2万マイルも乗ってこんなに安いの？《JAL / ANA》ヨーロッパ発券！

皆さ～ん、こんちは！！　(^^=)/

マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
【極上うなぎ。】です。

今回は・・・2万マイルも乗ってこんなに安いの？
　　　　　　《JAL / ANA》ヨーロッパ発券！です。

最近、何かと話題が多いフランス・パリを出発地とする航空券を紹介します。

近年の航空券は「ルート制運賃」というもの主流です。
特定航空会社を利用し、決められたルートで飛ぶ事を条件にディスカウントされるものです。こちらはJALの就航路線です。パリからアジア方面へ向かいましょう。バンコク・ソウル、そしてシンガポールへ行くには直行便が最短距離になります。しかし、「JAL / ANA」共に直行便は持っていません。それは日本を中心拠点・ハブとする航空会社だからです。それでも東京を拠点とする事でネットワークは拡大・目的地までの各路線のスポークが活かせます。これを「ハブアンドスポークス」と言います。
直航便がないからこそ「羽田というハブ」を基に「各路線というスポーク」を繋ぎ合わせる事で保有路線全てを販売・商品化出来るんです。

皆さんの中には、東京からパリ旅行したけど、直行便が高かったので中国系の航空会社を使い乗継した、ヨーロッパで乗継をしたなんて経験をお持ちの方は多いと思います。それが、ハブアンドスポークス・乗継を使ったルート制運賃なんです。

こちらが「JAL / ANA」が隠す「パリ発・シンガポール行き」
往復行程19038マイルの運賃表です。運賃適用通貨はユーロです。

最安値は運賃番号1番「JALのZクラス368ユーロ・積算率30%」です。
2番目もJAL運賃・448ユーロです。料金差額は予約クラスという「販売格付けが1ランク上のOクラスだからです。
ANAの最安値は運賃番号4番「514ユーロ・Lクラス・積算率30%」です。
ANAの2番に安いものは運賃番号9番の「Sクラス」となり格付けが上がり高額になっています。実はその分マイル積算率も50%になり、Kクラスより20%分も引上げらているんです。

目視確認はとても重要です。
日常生活においても多くの場面で格付け・松竹梅の選択を迫られます。
良いものを選ぶ・価格面で妥協する、そんな事の連続です。

現在、かなり激しいポリコレ重視のオリンピックがパリで開催されています。スポーツにおいてもランキングが付きまとい、ゴールドメダルが決められます。航空業界も例外ではありません。

エコノミークラスのゴールドメダルは「Yクラス」・シルバーメダルは「Bクラス」なんです。
最安値の予約クラスを確認して下さい。JALはZクラス・ANAはLクラスでした。格付け的には共にブービー賞、参加すことに意義があると学びのある位置付けです。
しかし、購入者としては、狭き門である最安値を確保出来たアナタがゴールドメダリストなんです。

次にこちらをご覧下さい。航空業界にも重量別・階級別が存在します。
ビジネスクラスやファーストクラスがそれで、十把一絡げには出来ません。
ファーストクラスのゴールドメダルは「Fクラス」・ビジネスクラスの優勝は「Jクラス」なんです。

格付けという世界を知ったところで、その中身を調べます。
運賃番号19番と20番のJAL・Eクラスをご覧下さい。コレはPY・プレエコの予約クラスでした。その上段にあるエコノミーのLクラス・Vクラスと同じような料金が設定されています。50キロ級のメダリスト「中間的位置付けLクラス・Vクラス」でも、100キロ級の敗者Eクラスなら条件面では互角に闘えるかもしれない。そんな関係を物語っています。

さぁ！　いよいよここから紅組と青組に分かれて競技に挑みます。
運賃種別・ルールを学ぶ上で初心者・中級者は障害物競走が得意ではないと思います。全力を注ぎ集中して速く走る、JAL運賃のみ見易いものを使います。一つの予約クラスが2つずつで構成されているのが分かりますか？
1番と3番の「Zクラス」・2番と5番の「Oクラス」・4番と7番の「Qクラス」全て2つで構成されています。スペシャルはキャンセル不可という厳しいルール・セミフレックスは変更が無料で可能になる上位ルールです。
ルールを色分けしたのは、一瞬で認識が出来るからです。最大の特徴は、グリーンとブルーの2色しかないところ。予約クラスが２つあったのは、グリーンとブルーの2色が設定されている、2つのルールが付与されている事を意味しています。

