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2022.09.17先週のシナリオ反省会

先週は、火曜日のUS消費者物価指数指標発表により、ドルストレートが急落。じわじわ下落を想定していたシナリオとは別の世界になってしまった。
ドルストレート、クロス円の押し目を待っていたが、月曜日から早々に上昇し、火曜日の消費者物価指数発表で急落。そのため、押し目からの上昇トレンド形成チャートパターンが見られず、買いエントリチャンスはない状態で1週間を終えてしまった。
 本来は、押し目待ちではなく、押し目までの売りシナリオを立てるべきだったのかもしれない。1週間のトレードにおいて、どのタイミングを狙うか、シナリオ構築方法も含めて検討したほうがいいかも。
 そんな経緯で、今回は、ドルストレート系、クロス円系、その他に分けて、反省会をする。

1)押し目待ちの考え方整理

ドルストレート系は、どれも押し目を待っていたが、月曜日早々に上昇が始まり、押し目待ちのエントリタイミングまで来なかった。
 しかも、火曜日の消費者物価指数発表で急落。その後、押し目待ちの形を作らず、週末となった。押し目待ちの形を待つことが、重要であることを改めて認識した。
 逆に言えば、そもそも押し目待ちのシナリオが、先週のシナリオとしては誤っていた、ともいえる。その前からの下落トレンドの第4波戻り上昇が月曜日で終了し、火曜日から第5波の下落が始まった、と見るべきだった。
 SP500やNikkeiは、その見方をすれば、わかりやすい気がしてきた。

(エントリする押し目の形パターン)

買いエントリタイミングは押し目後の上昇トレンド形成タイミング①

理想的には、以下の押し目パターンのほうがよい。押し目下落の後、小さい上昇、そしてその後小さい上昇を上抜け、上昇エントリを形成後の押し目で慧海エントリ。
下落が大きい場合は、このパターンのほうが安全だ。来週、じっくり見てみる。

買いエントリタイミングは押し目後の上昇トレンド形成タイミング②(慎重なタイミング)


2) ドルストレート系:押し目待ちでも、下げ止まらず。

以下、各ドルストレートの考察をまとめる。

【EURUSD】

https://www.tradingview.com/x/TSwflwY4/

EURUSD 4hチャート

EURUSDも、同様で月曜日早々から一気に上昇、火曜便お消費者物価指数発表で急落。
こちらも月曜日早々にはエントリできなかった。押し目を待とう、と思って待ってしまった。
結果、EURUSDはノートレード。
 このケースはシナリオ勝利、とは言いがたい。ターゲットにはほぼ達成しているものの、エントリタイミングをうまくとれなかった。
 来週、短期MAを上抜けて、その後押し目をつければ、再度買いチャンスができる。

【GBPUSD】

https://www.tradingview.com/x/QQTnD52J/

GBPUSD 4hチャート

価格がターゲットラインにきたから、といって買いエントリしていたら、負けとなったケース。実際にトレードはしていない。急落したあとは、一度上昇し、その後押し目をつけて、直前の小さい情報を越えたときに買いエントリ、とするのが安全なエントリタイミング。
 今回は、そのタイミングがなかったので、損はないが、シナリオで設定したエントリチャンスもなかった状態。
 来週、上昇トレンドを形成するなら、そこから買いチャンスが来る。
なぜなら、先週の最安値は、日足、下落チャネルの下辺タッチ部分のため。

【AUDUSD】

https://www.tradingview.com/x/hLc0OOaW/

AUDUSD 4hチャート

こちらも、想定価格でエントリしていたならば、負けのケース。ただ、小さい上昇を作って、その押し目からエントリ、というエントリルールを守っていれば、まだエントリしていない。
実際、僕はエントリできていない。火曜日の消費者物価指数発表で急落したため、再度上昇エントリのチャートパターンを作るまで様子見、となってしまった。
 今週、ここから上昇エントリのパターンを作れば、結果Wボトム、右側での小さいWボトム形成となり、買いチャンスがやってくると思う。

