ご近所の行方

画像1 矢印が、どこかへ行けと言っている。しばし、たたずみ、考えてみる。右を見たり、上を見たり、左を見たり、下を見たり。そして、途方に暮れるのです。
画像2 【 001. 空へ行け。天へ行け。ただひたすら、まっすぐに。】 矢印がまっすぐ、空を指し示している。「直進のみ可能」という約束事を頭の中からとりはらって、この標識を素直に見れば、「空へ行け」ですよね。行けと言われてもなぁ。行ければ、いいんだけどなぁ。
画像3 【 002. 手描きの味わいなり。ググイと、墨痕あざやかに。】 なんと言うか、迷いのない感じがいいですね。ここは、こういう矢印だ!という勢いで、ググイと一気に描ききった感じがいい。工事が終わるまでの、ほんのつかの間の名品です。
画像4 【 003. 永劫回帰、万物流転、盛者必衰のことわりを表す。】 ご近所の交通公園に記されていた矢印。「世界には、始まりも終わりもない」という、深遠な思想を開示しているかのようなこの矢印がお気に入りだったのですが、数年前の公園整備の際に、あっさり消されてしまいました。どこかに輪廻転生、していないかな。
画像5 004. archive of arrows
画像6 005. archive of arrows
画像7 006. archive of arrows
画像8 007. archive of arrows
画像9 008. archive of arrows
画像10 009. archive of arrows

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?