り位置は、戻り高値ラインを実体部が上抜けたことを確認できたら、すぐ下の安値におけるが、もしその前に買いエントリするなら、もう一つ下の安値が損切りライン、ということになる。
利確は、4時間下落TL(オレンジ)。週末近く、金曜日になるので、そのあたりだと、いつもで良かったかも知れない。
【AUDJPY】
https://www.tradingview.com/x/OmSraW7n/
EURJPYの戻り高値と同じロジックでトレードしていたら、損切りになったケースとなる。
ただ、戻り高値ラインをどこか、と見る、見方によっては違うかもしれない。
下段の戻り高値でみていれば、その2回目の上抜けで、買いエントリすることになる。
この場合、戻り高値ラインを上抜けたと判断して入るだろうから、損切りは、直近安値。ろうそく数本後には、損切りになる。
ろうそく実体部が上抜けた後、さらに次のろうそくが、その実体部ろうそくの高値を上抜けなかった時点で、損切り、撤退、という判断もあったかもしれない。
こちらも、働きながらチェックできたかどうか、は微妙なところ。
また、4時間下落TLが近くになるなど、EURJPYと比較すると、リスクリターンが悪い部分がある。両方エントリする、と判断するなら、トータルプラスになるだろうが、一方のみエントリであれば、AUDJPYはリスクリターン観点からエントリ対象からは避ける。
【NZDJPY】
https://www.tradingview.com/x/Euhsv8Zw/
https://www.tradingview.com/x/4NDqu7U0/
ほぼAUDJPYと同じ形となった。AUDとNZDは多くの場合で、いつも兄弟ペア。
【CADJPY】
https://www.tradingview.com/x/X16tSJvS/
https://www.tradingview.com/x/FU23vmKS/
CADJPYもAUDJPY, NZDJPYとほぼ同じだった。オセアニア通貨グループの一つ。
【CHFJPY】
https://www.tradingview.com/x/Z3B6heMO/
https://www.tradingview.com/x/VUwHCrb0/
CHFJPYは、EURJPYに近い形になった。CHFJPYは、EURJPYやケースによってはUSDJPYにて、同じようなチャートパターンのトレードすることができる。またしかも今は、史上最高値にいて、参考にする親波の高値安値がないケースが多い。
こうした経緯で、あまり注力してこなかった。
でも、よく見ていればもしかするとわかりやすいチャートの時もある気がしてきた。
今後はもう少ししっかり見ていくようにしたい。
3)その他の通貨ペア
【EURAUD】~様子見
https://www.tradingview.com/x/klu21Bj5/
今週末、見直してみると、シナリオ立案時、日足チャネル上辺があったことを見逃していた。
先々週は、そのラインに抑えられていた。
これに気づいていれば、このラインを上抜けた戻りから、買いエントリのチャンスだった、と思う。
先週シナリオ立案時、ドルストレート、クロス円中心にトレードしようと、思い、クロスオセアニアのチェックをあまりしてこなかった。
月曜日のGBP急落の後、もう一度、全体のチャートを見直すことが必要だった。
どこかの通貨で大きく動いたときは、その影響がどのくらい、どの通貨ペアに影響しているか、など全般を見直すよう習慣づけしたいと思う。
【EURNZD】
https://www.tradingview.com/x/5mVGDC9F/
https://www.tradingview.com/x/UTDoreON/
EURNZDを週足ベースで見直すと、先週、直近の週足高値を上抜けるタイミングだった。
これは確かに、Wボトムの完成時点であり、上昇しやすい局面だったのだと思う。
このチャートもみてはいたのだが、この点に意識が及んでなかった。
週足チャートの高値安値を抜けるときは、しっかり注目していくようにしたい。
この点に意識がいけば、EURAUDもあわせて見直しできてかも。
いずれにせよ、EURNZDは、Wボトム完成なので、今後は、Wボトムの2倍幅分、上昇目線で取り組むようにしたい。
【GBPAUD】
https://www.tradingview.com/x/COsCB9fM/
https://www.tradingview.com/x/gLAkfwJd/
月曜日の急落の後、水曜日から急上昇となった。
こちらも、月曜日の急落にて、その後、シナリオの見直しが必要と思う一つ。
水曜日あたり、第5波戻り売りの可能性もあったでしょうが、先週からの急落の起点を上抜けたあたりからは、買い、とも考えられる。
ただ、ボラティリティが大きすぎて、4時間足チャートでは、損切り位置が遠すぎてトレードする気にはならなかった。極端にロットを落としてトレードしてみる勇気も必要かも。
GBP系の通貨ペア全体で考えれば、この急落、急上昇から、今週はマーケット参加者がGBPに注目していたことがわかる。
なお週足チャートでみれば、下落トレンド完成後の、第4波戻り上昇中。もう少し上昇したら、その後は第5波下落に向かうと想定しておく。
https://www.tradingview.com/x/PL8ylciY/
【GBPNZD】~様子見
https://www.tradingview.com/x/dV8sPMrt/
https://www.tradingview.com/x/ZBOhMwI2/
クロスオセアは、もともとボラティリティが大きい。その中で、GBPNZDは最も大きい通貨ペアだけど、その分スプレッドも大きくて、なかなかトレードしづらい。
こちらは、GBPAUDで代替するイメージでよい気がする。
もう少し、資金に余裕ができてきたら活用してもいいかも。
今後は、シナリオ立案対象からも外しても良いと思う。
【EURCAD】
https://www.tradingview.com/x/Uyy9KLmX/
https://www.tradingview.com/x/d0AS1c3M/
様子見だったが、月曜日のGBP急落後に見直せば、水曜日、木曜日あたりにチャンスがきた。
火曜日、水曜日とフラッグ形式のヨコヨコとなり、それを上抜けしてきた木曜日~金曜日、買いのチャンスがある。わかりやすいタイミングだったと思う。
こういうところを見逃さずエントリしたい。
【GBPCAD】
https://www.tradingview.com/x/xZS8HEo3/
https://www.tradingview.com/x/fj1AXM0Y/
EURCAD同様の動きとなった。トレードできそうなチャンスはあるなぁ。。
【EURGBP】
https://www.tradingview.com/x/hCJ5gfh6/
https://www.tradingview.com/x/c8KMMVIP/
意識していなかったけど、チャンスはあるなぁ。。
4)株価指数ほか
【Gold】
https://www.tradingview.com/x/Tgy4F4rV/
https://www.tradingview.com/x/wfT6YTTV/
Goldは、1hチャートでみて、週前半にチャンスがあった。
水曜日の急上昇は、4hレベルの第4波上昇と想定される。
今週、第5波下落でもう一度ショートできそうな気がする。
【SP500】~戻り上昇、その後の戻り下落狙い
https://www.tradingview.com/x/STLzpMHi/
https://www.tradingview.com/x/n7KoMyMv/
SP500は想定したほど第4波戻り上昇がなく、様子見した。
【Nikkei】
https://www.tradingview.com/x/tAGz5XjP/
https://www.tradingview.com/x/bTF0lxMh/
NikkeiもSP500同様だった。
以上。
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