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NFC カンファレンス・チャンピオンシップの展望と訳しきれなかったエピソード

2020-21年NFLプレーオフもあと2週を残すのみとなりました。

チャンピオンシップ・ラウンド(日本時間)

1月25日(月)

バッカニアーズ 対 パッカーズ 開始時刻:05:05
ビルズ 対 チーフス  開始時刻:08:40

月曜の早朝という生憎の時間帯ですが、今回はNHK BSでもライブ中継するそうです。

今さら言うまでもないことなのですが、アメリカでもっとも人気のあるスポーツは何と言ってもアメフトです。と言うよりも、アメリカにはアメフトというものがあって、他にのスポーツもそこそこ人気あるよ、の方が実情に近いかもしれません。

そのアメフトの年間トップを決めるプレーオフが終盤に近づいているわけですので、注目度は他のスポーツイベントとは比べ物になりません。まるで箱根駅伝と甲子園大会とオリンピックを一緒にしたような騒ぎです。

先週のワイルドカード・ラウンドでも色々面白いエピソードが生まれたのですが、とても一つ一つ訳すことができるような量ではありませんでした。

マホームズの脳しんとう

2年連続のMVPが確実視されているパトリック・マホームズ(チーフス)が試合中に脳しんとうを起こして、途中退場しました。NFLでは脳しんとうを起こした選手は1週間後も試合に復帰できるかどうか分かりません。復帰するには複数の専門医の診断が必要となります。これはとても重要な話だと思うので、翻訳しました。素人同士で協議して、1分後に相撲をとらせた相撲協会のエライさんたちは、この記事をよく読んで反省してほしいですね。きっとしないでしょうけど。

マホームズのママはおかんむり

身の毛もよだつ事故でしたが、タックルをしたウィルソン選手は故意ではなかったと思います。マホームズ自身もウィルソンにむけて、大丈夫だよってツイートしたぐらいですから、両者の間にわだかまりもないでしょう。ところが、収まらなかったのが、他ならぬマホームズのママ、ランディさんでした。

ウィルソンを追放しろとNFLに迫っています。母親からすると無理はないですが、かなりご立腹のようです。

それに対してウィルソン選手は悪気はなかった、ただ一生懸命にプレイしているだけだ、あなたの息子が無事でよかったと返答のツイートをしています。

世代を超えたスーパースターQB4人が激突

幸いなことにマホームズは脳しんとうの検査がすべてクリアして、先発出場できるそうです。かくしてチャンピオンシップの1試合は若手スーパスターQB同士の対決(マホームズ対ジョシュ・アレン)、もう1試合はレジェンドQB同士の対決(トム・ブレイディ対アーロン・ロジャース)になりました。多分、2億人ぐらいはスーパーボウルでマホームズ対ブレイディが実現することを願っているでしょう。

ブレイディとドリュー・ブリーズの最後のお別れ?

さて、ディビジョナル・シリーズでブレイディに敗れたもう1人のレジェンドQB、ドリュー・ブリーズは今季限りで引退するのではという見方が濃厚です。まだ正式発表はありませんが。

試合後にこの2人は普段着に着替えたあとで、それぞれの家族と一緒にフィールドに現れ、ハグを交わして会話していました。ブレイディがブリーズの息子にパスを投げる、なんてシーンもあったようです。

ブリーズは引退するか?

そして、そのブリーズ、今シーズンは度重なる故障を抱えてのシーズンだったようです。試合後に奥さんが明らかにしたところでは、肩回旋筋の断裂、脚の筋膜の断裂、11か所の肋骨骨折、そして肺にも問題があったそうです。それじゃ歩くことだって難しいだろうに本当かな?とは思いますが、奥さんの中では真実なのでしょう。

ブリーズ選手はシーズン開始前にも失言騒ぎを引き起こすなど、かなり難しい立場にいたことは間違いないようです。

ブリーズがこのまま引退するのかは気になりますが、また別のベテランQB、フィリップ・リバース(コルツ)の引退が発表されました。39歳、NFLで17年のキャリアを誇る名選手です。


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