大きなものを手放すと大きなものが入ってくる理論についてと沖縄生活で人間が一回りもふた回りも大きくなった話。


スピリチュアルでもよく聞きますよね。執着を手放せ手放せ、と。

手放したくないものは手放す必要はないし、許せないものは許せないで良いんですよ。

”許す”ってそんな大袈裟に考えなくて良いんです。嫌いな誰かを許すんじゃなくて、あの人が嫌いだなと思っている感情に自分自身で許可をしていくんです。で、それさえも許可ができないのであれば、そこも丸っとオッケーにしちゃう。

それをしたところで、誰かが不幸になるなんてことはありません。



さてさて。私は1年半くらい沖縄に住んでいました。そして今、たった今。東京に帰る飛行機の中でnoteを書いています。



そうですね。沖縄に来たのはちょうどコロナがわちゃわちゃし始めた時期だったかな。2020年の3月。


沖縄に来るときは東京で働いていたスタジオも全て手放したので仕事も決まっていない状態でした。ですが私自身そこには全く不安もなく別にヨガの仕事じゃなくてもいいし。蕎麦屋で働いてもいいな〜なんて考えていたんですね。


こちらに来てからはひとまずはスタジオ探しをし近所のヨガスタジオ2件に問い合わせをしたところ採用が決まったのですが、、、、スケジュールの関係や交通の便などが理由で結局はご縁がありませんでした。


その頃、東京のスタジオで出会った生徒さんから「はるかちゃん、良い加減オンラインクラスやってよ〜!!」との連絡がありました。どこかの記事でも書いたよね。私自身オンラインクラス絶対ハンターイ!な人間だったこと。でもね、苦手なものに目を向けることの大切さを私は身をもって感じてきた人間でした。ここでこのチャンスを逃すのは何か違うような気もしたんですね。



1→2に行くのは割とヒョイっといけるんだけど、0→1ってかなりエネルギー使うんですよね。その分達成感は凄まじいものなのだけどね。


でね。当時オンラインクラスやりたくなかった理由の一つに高校生の時に母に買ってもらったポンコツMacBook Proしかなかったというのもあるんです。



そして貯金なんてしたこともなかった&沖縄に来たばっかりですぐに10万円を動かすなんてかなりリスキーだし、不安でしかなかったんですよ。



とにかくやらなくて良い言い訳を探して作りまくっていました。



でもね、もしここで10万円のpcを買わずポンコツpcで仕事をしてデータが飛んだり、環境が良くない状態で提供するのってちょっと違うのかも。と思いました。



そんな中、コロナの持続化給付金でしたっけ。あれが支給される報道を目にしたんです。



これは!悩んでいる場合じゃない!このお金はここに使うためのものだ!と思い、直ぐに近くの電気屋さんに電話をし、在庫確認をしました。すると、1つだけ在庫があるとのことでそのまま一目散に電気屋に行きましたね。



生まれて初めて10万円というお金を動かしたので手がプルプルと震えていたのを覚えています。



家につきセットアップをしようと思い古いMacBookと新しいMacBook Airを並べ電源をつけようとしたところ、古いMacBookが一瞬電源が付いたと思いきや、直ぐにシュゥゥゥンとダウンしました。それから何回も立ち上げようと思っても立ち上がらないんですね。



不思議ですよね。



何もかもが不思議でした。



それから、おニューのMacBook Airの代金を回収しようと思い、今まで学んで来た知識を集めまくり講座をスタートさせます。


なんせ時間はあるのに金はない状態。貧乏暇なしの逆です。いくらでも考えることはできるし、いくらでも行動に移すことができる期間だったんです。



そうですね、もうこの時は外に出て働きたくない、出れないのだからpc一台で稼いで生活するしか選択肢はない。と思っていたんですよね。人って面白いです。選択が違うだけでやろうと思えばなんでもできる。その時になったら、そこまで追い込むことができれば必ず行動をするんです。



そもそも、どうして外で働かないかと言えばやろうと思えばできるんでしょうが、高校生の時にセブンイレブンのアルバイトの面接に行ったら「あなたに棚卸しできますか?」と言われ、「棚卸しってなんでしょう〜。頑張りまあああす!」と言ったらその場で不採用だったんですよ。結構トラウマかもしれないですね。恨んでませんよー。セブンイレブン大好きです。特にアメリカンドッグと唐揚げ棒。



さてさて、だいぶ話が逸れてしまいましたが。そんなこんなで生徒さんたちに救われ、オンラインクラスだけでなんとか生活ができるようになりました。


オンラインをスタートしたときは慣れないことだらけで苦労しました。


なんでスカイプじゃなくてzoomなんだ!!!って思ってましたしね。


でもね、みんながオンライン初めてなんだよね。悠加だけじゃない。


みんなで一緒に、これってどうやるんだろう?このやり方いいんじゃない!?って積み上げていくの、楽しいんですよ。するとどうでしょう。あんなに断固拒否だったオンラインクラスが大の得意になってしまいました。


