2022.09.24 先週のシナリオ反省会

先週のシナリオ、ドルストレートの上昇は全く逆の下降となり、シナリオは外れた。
でも、上昇のエントリタイミングは来なかったので、エントリ自体はしていない。
一方、クロス円も方向性は正しかったが、シナリオ上想定していた戻りが浅くエントリできなかった。戻りが浅くとも、方向性が合っていれば、タイミングをあわせエントリできるよう、シナリオと実際のエントリとの違いの吸収の仕方が必要。 この点もあわせて各チャートの中で整理する。
 今回は、注目していたドルストレート、クロス円を中心に、どのタイミングでエントリしたらよかったか、エントリタイミングの取り方、ターゲット等について振り返り、次回につなげる。

1)ドルストレート系

【EURUSD】

https://www.tradingview.com/x/DXFADemX/

EURUSD 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/0FjhHkSn/

EURUSD 4hチャート 9/24

上昇狙いでいたため、見過ごしてしまった。上昇狙いでも、下降になったときのトレードについても検討しておくべきだった。
下落では、2カ所チャンスがあった。
1)安値切上ラインを下抜け、さらに直近安値下抜けのタイミング。ここがベストだった。次回は見逃さないようにしたい。
2)さらに最安値下抜けのタイミング。抜けの戻りから、さらに下向き始めるタイミング。

2) 最安値下抜けごの戻り部分

最安値下抜け後の戻り部分を1時間足チャートにすると、ここでWトップを作って下落に向かっている。ヒゲが何度も出ているのをみて、これは下落方向と判断し、直近の1時間陽線を下抜け、下落が始まるタイミングを捉えたい。
今後、また発生する機会を探したい。

【GBPUSD】

https://www.tradingview.com/x/KkniHH5y/

GBPUSD 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/747IQfq2/

GBPUSD 4hチャート 9/24時点

シナリオ立てたときは、上昇の形成待ちとしたが、そうではなく、下落トレンド継続となったタイミングで、下降目線に切り替えるべきだった。
そして戻り売りタイミングがきているので、そこで売りエントリができればよかった。
https://www.tradingview.com/x/Gm1p4zX8/

GBPUSD 1hチャート

このときの1時間足の動きを記憶に残すこととにする。

【AUDUSD】

https://www.tradingview.com/x/SK4mHsEG/

AUDUSD 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/278jG5Cw/

AUDUSD 4hチャート:エントリを検討すべきだったポイント

AUDUSDでは、Wボトム完成待ちをしていた。
しかし、Wボトムとなった後、上昇せずに、今度はWトップ完成になり、下抜けした。
あるいは、下抜け後のラインへの戻り時点で、再度下落に向かうタイミングでの売り、もできたと思う。

【NZDUSD】

https://www.tradingview.com/x/Vy3LYbbT/

NZDUSD 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/cqz6Aa0A/

NZDUSD 4hチャート:先週初めの状態

NZDUSDは、先週時点で下落トレンド確定していたが、日足レベルのウェッジ最下段(赤色ライン)が近く、ここで反発する可能性がある、と思っていた。そのために、上昇シナリオを立てていた。
 しかし、週中に、このウェッジラインも下抜け、そして戻りをつけた。
仮に上昇転換を想定していたとしても、少なくとも、この戻りからの再下落開始ポイントは売りチャンスであり、ここは、全てのドルストレートが戻り売りとなったポイントだった。
ドルストレートを並んで見ているわけだから、既に大きく下落しているNZDをパスして、AUDUSDやGBPUSDなど、ドルストレート全体が下落継続を決める瞬間であり、少なくともこのタイミングで、どれかのドルストレートで売りエントリすべきだった。

【USDCAD】

https://www.tradingview.com/x/P63mtJTI/

USDCAD 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/fekQGymW/

USDCAD 4hチャート:9/24

先週時点で、ほぼほぼ上昇チャネル上辺近くにいたので、USDCADは反転サインがでるまで様子見としたが、そのチャネル上辺、さらに親波の次の高値も上抜けて上昇した。
 したがって、その押し目から、買いエントリできるタイミングはあった。このタイミングでは、どのドルストレートでもよいのでエントリすべきタイミングだったのだろう。

【USDCHF】

https://www.tradingview.com/x/zSydxRso/

USDCHF 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/QKOWP8pU/

USDCHF 4hチャート:9/24

小さい上昇トレンドが下落に向かうタイミングで売りを検討していたが、結局下抜けることなく、上昇トレンド継続になってしまった。この上昇トレンド継続を決める上昇タイミングで、ドルストレートがドル弱(USDCHF, USDCAD以外のドルストレートが下落)方向を明確にしたタイミング。このチャートからも、やはりドルストレート売り、をエントリするタイミングが合ったことを示している。
 せっかくドルストレートを横並びでみていて、タイミングがわかりやすいのだから、週末のシナリオがハズレ、反対方向になったとしても、エントリタイミングをとってエントリしていくようにすべき。

2)クロス円

【USDJPY】

https://www.tradingview.com/x/7jv8FEr1/

USDJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/G0zqVPYc/

USDJPY 4hチャート:9/24

いよいよUSDJPYの一旦の下げが来るかも、とシナリオ立てした。それはそれで間違ってはいないが、為替介入による下げの途中で、売りエントリするのは難しかった。
 このときは価格が大きく上下しながら、でもぐいぐい下落だった。指値注文していたら平気だったかもしれないが、見ていたために、ほぼ、呆然と見
 先週のシナリオでは、上昇トレンドライン下抜け後の戻り売り。その観点から行けば、今週に、源氏の戻り上昇からの売りタイミングが来る、可能性がある。