【NZDUSD】

https://www.tradingview.com/x/bmCPr4Py/

NZDUSD 4hチャート

AUDUSDと同じく、押し目を待っていたが、押し目で下げ止まらず。

【Gold】


https://www.tradingview.com/x/vIIMoGif/

Gold 4hチャート

Goldも結局、月曜日の上昇をエントリしたが、火曜日の指標発表で建値決済になった。
損失は出ないものの、シナリオは外れた。

【SP500】

https://www.tradingview.com/x/YSEwrS3H/

SP500 4hチャート

【Nikkei】

https://www.tradingview.com/x/UJwbLBW9/

Nikkei 4hチャート

火曜日の消費者物価指数指標発表にて、売エントリしていたら、既にリスクリターン1:1以上の利益を得られている状態。シナリオとしてはOKだが、あまりにも急落だったので実際のエントリは反発を恐れて見逃してしまった。シナリオ勝利、トレード失敗。
 勇気を持ってエントリすべし、と反省。日経225も同じだった。


3) クロス円:下げが大きく、かつ下げ止まらず。

ドルストレート同様、下げ止まらず。しかもドルストレート以上に、下落幅が大きかったと思う。本来は、この下落トレードを狙うべきだったかも知れない。
 この点は、シナリオ設定考慮不足。消費者物価指数の下落について、シナリオ設定していなかったのが大きいかも知れない。 しかし、個別指標による動きが多きことがあっても、指標でのシナリオを想定するのは違う気がする。テクニカルチャート分析のみで考えたい。

【GBPJPY】

https://www.tradingview.com/x/Q5L1GBBN/

GBPJPYも、GBPUSDに同じ。上昇を獲りに行く目線でいたため、下落の波は見逃し。
上昇を獲るための買いエントリタイミングはまだ訪れていない。
エントリするなら、一度、小さい上昇があり、その後押し目下落、再度上昇し、小さい上昇の高値を上抜けるタイミングが買いエントリタイミング。それまで待つことで、安全なトレード(≒50%以上の勝率と1:1以上のリスクリターン)を維持できる。

【EURJPY】

https://www.tradingview.com/x/6oOMgl3e/

EURJPY 4hチャート

EURJPYもGBPJPYと同様だが、下落幅はかなり小さい状態となった。

【AUDJPY】

https://www.tradingview.com/x/ZN5LFe4A/

AUDJPY 4hチャート

押し目ターゲット付近まで下落してきた。ここから上昇トレンドへのチャートパターンを作るかどうか、という状態。結局先週はチャンスがなかったことになる。

【NZDJPY】

https://www.tradingview.com/x/9RMTKS9P/

NZDJPY 4hチャート

NZDJPYは、押し目待ちよりもさらに下落。押し目待ち価格からの上昇トレンドサインを待ったが、現れず。AUDJPYとあわせ、トレンドラインを割ってきているため、ここから上昇のトレードを考えるのも難しくなった。

【CADJPY】

https://www.tradingview.com/x/fqDE0TiH/

CADJPY 4hチャート

クロス円全般、上昇トレンドラインを割ってきたイメージがあるなか、CADJPYはまだ上昇トレンドラインの中にいる。下落の押し目としてももう少し下落余地もある。
 上昇トレンドのチャートパターンを作るのか、下落に向かうのか、難しい。

【CHFJPY】

https://www.tradingview.com/x/oi9RmTJr/

CHFJPY 4hチャート

USDJPY以外では、他と比較して最も下落が少ないクロス円通貨ペアだった。


4)その他

【GBPAUD】

https://www.tradingview.com/x/lT87ZOfy/

GBPAUD 4hチャート

買いエントリしたが、建値で決済した。本来の保有ならば、現在含み損状態。
損切り位置が深いため、まだチャンスはあると思うが、そもそもあまりよいシナリオ設定ではなかった気がする。これは負けに含めるべきシナリオ。

【AUDCAD】と【NZDCAD】~ウォッチ通貨ペア

https://www.tradingview.com/x/BKq2MiN1/

AUDCAD 4hチャート

ウォッチ継続のAUDCAD。まだ2週前のトレードターゲット価格まで到達せず。
今週はヨコヨコで、想定チャネルの中。しかし、週後半にWボトムを形成した形にもみえ、これはもう上昇する可能性が高まっている気がする。来週もウォッチ継続。

【NZDCAD】

https://www.tradingview.com/x/kGcDqH99/

NZDCAD 4hチャート

一方の、NZDCAZDは、ターゲット価格まで到達。ただ、AUDCADと比較すると、ターゲットまでの価格幅が小さい。。損切りまでの幅も小さいが。。ウォッチは終了としたい。







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