そのルールの内容を把握しないといけません。
何故なら手数料の金額が出発国・予約クラス・キャビンクラスで異なるからです。全て調べたところ、1ページ目の下位クラス「ZクラスからKクラスまで」の手数料は同じでした。

＊スペシャルは、キャンセル不可・変更手数料は180ユーロです。
航空業界は2レター（アルファベット2文字）・3レター（アルファベット3文字）の専門コードを多用します。航空会社や都市コード、運賃計算用語を簡潔に示す為です。その内の一つ「CXL」は予約端末・運賃計算で使用する時に「キャンセル」を意味します。

＊セミフレックスは、キャンセルが100ユーロ・変更は無料なので何度でも可能です。

ここで重要ポイント！！

予約変更する時は、購入した予約クラスと同じ、またはそれ以上のクラスにする事が条件です。例えば3番のZクラス486ユーロで購入していたら、新たな日程でもZクラス、又はそれ以上にする。混雑していて最安値の残席がＫクラスの空きしかない場合は、20番の1738ユーロに変更されてしまいます。その差額1252ユーロを追加徴収されてしまうんです。片道分であれば、その半額626ユーロになります。変更する時は、購入する時と同じように慎重な残席確認が重要です。

次に運賃ルールを選択する時の多角的視点を勉強します。
運賃番号1番と3番のZクラスの差額は100ユーロです。
これは、ルール・スペシャルをセミフレックスに格上げする為の費用と読み取れます。運賃番号15番と16番のプレエコEクラスの差額も100ユーロ、
19番・20番Kクラスの差額も100ユーロ。

パリ発・シンガポール行き運賃では上位ルールを適用する費用を100ユーロで統一しています。ここで１つJALの企みが判明しました。

右側に追加された「赤とピンクの文字」を確認して下さい。
ルール・スペシャルは一度変更するだけで180ユーロ必要、10回変更したら1800ユーロです。
変更無料・回数無制限のセミフレックスにする差額はたった100ユーロなんです。
そして、セミフレックスにするとキャンセルが可能になり手数料もたったの100ユーロです。長期間の行程、中・長距離のフライトが4便もある場合は、
100ユーロをケチらずにセミフレックスを選択した方が良いでしょう。

青組の皆さ～ん、お待たせしました！！

ANA下位クラスは、重要な基準の「Hクラス・Uクラス」までで9種類しかありません。「Hクラス」は海外発航空券ならビジネスクラスへのアップグレードが可能なもの、「Uクラス」は日本発のそれに当たります。これが重要な目安です。

ここで皆さんに質問です！
日系航空会社は海外発運賃では、ある商品を格安で販売しています。
それは何だと思いますか？
ヒントはJAL運賃解説でも重要視しました。

素晴らしい、皆さん正解です！！
運賃番号6番に「Nクラス」があります。
Ｎクラスはプレエコの最低予約クラスです。そして、8番にプレエコ「Eクラス」もあるんです。Nクラスは積算率70%・Eクラスは100%積算でかつビジネスクラスへのUGが可能なんです。料金差は370ユーロしかないんです。

