継承について

最後の投稿を書いてからちょうど2年。

内藤はこの頃から二冠、二冠って言ってたんだなと。さすが有言実行の男だ。僕が提唱したタイチ三冠は…どうでしょうか?笑

久しぶりにnoteを書こうと思ったのは、Twitterの140文字では書ききれない試合を見てしまったから。1.30、棚橋VS鷹木のNEVER戦。

鷹木が石井智宏や鈴木みのるとやる命を削りあう凄惨な試合ではなく、相手の力を9.99999…引き出し、棚橋が10の力で(試合には)勝った素晴らしい試合に。もちろん、鷹木は石井やみのるとやる時も存分に力を引き出してるけどね。さすが、名勝負製造機!

そして、最後に鷹木が棚橋にベルトを渡すシーン。これなんかデジャブだなと思ったら、今年の1.4で内藤が飯伏にIWGPのベルトを渡すシーンでした。ただ意味合いが全然違うなと。

負けた内藤はベルトしか失っていない一方で、同じく負けた鷹木はベルトを失ったが、その代わりに棚橋から得たものがある。

それは今後のIWGP戦線への挑戦権。棚橋ファンにとっては大変残酷であるが、棚橋のNEVERベルト戴冠はそういうことを意味するであろう。

そういう目線から改めて試合を見ると、これは棚橋が鷹木に課した最終試験のような気がしてきた。お前、これからテッペンのベルト目指せんのかよ!と。そして、その結果はもちろん合格。というか、現時点では年間ベストバウトかと(1.5の飯伏vsジェイも捨てがたいが)。

最近の新日本のテーマは「継承」なのかもしれない。同日の天山vsオーカーンの試合も、名前はモンゴリアンチョップ封印マッチだったが、裏を返せば天山からオーカーンへの技の「継承」、そして試験だったとも取れる。今後も「継承」という切り口で新日本を追いかければ楽しいだろうなと。

腰に何も巻いていない棚橋も寂しいが、腰にNEVERベルトを巻いた棚橋もそれはそれで寂しいよなと。できれば、もう一回IWGPベルトを腰に巻くことを真に期待しつつ、筆をおきます。