業務日誌:DAY22 2回目
■新規アブノーマリティ
🕵️【F-01-37】
🕵️【D-09-104】
アブノーマリティが2体ずつ追加されるようになった。
「今日も平和に終わってくれ……」と強く願いながら始業。
1体目のご新規さんは、まごうことなき氷タイプ。
これは話が通じる外見だわ。外見がまともっぽいやつは比較的大丈夫。比較的ね。過去の経験と本能がそう囁いてる。
例え、剣を構えて部屋の中にダイヤモンドダストを散らしていようとも、これはまとも。
……ほらね。()
ちょっとやり直しただけで仲良くなれた。
気を取り直して、2体目のご新規さん(観測タイプ)に接触。
正直、列車のトラウマが拭えない。
恐るおそる観測を始めるとランプがひとつ点灯した。
よしよしよし。これは勝手に点灯しないタイプだ。それだけで神。
いや、神ではないけれども。
『ランク3未満の職員が作業すれば、何も変化がない』らしい。
であれば、生贄用の職員に観測してもらおう。
名前は『逆行時計』か。続く注意書きが、お笑い芸人のそれに見えてくる。
「押すなよ! 絶対押すなよ!!!」のパターンのやつだ、これ。
発動させてはならないものと判断し、比較的平和な1日が終わる。
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