見出し画像

今がチャンス!「最安料金」確保!!      《ANA新規就航3路線》運賃解説・JALとの比較。


皆さ~ん、こんちは!! (^^=)/

マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
【極上うなぎ。】です。

今回は・・・ANA新規就航3路線
      今がチャンス!「最安料金」確保可能!!
      運賃公開・比較解説
です。

皆さんご存知でしょうが、7/22から新規就航3路線「MIL / STO / IST」の販売が開始されてます。





就航都市を地理的に確認する事はとても重要です。
長距離路線では、直航便がない時に経由便の利用が認められています。
乗継都市によって料金差が大きくなります。ヨーロッパは通行税も高額・ビジネスクラス・ファーストクラスの贅沢税もあるんです。
ポケットに穴を空けてしまうと、気付いた時はスマホが抜け落ちる程の大きさになってしまう。小くても見付けたら直ぐに対処するそんな思考で航空券を作ります。



ミラノ線は「火曜日・木曜日・日曜日」の週3便運航です。
往復共に「同じ曜日」なのは、日本の方が日付変更線に近いから、
ヨーロッパへのフライトは、日付変更線に尻を向けて飛ぶ・時間を逆行するので出発日同日に到着するからです。


機材はB789が配置されたようです。
215席あり「ビジネス・プレエコ・エコノミー」の比率は「2 : 1 : 7」と3割が上クラス7割がエコノミークラスで構成されています。


オススメ運賃として紹介されているのは「各クラスの最安値」が基準になっています。これは燃油サーチャージ・諸税込みの価格です。
エコノミークラスの「約2倍の価格がプレエコ料金」・「約3倍の価格がビジネスクラス料金」です。ビジネスクラスは48席設置されています。エコノミークラスは146席とその約3倍の座席数です。
いつもと違う解説をしたのは、価格と座席数の関係を把握してもらうためです。機内という限られたスペース・エコノミークラスの面積を基準とすると3倍の大きさ・3席分がビジネスクラス1席分で構成されている。航空業界は機内スペース・フライトスケジュール・飛行経路・高度、全ての面が緻密な計算に基づいているんです。面白いですネ!!



こちらがANAが隠す「東京発・ミラノ行き」の運賃表です。
ミラノ行き運賃が新規設定された訳ではありません。以前からあったものに
「自社の直行便」を利用出来る条件が追加されたと認識する事が重要です。


最安値は運賃番号1番「95000円・Kクラス・積算率30%」です。
このKクラスはANAが一般旅行者に販売する国際線の最低クラスです。
この予約クラスで確保出来たアナタは優勝です。そう「勝ち組のK・キングのK・綺麗のK」なんです。運賃番号3番にもKクラスが設定されています。
価格は115000円と2万円も高額です。



その違いは「曜日制限」によるものです。
こちらは往復の基本運賃になるので、週末を選ぶと「往路1万円・復路1万円」合計2万円が追加になる事を意味しています。

*日本発の「週末は土曜日・日曜日」
*ミラノ発の「週末は金曜日・土曜日」
です。

それ以外が週日運賃になり、出発曜日を週日にすると2万円節約可能です。


こちらは航空会社が設定する「アルファベット1文字でコード化」された「予約クラス」という価格設定基準です。右側は安価で条件はが厳しいもの、左に行くほどに位が高くなり「エコノミークラスはYが最高位」です。勝ち組のKはANAでは最安で最低のルール、その次に位置するのが「Lクラス」になります。


ミラノ線でも運賃番号2番に「Lクラス」があります。
4番以降にも多くのLクラスが設定されています。実はミラノ線では7/23日までこのLクラスが最低クラス・最安値だったんです。7/24に急にKクラスが出てきたんです。キャンペーン運賃・セール運賃では見当たらないので、恐らく新規就航運賃で入れ忘れがあったか、急遽新規設定したんだと思います。
その足跡残されていて、赤枠の4つの運賃が「9/30まで」の限定価格になっています。運賃表の黒帯内の文字に「シーズナリティ」があります。それを縦読みすると制限・ANAからのメッセージがあります。このフェアファイルの運賃は「10/1~12/26まで」の価格だと記されています。僕はこの原因を確認しないと気が済まないので色々と調べてみました。


