ご近所の終点

画像1 街を歩いていると、トン、といろいろな「終点」につきあたることがあります。とりあえず、ここで、いったん世界は終わるんだなと、しみじみしながら、記念撮影。
画像2 【 001. 終点はひっそりと、つつましやかに、そこにある。】 終点の向こうから、陽がさしています。マンションの通路のいきどまり。宇宙の果てのいきどまりも、きっと、こんなふうに、ひっそりと、つつましやかにいきどまっているような気がします。
画像3 【 002. とりあえず今のところ、ここが世界のいきどまり。】 現場のまわりがぐるりとトタン塀で囲ってあって、そこに、いきどまりができていました。工事が終わって、現場が消滅したら、この袋小路もなくなってしまうかも。ということで、「在り」し日の思い出に記念撮影。
画像4 【 003. 何かが、よどんでいる。何かが吹きだまっている。】 それぞれのベランダから、それぞれのお宅の物音が、袋小路にもれだして、よどんでいる。おだやかな、何事もない、午後でした。
画像5 【 004. 終点は、ある日突然やってくる。前方注意のこと。】 いやぁ、これは、あぶない。幹線道路並の広い道が、突然、終わるんです。「行き止まり」って大書してある看板が、とってもご立派。さぞ、今まで、いろんな事故があったのでしょうね。看板がよく見えない…という人は、005をご覧ください。
画像6 【 005. ずいっと寄ってみる。あんまり立派な終点なので。】 ね、立派な看板でしょう。立派ですけどねぇ……。あまりに無謀な都市計画って感じですね。でも、ここの、とりとめのない空間が、しみじみと、好きなんです。わびさび、わびさび、などとつぶやきながら記念撮影。
画像7 【 006. 「在る」こと「なし」。ということで、終点です。】 「不在」って、「居ない」ってことですよね。でも、そういうことなら、「不居」の方がふさわしい。僕は、いつも「不在」という字面をみるたびに、「在るが、ないのか。なるほどなぁ。」と思ってしまいます。なにが「なるほどなぁ」なのかは、それはそれとして。
画像8 007. archive of the end
画像9 008. archive of the end
画像10 009. archive of the end
画像11 010. archive of the end
画像12 011. archive of the end
画像13 012. archive of the end

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?