【EURJPY】

https://www.tradingview.com/x/ThHtBRTG/

EURJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/PRUgItbI/

EURJPY 4hチャート:9/24

先週末、シナリオ立案時に未考慮があった。
1)上昇トレンドラインを引けていなかった。
2)利確ターゲットはN波動下落地点ではなく、上昇トレンドライを引いてわかる次の下の安値もターゲットになること
この2つの考慮が抜けていた。
1)の上昇TLがないために、2)も設定しづらかったであろう、とも思える。
 エントリは、上昇トレンドライン下抜け後の小さい戻り上昇時点、または下落トレンド確定時点が候補となる。
 ただ、為替介入時の上下で、一旦エントリポイントを上抜けているため、特に、下落確定ポイントでエントリすると、結構ドキドキしたかもしれないが、下落トレンドが確定していることから、損切りとなるまで、しっかり待つ胆力も必要であろう。

【GBPJPY】

https://www.tradingview.com/x/pq3w6pWR/

GBPJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/NG6laurQ/


GBPJPY 4hチャート:9/24

結構大きく戻り上昇しそうな気がしてエントリできないパターンだった。
しかし、利確ターゲットの安値から、安値切上ライン(水色)を引いておき、これを下抜けたら売り、としておけば、売エントリできたかもしれない。
 だた、EURJPY以上に、為替介入による戻り上昇で損切りラインギリギリまで上昇している。はて、実際にエントリしていたら、耐えられたかどうか。。
 また、利確ターゲットも甘かったようだ。さらに下落し、下辺に引いていた日足ベース上昇トレンドラインさえも下抜けている。ただ、こちらも利確ターゲット位置をさらに下にできたかどうかは、疑問がある。本来はできるべきなのであろう。

【AUDJPY】

https://www.tradingview.com/x/kjGqj82I/

AUDJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/UHekPP4r/

AUDJPY 4hチャート:9/24

クロス円はどれも大きく戻り上昇する想定を立ててしまい、このシナリオずれが、エントリ見逃しの基になっている。「このラインを抜けたらエントリ」とするラインを、週中でよいのでしっかりと引いておくべき。
 たとえば、AUDJPYでは、戻り上昇後の売りを想定しているため、上昇を始めたら、安値切上ライン(紫)を引き、それを抜けたら売エントリ、という勇気が必要。
 またトレンドが完成したら、損切り位置をしっかり設定し、仮にエントリ後にそこまで戻っても、しっかり我慢する、また我慢できるロットでエントリするようにしなければならない。
 この点が反省点で大事なポイント。

【NZDJPY】

https://www.tradingview.com/x/6IC8oQdO/

NZDJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/OAT3WaBu/

NZDJPY 4hチャート:9/24

先週の時点で、下落トレンドが確定していたし、さらに上昇トレンドラインまでの距離が短く、リスクリターンが悪く思えた。
 実際は、トレンドラインを下抜けて最安値まで下落してきた。
ターゲットの設定についても、反省が必要。トレンドラインがあっても、そこに水平線が引けるようなところでなければ、利確ターゲットは違う、と考えるべき。
 今回のNZDJPYで考えてみると、下段オレンジ水平線を下抜ける前提でシナリオ立てるならば、上昇トレンドライン(赤)は、下抜けていく、と考えてシナリオ立案すべき。
 もしオレンジ水平線で反発する、と考えるならば、やはりリスクリターンが悪く、エントリ対象外としてもよいと思う。
 実際、他にもっとよい候補の通貨ペアがあるので、そちらにしたほうがよい。

【CADJPY】

https://www.tradingview.com/x/wjTf5EtH/

CADJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/wW0wN6NP/

CADJPY 4hチャート:9/24

EURJPYやAUDJPYと同じ。

【CHFJPY】

https://www.tradingview.com/x/uguYlLLW/

CHFJPY 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/7ch0r0ZZ/

CHFJPY 4hチャート:9/24

今のトレードシナリオの立て方、損切りの設定の仕方からいけば、CHFJPYでは損切りになっていた。今後も、このケースはあると思う。だからこそ、リスクリターンは1:1以上、かつ勝率60%以上を目指す。
 リスクリターンが1:2程度あるシナリオのみ、トレードすれば、一度負けても、さほど痛手にはならないはず。
 このようなケースをしっかり受け入れながらトレードしたい。現在のシナリオ立案ロジックには問題なし、と判断する。

3)株価指数/Gold

【SP500】

https://www.tradingview.com/x/yIEr6neP/

SP500 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/Yuxo6YNu/

やや戻りが浅かったが、それ以外は想定通りだった。

【Nikkei】

https://www.tradingview.com/x/yIx78542/

Nikkei 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/udKseeRG/

Nikkei 4hチャート:9/24

こちらも、戻りが浅い以外は想定通りだった。

【Gold】

https://www.tradingview.com/x/PZzgIign/

Gold 4hチャート:先週初めの状態

https://www.tradingview.com/x/XWQ7iZYQ/

Gold 4hチャート:9/24

様子見だったGold。ヨコヨコからの下落。Goldでは、ヨコヨコからのトレンド継続のケースもよくある。今回は、週足過去数年の安値を下抜けていたので、それを上抜けず、ヨコヨコからの下落になったと思われる。
 これはシナリオとして立案しておいてもよかった気がする。

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