この2つの料金で迷われる方は、ビジネスクラスUGを一つの目安にすると良いでしょう。

NクラスはビジネスクラスへのUG申請は出来ません。しかし、UG可能なHクラスより安価です。ビジネスクラスを狙わず、プレエコに乗れれば良い方向きです。

Eクラスはビジネスクラスに乗りたいけど、UGが確定しない場合にエコノミーは避けたい、そんな時にプレエコを確保しておくと保険になります。

それでは条件面を比較します。
皆さんの大好きな「一目瞭然・モノグサ仕様」をご用意しています。「L / Sクラス」の最安運賃はCXL不可のスペシャル、少し高額なWクラス以上になると「標準仕様のBASIC」が付与されています。
安かろう悪かろうの典型です、運賃ルールにも格差・階級が存在するんです。先程競合したプレエコも例外ではありません。安い方のNクラスはルールスペシャル・高額な方のEクラスはベーシックプラスなんです。
そして、海外発券において特徴がない・利点がない「Uクラス」は、70%積算でUG申請の最安値という特徴はHクラスに奪われている。そんなUクラスに色を付けるにはルールを良くして差別化するしかないんです。それで変更無料・払戻無料のルール・フルフレックスが付与されています。

こちらが、極上うなぎ。オリジナル「皆さんのハートを鷲掴み仕様」です。

ルール・スペシャルは、キャンセル不可・変更手数料150ユーロ。
ベーシックは、キャンセル150ユーロ・変更手数料も150ユーロです。
プレエコはルール名称が同じでも手数料額が変わりますのでご注意下さい。

ANAは7/3から運賃ルール名称の変更に着手しました。
少しずつ入替をしているようで、この路線はまだ手付かずです。
バリューはクラシック・ベーシックはスタンダードに変更予定です。
まだ公告されていませんが、実はこのBASICは格下げされてかなり条件の良くないルールに使用されるそうです。先日リリースした記事・動画「日本発・シンガポール行き2万円」でお知らせした「Light（ライト）」という名称も追加されています。暫くはややこし状況が続きますので一緒に耐えましょう。

それではパリ発・シンガポール行き運賃、航空会社が隠してる部分をルールファイルを使って確認しましょう。JALはZクラス・セミフレックスとEクラス・スペシャル異なる2つのルールをご用意しました。

ルール4番のフライトアプリケーションに2レターで沢山の航空会社が記されています。これはヨーロッパ内・インターユーロフライトで使って良い航空会社です。JALはOWなのに星組のキャリアが含まれています。ヨーロッパ内を網羅するにはアライアンスの縛りなんて気にしてられません。提携がなくコードシェアで取る事が出来ないので、オリジナル便名で確保可能な設定をしているんです。
これが昔ながらのPEX運賃の特徴です。アライアンスが結成される前は、これが一般的でした。
販売運賃額でヨーロッパ内をカバーする為です。他社便を使われるとJALの利益が減ります。

その他の地域は、ヨーロッパから日本・日本国内・日本からアジアの区間に分けて説明されています。JALオリジナル運行かつJAL便名のみ許可されます。

ルール8番・途中降機に関して。
4回のストップオーバーが可能です、FREEの文字が確認出来ます？
皆さんの大好きな無料です！！

片道に付き2回、AREA3でストップオーバー出来ます。
エリア3とはアジア内の事です。ここではJAL便使用の義務がある為、必然的に「日本」を指す事になります。
日本でストップオーバーが出来るんです。

セミフレックスはキャンセル100ユーロです。
変更は何度でも無料ですが、Zクラスの繁忙期確保は難しいです。閑散期から繁忙期に変更される時はご注意下さい。

Eクラスのルールファイルは、極上うなぎ。の「はてなブログ・note」に掲載しますのでご活用下さい。

ANAは最安値「Lクラス・スペシャル」・「プレエコEクラス・ベーシックプラス」異なる2つのルールファイルをご用意しました。
ルール4番・フライトアプリケーションの内容はJALと異なります。
ANAでは、ヨーロッパから日本までのフライトで、自社オリジナル便に加え、LH・ルフトハンザドイツ航空、OS・オーストリア航空、LX・スイスインターナショナルエアラインズのフライトの利用が可能です。但書があり、NH便名としてコードシェア便利用する事が条件です。

又、日本からアジア間のフライトは「NH001からNH3999」が適用フライトとされ、当該路線においては利用便名がこの中に含まれる事が条件です。

ルール8番・途中降機はJALと同じ条件。
みんな大好き、無料で日本滞在が2回可能です！！

ルール16番・ペナルティーズ。
キャンセルは出来ません。Lクラスの変更は1回に付き150ユーロ。
Eクラスは払戻手数料は190ユーロ・変更手数料も190ユーロになります。

