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体育「易しいゲーム」効果は絶大です。

日常の体育で、体育嫌いを生まない。運動嫌いを生まない。
逆に
運動や体育を好きになり、自ら運動に親しんでいくには学校の体育授業にどんな在り方があるのかを研究しています。

今回は「易しいゲーム」効果は絶大です。という話しです。
ところで、易しいゲームって何?

E ゲーム (ゴール型・ネット型・ベースボール型)での
易しいゲームとは

ゲームを児童の発達の段階を踏まえて、基本的なボール操作で行え、プレイヤーの人数、コートの広さ、ネットの高さ、塁間の距離、プレイ上の緩和や制限、ボールその他の運動用具や設備などを修正し、児童が取り組みやすいように工夫したゲームをいう。(一部抜粋)

小学校学習指導要領(平成29年告示)解説

とされています。
発達の段階に応じて、ルールや用具を簡易化して行うということです。

効果は大きく 以下3つ!

1、もれなく、全員が楽しめる!
ルールを簡単にすることで、その運動が得意な児童が活躍する時間ではなく、得手不得手を超えてみんなで楽しむことができるようになります。
(例)ベースボール型・Tボール  バットをラケットへ
打つ技能に差があっても、有効な面が大きい為、容易に当てることが可能になります。また、遠くに飛ばすこともできるようになります。

2、運動の特性に触れやすい!
ルールの一部を変更するだけで、その運動の独特な動きや、楽しみ方に出会うことができます。
(例)ネット型・バレーボール レシーバーのみキャッチOKへ
バレーボールの楽しみ方は様々ありますが、やはりネット型はラリーに楽しさや特徴があります。一人目がキャッチできることで、ラリーが続く気持ちよさや、チーム内での作戦が立てやすくなります。発達の段階に応じて緩和や制限を調整できますね。

3、有能感につながる!
体育が嫌いになる瞬間は「できない」→「恥ずかしい」にかわる時。
これだけではありませんが、一つ大きな要因になります。
得点のルールを変えるだけで、「できない」→「できる」に変えることが出きます。
(例)ゴール型・バスケットボール リングに当たれば1点
このように得点できる可能性を広げます。これだけで、得点チャンスが増え、成功体験や喜ぶ瞬間、外したらどうしようという気持ちを軽減することができます。

易しいゲームの導入だけで、体育好き。運動好きを増やすチャンスになります。意図して、意味を持たせたルールや用具の変更を行い、体育好きを増やしていきませんか。

体育が楽しいと感じられる児童が一人でも増えますように。

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