ドラマ「湘南純愛組!」
アマゾンプラムビデオのオリジナルドラマとして公開されていたので全8話を見てみた。
「湘南純愛組!」は90年代に週刊少年マガジンで連載されていたヤンキー漫画だ。当時、わたしは単行本を買って読んでいた。
鬼塚栄吉と弾間龍二の「鬼爆コンビ」が主人公で、さまざまな高校生らと戦っていく。最初はコメディ要素が多かったが、どんどんシリアスなケンカマンガになっていく。かつての敵が仲間になるというお馴染みの展開もある。
名前でピンとくる人もいるかもしれないが、この鬼塚栄吉を主人公にしたのが「GTO」である。いわば「湘南純愛組!」の続編にあたるわけだが、実写化されたこともあり、そっちの方ばかりが有名になってしまった。
今回、元ネタの湘南純愛組!の方がドラマ化されたわけだが、当時の様子がかなり再現されている。ファッションやメイクも90年代のものだし、ねるとん、ハイレグといった懐かしいワードも登場する。テーマ曲はT-BOLANである。
全31巻のマンガを8話に収めるわけだから、当然いろいろなところが変わっている。
特に目立つのがGTOありきの展開だ。
鬼塚は教師に、弾間はバイク屋に、冴島は警官になるわけだが、それをにおわせるようなセリフや設定が追加されている。
片手でバイクを放り投げたり、コンクリートにヒビが入ったりとマンガ的な表現も使われているが、普通にドラマとして楽しめた。
久しぶりに原作の漫画の方も読み返したくなった。
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