飛行距離を確認しましょう。皆さんが大好きなマイル単価でしたっけ？
割り算して、その大事なもんに使って下さい。「パリから東京は6207マイル」・「東京からシンガポールは3312マイル」です。

今回のチケットは、乗継という手間がある分「運賃が安価に設定」されています。これ程の長距離を仕込む事で「マイルや・ステータスポイントを多く獲得出来る」それが狙いです。更に客に不便を強いる事から「乗継地である東京で途中降機という休憩」も可能になってるのがルート制運賃の利点でもあります。日本在住者にとっては持って来いな条件、海外発券を始める為に発券国までの片道航空券されあれば、「パリ旅行とシンガポール旅行」を2回に分けて楽しめるんです。

最終区間を利用後に再度同じ行程を発券する事を「ループ」と言います。次回はパリから移動して、ハンガリー発券するなんて選択肢もあります。実は、目的地はシンガポールだけではありません。「パリとハワイのホノルル・ドイツと台湾・イギリスとオーストラリア」な～んて夢の競演が沢山あるんです。

それを皆さんに全てお伝えしたくて情報発信を行っています。
ただ料金を紹介するのではなく、「正しい使い方・使用条件の活かし方・マイルやポイントを効率良く貯める」事にフォーカスして、知ったか情報で満足しない正当派のマイラー・修行僧の育成を目指しています。

今回の海外発券の特徴は、出発国が海外、到着国も海外です。
飛んで泊まって、日本に一時帰国。仕事をこなし次の休暇でシンガポールを楽しむ。再度日本に帰国する。それでもパリに戻るチケットがまだ残っています。使用通貨・言語が異なり、ホテル選びにも忙しい。
まるで修行僧のトライアスロンのようです。セーヌ川と言う綺麗な響きは単なる思い込みの良いイメージで現実はどぶ川のように澱んでいます。

行程を組み、ホテルを手配して現地での滞在を楽しむ計画だって机上の夢物語かもしれません。綺麗なものを見せてくれる・快適な滞在が待っている。
それは、全力で走って自転車をこぎ、水をかき分けるという行動があるからこそ辿り着けるゴールなのかもしれません。運賃が見付けられなかった・いつものホテルが高額だった・フライトがディレイした、そんな時に必要になるのは、その場で代案を思いつく・瞬時に最善を選択する、経験と判断力なんだと思います。周りを見て戦略的な進め方が出来るとより良い結果が期待できます。

頑張った結果・・・メダルの色が目指したのもと違っていても闘った経験は必ず実績となり、マイラー・修行僧として成長しています。

僕も沢山の金メダルを獲得しましたが、試合にすら出る事が出来なかった経験だってあります。皆さんより少し先を歩むものとして、走り易い環境を整えています。どこがゴールになるか分からない、そんな方に目標としてもらえるよう全てを伝授します。

１つずつ楽しみながら一緒に乗り越えて行きましょう！！

生き残れ！　立ち上がれ！

修行僧たちよ！！

「noteメンバーシップ」・「YouTubeメンバー」制度を開始しました。
お好みのスタイルでお付き合い・ご支援・ご活用下さい！！

メンバーの方は動画の下に続きがあります。

今回はパリ発・シンガポール行き運賃の
「JAL/ANAの安価なビジネスクラス」

運賃表とルールファイルです。

なんと！「JAL / Xクラス」・「ANA / P-CLS」もあるんです！！

ブログ・noteでは限定投稿が出来ないので一般の方には有料記事として表示されますが、一般公開部分は無料なのでご安心下さい！！

《動画を作成したので参考にしてください！！》

楽しんで頂けましたら、
ランキングに貴方の「アナタのとまほ～く♪」をぶち込んでネ！！

復活後の記事はブログカテゴリ【2023 / 2024】に入れてあります。

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チーム『極うな。』

メンバーの皆さん、こんちは(^^=)/

こちらが安価な上位クラスと積算効率の良いビジネスクラスです！！