年齢=彼氏いない歴の喪女がマッチングアプリで彼氏ができた話。
喪女、ついに彼氏ができました。
この記事のシリーズを経て、コロナの会えない期間もLINEや通話でやり取りし続けて約1年、しかし対面は3回目の事でした。
喪女
ということに、酷くコンプレックスを感じていた私は、とにかく誰でもいいから付き合いたい状態でした。
正直恋愛的に好きなのかも分からない。
ただ、悪くは無い。
なんでもいいから彼氏が欲しい。
だから付き合いたい。
そんな気持ちで押せ押せぐいぐいで、
回りくどーい会話の末、付き合うことに!
(わたしにかれし……?????)
と不思議な気持ちになりながら、とりあえず友達に速攻で電話した記憶があります(曖昧)
そっからはまるで自分が少女漫画の主人公のような夢見がち女に変身します!おめでとう!
突然のスキンシップに変な汗をかき、そもそも男の免疫が無さすぎて距離感に戸惑ったり、手なんか繋がれると目を見開いて固まったりしていました。どんだけピュアやねんア゛タ゛シ゛!
彼は初彼女ではなく、ある程度の経験があるようでしたので、基本的にはリードしてもらっていました。
正直…
クッッッッッッソ幸せ〜〜!
って感じでした。
今まで外でベタベタしているリア充を見ると、
(あー、あれはないわー私ならやめて欲しい)
とか思っていましたが、こうなると本当に周りが見えない。浮かれてんなぁって感じです。
彼氏ができたという優越感、恋人気分が味わえる楽しさ、それだけで十分でした。
というのも、私は過去になんやかんやあり浮気に対して大変トラウマがあり、彼氏だからといって期待しすぎてはだめ、好きになったら負け、という固定概念が強くありました。
だから自分で線引きをし、別に好きではない、恋人ごっこを楽しむと、それで十分だと自分にいい聞かせていました。
しかし、会う度に楽しくなり、またすぐに会いたくなったり、もうちょっと連絡が欲しくなったり、好きって言って欲しかったり、不安になったり、ズブズブと欲深くなっていく。恋愛って怖い。
自分の書いた線がどんどん薄くなっていくのを実感していました。
それからは(信じていいのかな、いつまでも人間不信じゃだめだ)と思い少しずつ、線を消していこうと思い始めました。
そんなある日のことです。
友達から「これ、似てない?」
と送られてきたメッセージとスクショ。
それは見たことのあるプロフィール。
彼のものでした。
「ログインも最近だよ」続けて教えてくれる友達に、返信もできずしばらく頭が真っ白になりました。
ただ、まだ線を消しきってなかったことだけに酷く安心しました。
(あぁ、やっぱりな。)
完全に冷めた私はすぐに彼に問い詰め、別れを切り出しました。
マッチングアプリの繋がりの薄さ?
いや、ただただ彼氏が欲しさだけに行動した私が悪かった?
何度考えても答えなんて出ませんでした。
ただ、みんなこんな難しいことしてたんだなぁ…と恋愛の難しさを知ることはできました。
彼氏できたから成功なのか、すぐ別れたから失敗なのかはわかりません。
が、こうして私のマッチングアプリ奮闘劇はあっさり終わってしまいました。
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