ごじょクル

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ペットの死から立ち直るために知っておきたいペットロス&ペットロス症候群

一昔前まで愛玩動物としてかわいがられていたペットが、いつしか“家族の一員”と認知され、伴侶動物(コンパニオンアニマル)といわれるようになりました。飼い主とペットがより密接な関係を築き上げる一方、ペットを失った後、ペットロスに悩む人々が増えています。そこで今回は、飼い主のみならず、ペットを飼っている友人・知人をもつ方々にも知っておいていただきたいペットロス・ペットロス症候群についてお話しましょう。 ペットロスは病気ではなく、ごく自然なこと大切なペットを失ったときに、飼い主が悲

    • 墓所、樹木葬、納骨堂…タイプ別のお墓にかかる総費用は?

      お墓とは、遺骨を葬り故人を弔う場所のことです。お寺の墓所や霊苑に設けられるお墓、その費用はどれくらいなのでしょうか。またどのような費用がかかっているのでしょうか。ここでは、現代の代表的なお墓の種類とそれぞれの相場を説明します。 お寺や霊苑などの墓所に設ける墓石のお墓の相場お墓にかかる費用の内訳は、墓所を永代使用する権利を購入する「永代使用費」とお墓の石碑である「墓石費」からなります。 お墓の相場は墓所がある場所の地代の影響が大きく、地域により大きな差があります。永代使用費

      • 直葬(火葬式)の費用と各地の火葬費用

        お葬式をしない直葬に関心を持つ人が増えているようですので、直葬つまり火葬だけを行う場合の費用を調べてみましょう。また併せて火葬場費用についても調べてみます。 火葬式の費用お葬式をしない場合でも、(自宅での)遺体の安置、火葬場への搬送、などを自分(家族)だけで行うのはかなり大変です。火葬場が、霊柩車以外で搬送された遺体を受け入れていない場合もあります。そうなるとやはり葬儀社の助けを借りることになるため、そこにさまざまな費用が発生してきます。葬儀社によっては、火葬式にも実に多く

        • スマホアプリで遺言書を作成

          2020年7月に施行された「法務局における遺言書の保管等に関する法律」によって、自筆証書遺言を法務局が預かってくれる「自筆証書遺言書保管制度」がスタートしました。導入後は法務局で保管する件数が増え続けているようです。この制度には、遺言書作成をより身近なものとして、相続紛争をできるだけ減らすという目的があります。保管制度を活用することで、遺言書の紛失や改ざんを防ぐことはできますが、遺言書に効力を持たせるためには、一定の要件を備えている遺言であることが求められます。そう聞くと面倒

        ペットの死から立ち直るために知っておきたいペットロス&ペットロス症候群

          準確定申告について詳しく

          準確定申告という耳慣れない言葉があります。確定申告は毎年2月から3月にかけて前年の所得を申告し納税する季節の風物詩ともいえる制度ですが、準確定申告は年の途中で亡くなった人の、その年の所得を申告して納税する制度です。 亡くなった後に相続人に納税義務が生じる税金とは 給与所得者は心配しなくてよいはず一般的な給与所得者であれば、雇用主(企業)は社員の給与所得に対して年末調整をすることが義務付けられています(所得税法第190条)ので、雇用主が年の途中であっても年末調整を行い所得と

          準確定申告について詳しく

          葬儀後の事務処理の引き継ぎ

          葬儀の間、喪主や遺族は会葬者や宗教者に対する応対におわれます。葬儀自体は葬儀社に任せたとしても、葬儀社が葬儀に関する事務の全てを行うわけではなく、世話役などのお手伝いをシてくれる人などに、さまざまな事務的なことを委ねることになります。葬儀が終えたら、喪主や遺族はそれらの事務をきちんと引き継がねばなりません。 喪主や遺族が引き継ぐこと○ 会葬者名簿(芳名録) 会葬してくれた人を確認し、故人と特別な関係にあった人で葬儀当日挨拶することができなかった人がいたら、後日挨拶に出向き

          葬儀後の事務処理の引き継ぎ

          春と秋の【お彼岸】

          日本に生まれた喜びを実感できることの1つに、四季の移ろいがあります。寒い冬が終わり春の訪れを実感する春分、暑い夏の終わりとともに実りの秋到来を喜ぶ秋分。私たち日本人が暮らしの中で季節の移ろいを感じることができる一時ですね。春分と秋分は、お彼岸の日としても私たちの生活に根付いています。今日はその彼岸についてのお話です。 お彼岸はいつからいつまでお彼岸は、春分・秋分をそれぞれ中日として、その前後3日間を合わせた7日間のことをさします。7日間の最初の日をお彼岸の「入り(いり)」、

          春と秋の【お彼岸】

          葬儀費用の支払いについての一考察

          往々にして不幸は突然やってきます。遺族は哀しみの中、大慌てで故人を見送る準備を進めなければいけません。もちろん葬儀費用の準備をしているはずもなく、支払いを不安に思う人も多いでしょう。日本の葬儀に関する費用は、分かりにくい、不透明・不明朗だとよくいわれます。もっとも最近では明朗会計を謳い、実際に分かりやすい費用を提示する葬儀会社も増えているようです。とはいっても2017年に日本消費者協会が発表した「第11回葬儀についてのアンケート調査」の結果では、葬儀用の全国平均は約196万円