面白いねぇ。苦手なものも真っ直ぐに向き合っていると、いつしか向こうから歩み寄ってきてくれる。


そしてね、私は対面クラスではいかにその場の空気や皆さんに甘えていたのか。と思い知らされました。


オンラインってさ、直接リードができないし触ることもできないじゃない。だから生徒さん自身で"セルフアジャストメント"ができるところまで持って行くのが役割なんですよ。私たち講師は。




ただただ、ハイ、スッテー、ハイテー!ムリシナイデクダサーイ。だけのアナウンスじゃだめ。




臨場感を味わえない分オノマトペを駆使し、今どこが、どんな感じで伸びているからココが効いてくるよね!?どうどう?そうでもない?じゃあこっちを伸ばしてみたらどうかな?ギュゥゥンってなってる?!おーーよかったー!!ってのが必要になってくる。



生徒さんも必死ですよ。目だけじゃなくて自分の内側の感覚に耳をすましまくる。"すます"どころじゃないな。耳をかっぽじって、が的確な表現かな。

けどこれって簡単にできることじゃないから私は皆さんを尊敬しまくっています。


もっともっと、みんなに面白いこと、ワクワクが見つかるものいっぱい共有したいって思う。


でねまた少し話が逸れてしまいましたが。タイトルの大きなものを手放すと大きなものが入ってくるについて話しましょうね。


きゃーーもう、2500文字くらい書いちゃったよ。ライティングの仕事ください。



沖縄から東京に戻ったきっかけについてはまたどこかで書こうと思うのですがね。



あのねえ、私ね、大きなものを手放すと"新しい何か"が入ってくるって思い込んでいたんですよ。ここで言うならちょーーハッピーでローギアすぎる生活ができた沖縄。そんなぬるま湯生活を手放したから新しい何かがガッポガッポみたいなね。いや、もちろんそれもあると思う。


でもね、私の場合ちょっと違ったんですよ。謙虚さと感謝を改めて感じ直すことができたんです。腹の底から。


私ねプライベートな話も生徒さんにはよくする方なんです。

なので東京に引き上げることをや大体のことを把握をしてくれている方がたくさんいたんですね。


東京に戻る報告をみんなにしていると、全員がね


東京で待っているから。身一つできていいから。元気でも元気じゃなくてもいいから。




はるかさんの戻ってくる場所はちゃんとあります。





この言葉にどれだけ救われたことか。


書きながら泣いてる。直ぐ泣くなほんと。



私、そんなこと言ってもらえるような人間関係の築き方できていたんだ。

でも、それを渦中では気づけなかったんだ。と、少しばかり強めに反省をしました。



沖縄生活も残りわずかな時、友人と飲み屋巡りをしていたんですけど、そこでも、


いつでも待ってる。いつでも帰っておいで。


と、みんな満面の笑みで言うんですよ。


そんな人間関係を築き、大切にしている友人を心の底から尊敬しましたし、誇らしく思いました。

出会えてよかった。と心底思いました。

その友人はとても強く、そしてとても弱いのです。ちゃんと両面を持っていて、ちゃんともがいて、ちゃんと笑ってる。幾度となく救われましたね。





ヨガという言葉には”繋ぐ”という意味があります。

地球はみんな家族。なんていうけれど、私たち人間は、切れることのない見えない糸で繋がっているんですよね。


その一本の糸をどうするかは自分次第。脆くするのも、強くするのも私たち次第。それがいいとか悪いの話じゃない。


そうやって人は強くなって、また折れて、傷ついて、許して、成長します。


そんなことを改めて感じることができた私は超絶ラッキーガール。


想いを言葉にするって簡単なことではないけれど、もしかしたら、そんなに難しいことでもないかも知れない。




私がよく言う、「想いは伝えないと無かったことになるよ。」という言葉は私が銀座でホステスとして働いていたときに一番仲良くしていた年上の友人の言葉なんです。彼女は沖縄の出身でした。ちょうど今の私と同じ歳くらいかな。若くして他界してしまいましたが、




「はぁちゃん、大事な人は気付いたら、すーぐいなくなっちゃうから。その前に愛を伝えるんだよ。ごめんねでも、ありがとうでも。丸っと愛を伝えるんだよ。後悔したってしなくたってそんなのはどうでもよくて、兎に角、伝えて。」





この言葉を残していなくなっちゃった。







大切なものはきっと直ぐそばにあるから。見て見ぬ振りをしないで。



気づかないフリをしないで。



大切なもの、ぎゅっと抱きしめようね。





沖縄ありがとうまたすぐに。

東京またよろしくね。





あなたのサポートで私の未来が救われます。 大げさ大好きです。