皆さ~ん、ライバルJALの運賃を知りたいと思いませんか。
こちらがJALが隠す「東京発・ミラノ行き」の運賃表です。
実はここに答えがあったんです。
最安値は、ブルー枠の運賃番号1番「95000円・Zクラス・積算率30%」です。現在JLは「おトク運賃」というセールの様なディスカウント運賃設定がありません。「おトク運賃」で通常使用される「Zクラス」をANAの新規就航販売にぶつけてきたのが分かります。その打診を受けたのかどうかは分かりません。ミラノ行き直行便と言えば「JLとAZ」でした。経営破綻でJALの代名詞・ミラノ線を取られた腹いせの奇襲攻撃かもしれませんネ。
2番目に安い価格も115000円で足並みが揃っています。


JAL運賃はZクラスが4つもあります。日本発はホントに面倒です。
グリーン枠の1番と3番が払戻不可のルール「SPECIAL」・ブルー枠の4番と8番が変更自由なルール「SEMI FLEX」です。2つずつあるのは、ANAと同様に「週日・週末」で料金差額を設定しているから。その罰金は2万円です。日程変更自由が2万円・服装も自由です、パパとママの目を盗んで週末フィーバーするなら更に2万円、合計4万円の追加になっているようです。
それが運賃番号1番と8番の差額4万円なんです。
平日も週末も部活動で忙しい、変更なんてしない優等生には95000円という最安価格が用意されています。


ANAは運賃規則一覧が用意されています。
各クラスの条件が詳細に記されている素晴らしい資料を用意してくれています。今回のMIL / STO線にはノーマル運賃、片道運賃、幼児運賃があり、メインとなる特別運賃・エクスカージョンフェアは「136種類」あります。
いくら説明が丁寧でも全てを照合するのは大変ですよ。

「そんなの、いちいちやってらんネ~よ!!」

そう思ってませんか?
安心して下さい、皆さんのモノグサ具合はよ~く理解しております。
グリーンがバリュー・ブルーはスタンダード・レッドはフレックス。


こちらが『極上うなぎ。』のお得意様用に仕上げたルールブックです。
品定めし易いように色分けしています。「新緑カラー・エコなグリーンはバリュー」です。「安らぎ・さざ波カラーのブルーはSTANDARD」です。
安価な運賃にフレックスはありません。下位ルールのバリューと標準仕様のスタンダードで縛りを設けています。


お膳立てしたものがこちらです。
運賃番号1番と3番に2つのKクラスがあったのは曜日制限でした。
他のクラスにも週末の罰金が設定されていると読み取れます。
覚えてますか? 部活をサボって不良するならは2万円の追加ですよ!!


こちらが完全版になります。
1番から3番と6番が「9/30」までの料金。赤枠には「70日前+」の文字があります。実は「7日前購入」と価格は同額設定なんです。70日以上前に購入する事で1つ条件がが緩和されます。その早期購入のご褒美が「土曜日滞在」免除です。7日前購入は、熱いサタデーナイトを現地で過ごす事が義務。旅行開始後の、最初の日曜より前に飛んではいけない運賃が7日前まで買える便利なものなんです。日系のこの小賢しい数多のトラップはず~っと昔から仕掛けられています。簡素化しない・難しくないと航空券じゃない、そんなガラケータイプを貫き通す事に意義があるんでしょうか。



簡単にルール確認します。
ルール・バリューは「変更2万円・払戻不可」です。


ルール・スタンダードは「変更2万円・払戻3万円」の手数料です。


フレックスは「変更無料・払戻3万円」になります。
FLEXで手数料を取るのは日本発運賃ぐらいです。
僕の記事・動画で海外発券を勉強している方はよ~く知ってますよネ。
日本発は高額なだけではなく、ルールもショッパイんです。