          葬儀費用の支払いについての一考察

          葬儀だけではない互助会

          葬儀の運営を委託できる事業者には、専門葬儀社と互助会が存在します。専門葬儀社は専ら葬儀サービス(祭にあたる法要も)の提供に留まっているのに対して、互助会は冠婚葬祭の全てに対応しているという特長があります。また、それだけではなく互助会という組織の理念に基づいた社会貢献活動も行っています。今回は互助会の取り組みを考えてみましょう。 東日本大震災で支援活動東日本大震災の発生から10年が過ぎようとしています。未曾有の災害となった震災では、日本最大の互助会団体である一般社団法人全日本

          葬儀だけではない互助会

          【BOOKガイド】 終活女子高生

          今日はコミックのご案内です。そのタイトルは「終活女子高生」! 「まさか、女子高生の間でも終活がブームに?」とは流石に思いませんでしたが、タイトルに惹かれて読んでしまいました。終活と目にすると何でも読んでおきたくなるのは、一種の病なんでしょうか・・・・。 著者は、津々巳あや(つつみ あや)さん。香川県出身の漫画家さんです。この作品は、2014年から芳文社の4コマ漫画雑誌である「まんがタイムジャンボ」に連載されて、その後コミック化されました。なお、「まんがタイムジャンボ」は2

          【BOOKガイド】 終活女子高生

          【BOOKガイド】無葬社会 ~彷徨う遺体 変わる仏教~

          今日ご紹介する書籍は、僧籍にありながらジャーナリストでもある、鵜飼秀徳氏の著作です。ここで言う「無葬」は、『お葬式が行われない』という意味のようです。この無葬社会化しつつある現代の課題をえぐった、衝撃的な内容の著書です。 書籍名称:無葬社会 ~彷徨う遺体 変わる仏教~ 発行元:日経BP社 価格:1,836円(税込) 販売店:全国の書店、インターネットストア 書籍の概要 超高齢化社会に突入した日本は「多死社会」を迎えつつあります。団塊の世代が70代に突入し始め、今後2

          【BOOKガイド】無葬社会 ~彷徨う遺体 変わる仏教~

          【MOVIEガイド】四十九日のレシピ

          キャッチコピーは「わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間」  監督は「百万円と苦虫女」で日本映画監督協会新人賞受賞のタナダユキさん。主演が永作博美さんと石橋蓮司さん、共演が二階堂ふみさんに岡田将生さんという、聞いただけで結構ワクワクする日本映画です。劇場公開は2013年11月9日。DVD、Blue-rayも発売されていますし、BSでも放送されています。原作は「ミッドナイト・バス」「彼方の友へ」

          【MOVIEガイド】四十九日のレシピ

          2019年の夏も開催されます「第5回エンディング産業展」

          国内最大規模の、葬儀・埋葬・供養などの終活に関するビジネスショー「第5回エンディング産業展」が開催されます。 開催日時等2019年8月20日(火)、21日(水)、22日(木)の、各日10時から17時 会場は東京ビックサイト西2ホール 終活に関する設備、機器、サービスを提供する事業者が一同に会します。 入場料金は当日2,000円ですが、事前登録をすれば無料です。 2018年のレビュー 2018年も3日間の開催で、24,972人もの人が訪れました。ビジネスショーなので、

          2019年の夏も開催されます「第5回エンディング産業展」

          ミニ保険が百花繚乱

          以前「終活保険」という保険の誕生を記事にしました。この保険は、最近ではミニ保険とも呼ばれている保険金額が少額でかつ保険期間が短期の「少額短期保険」の1つです。リーズナブルな保険金と、これまでになかったニッチな部分をカバーする保険ということで、消費者の支持を集めて2018年度には、支払われた保険料の合計が1,000億円規模に達する勢いだそうです。 ミニ保険って何? ミニ保険の基礎をおさらいしておきましょう。制度としては、2006年の保険業法の改正によって誕生しました。受け取る

          ミニ保険が百花繚乱

          宗教ごとの葬儀の流れ(式次第)

          日本人は信仰を持たない民族と言われています。「あなたが信じる神はなんですか?」と尋ねられたら、「いません」が圧倒的でしょう。日本は明治以降戦前までに国家神道を推し進めた結果、仏教が葬式仏教と揶揄されるように、冠婚葬祭のときだけに脚光を浴びる存在になってしまった経緯があります。しかし、葬式仏教だから、日本の葬儀は圧倒的にまだ仏式が多いのも事実です。 以前、仏教の宗派ごとのマナーを簡単にお話しましたが、今回は仏教をはじめ、宗教によって異なる葬儀の流れ(式次第)をおさえたい、と考

          宗教ごとの葬儀の流れ(式次第)

          宗派 により異なる 焼香 の マナー

          焼香は、仏教においてお祈りをする際に、心と身体を清めてお参りをするための作法です。線香を供えることも焼香の1つですが、通夜や葬儀、法要の場では砕いた香(抹香)を、香炉に落として焚くことを指して焼香というのが一般的となっています。 焼香のタイミングと手順会の司会者から焼香を開始する案内があります。まずは施主(喪主)から、続いて遺族、親族そして一般の参列者の順番に焼香を行います。参列者の数が多い大きな会場の時は係員から焼香の案内がありますので、それに従ってください。焼香の作法は

          宗派 により異なる 焼香 の マナー