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正しいことより 楽しいこと

「職場のアイツ、いつも適当にサボっているくせに、楽しいそうにやっているので、何となく上とも同僚ともうまくやり、要領良くやっている。サボっている割には、お咎めも受けている様子はない。

チッ・・・こっちは、真面目にやっているのに、それ程評価もされず、猛烈イライラモードとふきげん絶好調(笑

と二年前の自分を振り返る。こんな思いをしている人、結構いるんじゃないかなぁ。。。私の友人数人からも、同じような話を聞いたことがある。特に、もともと日本で真面目に働いてきて、それが標準となっている人たちにとっては、こっちの”緩め”の働き方が(もちろん、職場によると思います!)時として、自分の価値観(=仕事は真面目に働くもの。サボっていては絶対だめ!的な価値観)との違いにイライラさせられることもしばしば。

先日も日本人のキッチンで働く友人と話していた際に、彼はこう嘆いていました。

「こっちは、風邪もひかないように気をつけて、頑張ってやっているのに、そんなことは全く気にせず、自己管理もできない奴が風邪で病欠だよ。こっちは真面目にやっているのに、上も全然、風邪なら仕方ないと、こっちの努力(風邪をひかないようにしていると影ながらの)も知らずに、その分の仕事が全部回ってくる。全部カバーしているのに。。。」と。

私も昔は、風邪で休むことに罪悪感を感じていた。ところがうちの同僚も、ちょっと二日酔いでも、「I don't feel good today.」と平気で病欠をする。確かに具合悪い!という意味では二日酔いだろうが、風邪だろうが、嘘ではないが・・・

私自身、こっちにきてからそんな経験たっぷりしましたー(笑 「もう怒らない!」て本まで買ったほど・・・

そんな時に、ある人に相談したら、言われたのです。

正しいことより 楽しいこと!を選んだらいいのよ。


ははーん・・・確かに。

(正しいこと)=真面目に働くこと

(楽しいこと)=適当にサボりつつも、周りと楽しくごきげんにやっていく

自分の中に、こうした図式があった気がします。実は(恐らく)、私の中で、本当は、”少しはサボりたいなぁ〜っ”て思っていた時にも、”休まず真面目に働きゃなきゃいけない!!”という信念が勝ち、ちょっとだけ休憩するとか、若干手を抜く、とか自分に対して許してなかったんだなぁ〜と。

で、たまにはおトイレに行って、こっそりと休憩したり、支障をきたさぬ程度に少しだけ自分に対して、”サボる”ことを許してみたのです。その方が楽しいと思ったわけで。

人は、自分に対して、許してないことを、

まんまとやってのける奴に腹がたつのです。

それを自分に許してあげると、その怒りは減ります。

本当の自分は、真面目はそこそこ、楽しく働きたかったようです。

このことに気づくと状況も変化。なんだか、楽しい気分になり、ふきげんは減少し、ごきげん度数アップ。すると、周りも緩んだ自分に対して、前以上に手助けしてくれたり、いい循環が巻き起こりました。

あくまでも、正論としては、”真面目に働くこと”かもしれません。けれども、ごきげんの観点から見ると、実は少しくらい”息抜き”しても良かったのです。

そうして、自分もうまいこと”息抜き”すること、職場のアイツにも全く腹たが立たなくなり、むしろ、私にこうしたことを気づかせてありがとう!とさえ思えるように。

正論はもちろん正論です。それを貫き通すことはもとても立派だと思います。ただし、もしその自分の中の正論が自分を苦しめ、ふきげんにさせるようでしたら、少しだけ、”楽しい”と思えるような考え方、行動をしてみるとごきげん度数はアップするかもしれませんねぇ・・・。

今年は、過去と大違い。このことに気づいて以来、この手のふきげんはだいぶ減少。(笑 結果、不思議と周りにいた嫌なアイツも勝手に消えて行きました。

今日から、仕事がスタート!
”適度に” 真面目に働いています(笑

写真) シアトルのガムの壁

ガムをペタペタ壁に貼るなんて!!て思うでしょ(笑          でも、自分のも貼って見ると意外と楽しいですよ〜😁

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