次はストックホルム線です。期間は1/31~3/29まで。
週3便「火曜・金曜・日曜」の就航です。




こちらが「TYO / STO」の運賃表です。
ミラノ線同様、特別運賃は「136種類」あります。
1つの予約クラスに多くの制限を付加する為、アタオカな数があります。
責任者ともよく話をしますが、即答出来る方はいません。
作った人は何がしたいのか、これだけ細かい区別をする事でどれ程の利益差があるのかを確認してるんでしょうか。
世界中の航空会社が運賃表を隠すようになって大分経ちます。
客には分からない事だらけ、目安がないんだから1万・2万高くなったところで分からない、そんな事で他社に流れるような人はそれ程多くないのが現状の様な氣がします。海外発運賃のようにもっと簡単にしてもらいたいですネ。


こちらが、大事なお客様用のワガママ仕様スペシャルメニューです。電話で予約をされる方は、このメニュー表をもとにコミュニケーターさんを誘導してあげて下さい!!
ストックホルム線の解説は以上です。

まさか驚いてませんよネ??
そこの、鋭いアナタ!! キレッキレなところ大好きです。
そう、ミラノ線と全く同じなんです。


次にJALのストックホルム線の運賃です。
もうお気付きですネ!!
ANA同様、ミラノ線と何も違いがないんです。
そう、ロンドン・パリ・フランクフルト以外のヨーロッパ地方都市の運賃設定はけっこーテキトーなんです。これは、位置的に日本からの距離があまり変わらないからです。そして、経由する地点もヨーロッパへの就航都市では限定されるからです。大きな違いは就航都市が「目的地になるか経由地になるか」です。これで料金が変わってきます。



次にイスタンブールです。
2/12から3/29の「月曜・水曜・土曜」の週3便運航です。


ANAが用意した資料では最安値は178000円になるようです。
為替差があるので、多少変動します。


こちらがANAの「TYO / IST」の運賃表です。
最安値は運賃番号1番の「108000円・Lクラス・積算率30%」です。


ミラノ線での重要ポイントをリマークスしてます。
同じような条件設定・規則性が見られます。


*グリーンがルール・バリュー「払戻不可・変更手数料2万円」
*ブルーがルールスタンダード「払戻3万円・変更手数料2万円」

条件も全く同じです。
そして、7日前購入は「土曜滞在の条件」があり、早期購入「70日以上前」のタイプは最低滞在3日以上で土曜日の滞在義務は免除されています。


運賃番号7番と8番のLクラスは週末運賃になります。
こちらもルールとペナルティを見易く仕上げました。
どうぞご活用下さい!!


こちらはJALの「TYO / IST」運賃表です。
最安値は運賃番号1番の「110000円・Qクラス・積算率30%」です。
4番目のQクラスは「フェアファミリー・セミフレックス」になります。


2番のZクラスをみて首を傾げた方は素晴らしい視点をお持ちです。
JALのZクラスはQクラスより2つも格下です。それなのに料金が高額になっていたんです。運賃表に戻って、もう一度確認してみましょう。


その答えは「赤枠」にマーキングしてあります。
黒帯の文字「GI」が示すコード「EHとTS」の文字が重要です。
EHは「イースタン・へミスフィア」東南アジアルート・南回りを意味します。TSは「トランスサイベリア」シベリアルートの事です。
EHの料金は「ヨーロッパを経由してはいけない運賃」なんです。

そして、マイル制・ルート制で料金が異なります。
前回の記事・動画「ソウル発・アメリカ東海岸行き運賃」の紹介でマイル制については詳しく説明しています。踏み込んで調べたい方は参考にして下さい。


それでは新規就航路線の各都市の残席を覗いてみましょう。
最下位の「Kクラス」にフォーカスすると混雑しているのか、ガラガラなのかが分かります。全ての路線で残席がフル表示「9席」と確認出来ます。
冬の時期のヨーロッパ・トルコはとても寒いです。この時期は閑散期にあたります。新規就航が夏休みであれば、予約に出遅れた方・他の路線が高額なので問い合わせが殺到していたと思います。


曜日運航のミラノ線に関しては「12/26 , 12/29」が年末運行です。
両日共に最安値での確保が可能です。
更に、7/24の23時時点では特典ビジネスクラスにも空きがあったほどです。




復路・年始の直航便は「1/2 , 1/5」現地発です。
こちらも最安クラスがフル表示です。
通常では座席を絞っているプレエコ「Nクラス」・ビジネスクラス「Pクラス」もフル表示と全力で販売しています。


