見出し画像

自分自身のブランドについて

皆さんは、他者からどのように見られているのか、気になりますか?

私個人としては、正直言って左程気になることはありません。昔から、”自分は自分”、という意識で過ごしてきました。

ただ、仕事をしていく中で、ビジネスパーソンとしてお客様に対してどのような印象を与えるかということは心掛けていて、これはある種のブランディングに近いのかなと思ったので、考えをまとめておこうと思います。


仕事で大切にしていること

まず、皆さんは、仕事をしていく中で大切にしていることはありますか?

私は、『誠実』『丁寧な仕事』ということを心掛けるようにしています。
例えばどんなことかというと…

お客様からのメールに返信する際、スクロールを何回もしなければ読み終えないメールの場合には、冒頭に長文になっていることを注意書きとして記しておきます
Excelファイルを送る際には、印刷設定を確認して、もし紙でプリントした場合でも文字が枠内に収まって印字されるか、変なところでページ設定されていないかを確認・修正してから送ります

そういったちょっとしたことなのですが、「丁寧な仕事をする」というのは、その些細なことの積み重ねではないかと考えています。


今までの働き方でカバーされてきたこと

私は、自社が提供する企業向け研修プログラムを企画・運営する仕事をしているため、これまでは年間の120日程度(多い年は200日)をお客様の研修所、会議室、民間が運営する研修施設で過ごしてきました。基本的に服装はスーツ+ヒールを履いてのお仕事です。

自分で言うのもなんですが、比較的人当たりは良い方だと思うので、メールのやり取りだけでは図れない人柄の部分(真面目さ、丁寧さなど)は、直接お客様と接点を持つことで伝わっていました。
 服装もそうですし、私の仕事ぶりや言葉遣いなどで、”きちんと仕事をしている人”という印象は、持ってもらえたのではないかと思っています。

ところが、コロナ禍となり、自社の提供しているプログラムの9割近くがZoomというウェブツールを用いての開催となりました。
 そのことで、これまでお客様とメール+直接のコミュニケーションによって築いてきた関係性が、メール+画面上のコミュニケーションで作り上げていく必要が出てきました。

そこで、これまではあまり気にしていなかった、周囲からの見られ方、ということを、より考えるようになったのです。


ブランディングとは

ここで、「ブランディング」とは、一般的にブランドを作るための活動のことで、これまでは企業や商品などに使われることが多かったと思います。

しかし、個の時代と言われるようになって以降、”パーソナルブランディング”、”セルフブランディング”は社会人にとって必須のスキルとなって注目されており、皆さんも頻回に聞くようになった言葉ではないかと思います。

有名検索エンジンでは…

パーソナルブランディング:企業や組織に属している「個人」が組織の中の「個」として組織のイメージ向上を目的としてブランディングすること

セルフブランディング:企業や組織に属しない「個人」が自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること

というように定義を分けているのですが、これは正確ではないと言われており、一般的には、

セルフブランディング=自分で自分自身をブランディングすること

パーソナルブランディング=人が人に対して行うブランディング全般のこと

つまり、パーソナルブランディングのほうが意味としては広義で使われるとされているようです。

個人的な解釈としては、フリーランスの人でもあっても組織に属している人であっても、「あなたなら安心して任せられる」と思ってもらい、且つ「〇〇のことならこの人!」「誰でもいいのではなく”あなた”にお願いしたい」と指名されることこそが、自分自身をブランド化していくことなのかなと理解しています。


今の働き方で考えるべきブランディング

私は、ここまで書いてきたような大層なことをしたいとまでは考えてはいません。

ただ、お客様とのコミュニケーションが対面ではなく画面上になった以上は、その接点も含めて、私自身が仕事で『誠実』『丁寧な仕事』を心掛けている人である、ということは伝えていきたいと考えています。

そこで常に実践していることは、打ち合わせであれ研修提供の場であれ、お客様と接点を持つ時には必ずジャケットを羽織るということです。

たかが服装、ジャケット一枚と思われるかもしれませんが、実際にZoomの画面上に移る上半身の情報だけで、印象は大きく変わってくるものだと思います。

勿論、社内メンバーだけのミーティングでは、カジュアルな恰好で参加していることが多いですし、自分以外のメンバーの服装に対してだらしないと感じたことはありません。
 私の会社の同僚たちは、対顧客であってもジャケットを羽織ることもなくなり、ワイシャツ・ブラウスくらいの格好はしていても、お客様の特性に合わせてカジュアルダウンすることも少なくありません。

しかし、私のモットーが『誠実』『丁寧な仕事』にあるのであれば、ある程度”きちんとした人として見られたい”と思っていて、手っ取り早く第一印象を良くするために、ジャケットを羽織ることを決めています。


まとめ

私の場合には、自分が仕事で大事にしたいこと・モットーから紐解いて、第一印象⇒服装と思考していきました。

実際に私は、ある日、自社が提供しているZoom研修をお客様に向けて運営をしていたところ、お客様の人事担当の方から、「〇〇さん(←私のこと)って、打ち合わせの時も研修の時も、いつもジャケットを羽織っていらっしゃって、きちんとされてますよね」「メールも丁寧だなと思ってました」と声をかけて頂きました。

正直言って、すっっっっっごく嬉しかったです(笑)

中には、堅苦しい印象を持たれたくないという理由から、あえてカジュアルな服装で過ごしている方もいらっしゃると思います。

いずれにしても、まずは自分でどんな仕事に価値を発揮したいと思っているのか、どんな仕事ができる人と思われたいのか、そこから考えていくと、自然と自分のブランディングというのが見えてくるのではないかと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?