【みんなでJALダイヤモンドに！修行ルート大公開♪⑥】

2023年7月22日 23:50

ファンのみなさ～ん、こんちは！！(^^=)/

今日は、マレーシアからアメリカに飛ぶ「JL」フェアでしたネ。

「KUL / LAX」のルールを見ながらフェアとルートを考えてみましょう。

「MH」（マレーシア航空）や「AA」（アメリカン航空）も利用可能ですが、FOPやJLのライフタイムを気にする方が多いと思います。
不便ですが「JL」オンリーで組むので、「JPN」での乗継になり、
片道2便・往復4便なので、初心者でも簡単お仕事です。

「JAL応援！！」・「FOPキャンペーン」にフォーカスし、「30% / 50%」積算を排除したフェアファイルがコレ　↓　です。

積算率も添付しときますネ！！

今日は70%積算の最安値の「BK-M」です。

ルールを見ましょう！！

重要な部分にチェック入れてるので読んで下さい。

ルート制フェアについては前回までに詳しく説明してあります。

マイレージ制の最大の特徴は、「総飛行距離・マイレージ」でフェアが作られる点。主にノーマルフェア（普通運賃）の指針として作成されたもの。

今回フォーカスしてる「ペックス運賃」タイプのフェアやジョイントフェア等の特殊運賃のルールで修正している為、文言に「当然じゃん、変なの」的な表現が出てきます。

例えば、マイレージ制なのに、参照ルートファイルの項目に「適用外」と記されたり、ルート制なのにフェア計算事項に「HIP」チェックは適用しないと記されています。世界中の発券担当者が見て「CRS / GDS」等に計算させたブレイクダウンとの相違を探す資料になるので、パープーさん♪やアーパー♪さんまで目線を下げてご丁寧に記されています。

＊「HIP」チェックと言うのは、
　「ハイヤー・インターメディエート・ポイント」の略
　より高額なポイント（経由地）が含まれていないかを見るチェック。

①Ａ→Ｂ→Ｃ
②Ａ→Ｂ
③Ｂ→Ｃ

①の行程でBに「S/O」が入った場合、②、③の料金と比較する。
より高額なフェアがあれば「HIF」（HIフェア）として運賃修正。

（このフェアは、「S/O」が許可された地域指定があるので、
　ノーマル券のような「HIP」はありません。）

ちょっと勘違いしてるマイラーがいるので、ここで1つ！！

「特典航空券」のベースは「有償航空券」にある！！

NHのAWDルールが変更になった際に、TC3（アジア地区）で取れる行程、
取れない行程、距離が長いのに必要マイルが短い路線より少ない。
という現象があり、ネットでは「NHはアホだ、どん臭い、分ってない」等々の声が多くありました。
僕は発言を控えてた時期なのでNHの援護射撃を出来ませんでしたが、助けてあげたいなと心苦しかったです。

＊自社アワードは「ルート」制

＊ジョイントアワードは「マイル」制

が基に作られています。

そう考えると分かり易いでしょう。

「マイル制」には、トータルで飛んで良い距離の上限が決められている。
世界共通ルールです。「TPM」（トータル・ポインテッド・マイレージ）を「M」として、そこから算出する「延長可能距離」を5％増しで「5M」、10
%増しで「10M」等の表記で「MPM」（マキシマム・ポインテッド・マイレージ）までの行程を組めます。

それらを基にAWD（特典）ルールは作られているので、自社便オンリー・他社便を交えたジョイント特典でも変な行程が出てくるようになる。
リージョンを跨ぐ路線等の短い距離は、リージョン内の長距離より必要マイル数が多くなるのは当然なんです。
何も知らい欲張りさんが、自分の浅はかな知識と大きな欲望を武器にして正当にルールを作成している担当者を馬鹿にしただけなんです。

話が長くなりましたが、折角マイレージ制を見てるので関係知識を深める良い機会です。こういう時にまとめてやっちまうと後で凄く役に立ちますよ。