ANAミラノ線の「Kクラス・VALUE」のルールファイルをご用意しました。ANAの新規就航3路線は全て「マイル制」運賃です。決まった飛行ルートを取る「ルート制」運賃とは違い、ルールファイルに添った行程・路線・提携他社を選択しないと設定運賃が適用になりません。その重要な資料なので、webで提示される料金以外の隠されたルートや便選択が可能です。どうぞご活用下さい。


ルール12番のサーチャージには、利用便ごとの追加料金が記されています。
これは航空会社がwebで公開する資料には記載がありません。
Kクラスでは1便に付き「2500円・5000円」の罰金が設定されています。
ご自身で運賃計算出来る方は、差額に納得出来ない時はこの「フライトサーチャージ」を疑って下さい。ビジネスクラスではより高額です。


初めての方、この資料を見た事がありますか?
マイル制運賃は飛行距離で料金が異なります
直航便利用なら基本料金で済みますが、経由する都市によっては飛行距離が長くなり、飛んだ分の追加料金が上乗せされる仕組みです。
東京からミラノまでの飛行距離は「6077マイル」です。基本料金として許可されている距離は「7526マイル」と定められているんです。超えた分は5%区切りで25%まで追加料金で許可されます。


ストックホルムは東京から「5439マイル」とミラノより短いようです。
しかし、経由便を使った総飛行距離としては「8078マイル」でミラノ線より長く飛べます。この計算をするのが本当の「マイル単価」なんです。
冒頭で地理的な確認が重要だと申し上げたのは、マイル制運賃において「価格操作と行程作成」というスキルが本物のマイル単価を導き出す為に必要になるから。



東京からイスタンブールは直行便で「5748マイル」・最大許容マイル数「MPMは6897マイル」です。右側にHGLの文字が見えますか?
その下にある「1149マイル」と言うのは基本料金以内で「まだ1149マイル」飛べる事を意味しています。
イスタンブールまでの航空券を直行便利用で購入した場合「1149マイル分」のお釣りを放棄した・チップとしてANAにお布施した事になります。
その価値は距離で算出すると「1/5」程度、料金が10万円なら「2万円」分のフライト権利を放棄してるのと同じなんです。
そんな考え方が出来るようなると、もう立派な上級マイラーです!!



フランクフルトを経由した場合「LVL」欄に「5M」と記載されました。
総飛行距離(TPM)が「7089マイル」になり、基本料金設定の「6897マイル」を超えています。料金は片道ごとに5%追加されます。何気に組んでいる行程には、こんなルールが適用されているんです。特にアメリカ路線・ヨーロッパ路線などの長距離線に多い傾向です。実は皆さんが大好きな特典航空券はこの国際航空運賃ルールを基に作成されています。


特に他社便を利用する行程は基本的に「25M」を超える行程は不成立になります。それを知らずに組んでいる方は特典航空券が創られた基礎となる「自社運行のみを使ったルート」からの発想です。途中降機・乗継制限に関しても国際航空運賃がベースにあります。僕がマイラー・修行僧に運賃を勉強して欲しいと思う理由がここにあるからです。特典航空券を難しいと感じている方も、いつの間にかその根拠が見えてくるはずです。ものごとには全て意味があり、存在理由があります。アナタがステータスやマイルを獲得する事に意味があるのと同じです。都合の良くない、面倒な部分を理解する事で視野が100倍になると思います。安心して下さい、受け入れる必要はありません。好き嫌い含めて認めるだけでいいんです。困ったらいつでも遊びに来てください。全ての必要な情報を揃えて待っています。


「noteメンバーシップ」・「YouTubeメンバー」制度を開始しました。
お好みのスタイルでお付き合い・ご支援・ご活用下さい!!

動画を作成したので参考にしてください!!》


楽しんで頂けましたら、
ランキングに貴方の「アナタのとまほ~く♪」をぶち込んでネ!!

復活後の記事はブログカテゴリ【2023 / 2024】に入れてあります。

【 極上うなぎ。ブログ♪ 】

【うなちゃんねる。♪ YouTube動画】

【 極上うなぎ。note♪ 】

極上うなぎ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?