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冬を味わう、五勝手屋通信〜2月号〜

今月から毎月のお便りをお届けすることになりました。

北海道・江差にある五勝手屋本舗では季節を感じることのできる上生菓子を毎月5種類販売しています。このお菓子をもっと多くの方に知ってほしいと思ったのがきっかけです。かわいくて、おいしくて、そして、北海道の知らない文化を知るきっかけにもなります。お店にはなかなか行けない方も、写真を見て季節を楽しんでいただけたら嬉しいです。

江差の冬景色

また、最新情報やイベント情報などもお知らせできればと思います。あなたのお住まいの近くの地域で販売が行われる際はぜひ味わっていただけたら幸いです。

\今月のお菓子🍡/

この前年が明けたと思ったのに、あっという間に2月になりました!今月は28日しかないのできっと今月はいつも以上にあっという間に過ぎ去ってしまうのでしょう…。

今月のお菓子は冬真っ只中の中にも、少しずつ春を思わせるようなラインナップ。春を待ち侘びる、そんな季節がもうすぐやってきそうです。そんなわけで今月のお菓子はこちら。

たば風に唄う

カステラ生地 こしあん

たば風に揉み尽くされる2月の日本海。そのうねりに江差追分の大名人・青坂満さんの唄が思い出されます。求道の人生は松村隆さん著「たば風に唄う」に詳らかです。

波の花

きんとん製 こしあん

凍れた浜に寄せる白い波の花は、日本海の冬の風物詩。自然が見せる今だけの姿をきんとんに写しました。

雪の朝

羊羹

雪の朝 二の字二の字の下駄の跡(田捨女)
猫たちの足跡に昔の川柳を思い出して。

鶯餅

こしあん

例年、2月の声を聞くとお作りするお菓子のひとつが鶯餅です。ホーホケキョ、と声が聞こえてきそうです。店頭にこのお菓子が並ぶと、春はもうすぐ。

梅の花

練り切り製 こしあん

君ならで 誰にか見せむ梅の花 色をも香をも知る人ぞ知る (紀友則)
旧正月を祝い、口取りの一種である「梅」を上生の寸法でお作りしました。

以上、2月のお菓子を紹介しました。お近くの方はぜひ食べてお楽しみください。遠くの地域の方も、どんな味か想像しながら目で味わってみてください。

\一月一話/

ひと月にひとつ、おかしづくりや五勝手屋のこと、江差町の風土記などを綴る連載、一月一話。1月は北海道ならではの文化「口取り」についてのお話。和菓子のお供にお読みください。

\元気に更新中!/

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今月のお菓子の販売はありませんが、そのほかにもおいしいお菓子がたくさん!今の時期はかわいい形のもなか「雪ぼうし」がおすすめです!

雪ぼうし(赤) 中は小豆のこしあんです

今月も寒さに負けずあったまってゆったりした時間をお過ごしくださいね。あなたにとって素敵でおいしい一ヶ月となりますように。