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具体的な行為に絞って考える

昨日に続いてコミュニケーションに関する内容を扱います。

「いじめ」「虐待」みたいな言葉があり、当然ですがネガティブな感情と結びついています。

この言葉をそのまま使うと、うまくいかないケースがあります。

抽象度が高いんですね。

支援者側が「これは虐待と判断されてもおかしくないですよ」と言っても、
養護者は
「いやいや、テリーさん、これを虐待と言われたら、私だって小さい時に親から虐待されてきましたよ。だから、口を出さないでください」
と言われかねません。

いじめでも「先生、うちの子がBちゃんをいじめているって酷いじゃないですか?」という反応を引き出してしまうかもしれません。
同じ言葉を使っていたとしてもイメージが全然違うことがあります。

要ははこれらの言葉からは、具体的な行為が連想できないんですね。
意見と事実を分けましょうと言いますけど、事実から意見は出せても、意見から事実は推測しづらい

なので、私は話が進まない時は「事実」とか「行為」を描写して伝えるようにしています。

「虐待かどうかの判断は置いておきましょう。あなたがCさんの頭をテレビのリモコンで叩いて、頭部を縫う怪我を負ったことについて考えましょう」

「いじめかどうかはともかく、Bちゃんの首を絞めたことについて考え、同じことが起きないように考えましょう」
みたいな感じです。

解釈合戦の空中戦にしない。

これも100%うまくいくものではありませんが、お勧めです。

本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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