連休中に”お母さん”有休をもらったこと
あっという間に梅雨が明け、
あっという間にオリパラがスタートし、
あっという間に7月末になっています。
先週は4連休でしたが、世の皆様はどのように過ごされていたのでしょうか。
我が家は、コロナ禍×オリパラという掛け合わせの中で
・もともと出不精の夫は、コロナ禍を理由に益々外出拒否に
・もともとイベント事に浮かれない夫は、開催地に関わらず、オリパラにも、全く心を奪われない
という若干のモヤモヤと不満、そしてエネルギーが有り余っている4歳男児を抱え、ただの普通のお休みを過ごしていました。
が、実は4連休を迎える前に、意を決して、夫に
「主婦業を休みにしたい」
「丸一日、家事も育児も休憩したい」
と訴えたところ、何かを察したのかすんなりOK。
よって、24日(土)は、終日ほぼ”お母さん”をお休みすることができました。
しかし、ここに至るまでには、結婚生活丸5年かけて積み上げてきたものがあると思いましたので、ここに書き留めておこうと思います。
夫婦間の信頼貯金
夫婦は所詮他人同士です。
何十年とそれぞれの価値観で生きてきた人間が、いきなり阿吽の呼吸で”いい感じの夫婦”になんてなれるわけがありません。
(夫から、それが理想像と言われた時には、「私はエスパーじゃありません」と言ってしまいました…)
夫婦間で信頼関係を築いていくためには、お互いに寄り添って、そしてそれが意に添わなくても、ある程度の努力は必要だと感じています。
この些細な努力をして積み上げていくのが”信頼貯金”であって、それがあったからこその”有休”だと理解しています。
私が積み上げてきたことは・・・
■家事のこと
義母は、夫が大学生になるまでは専業主婦。
つまり彼の”母親像”の根底には、専業主婦レベルの家事貢献が根付いています。
本人は気付いていないのか、対外的にも私にも「専業主婦ではなく奥さんには働いていてほしい」「ちゃんと自分の世界を持っていてほしい」と口に出しています。
しかし、実情、彼の求める家事レベルはまさに義母がやってきたことそのものであることは、言葉の端々から感じます。
そのため、この5年間、分担問題での揉め事はありますが、基本的には私が多くを担っていると自負しています。
<夫が担当している家事>
・掃除機をかけること⇒週末のみ、しかも毎週ではない
そのため平日と、彼の”気分が乗らない”週末は私が担当
・食事後の食器洗い&片付け⇒平日夕食時と週末
これは何とか継続中だが、料理中に使った鍋やフライパンは私
上記以外はすべて私がやっています。
■飲み会のこと
私は夫と結婚して以降、コロナ以前も、基本的には飲み会などに誘われても、お断りをしてきました。
私は人と話すことも好きですし、交友関係は大事にしたいと考えて生きてきましたが、夫は真逆のタイプ。
飲み会=不要
飲まなきゃ仲良くなれないのかと全否定
そのため、結婚以降は彼のこの思考になるべく従うことにして、夜のお誘いはほぼすべてNGとしてきました。
勿論夫に確認することもなく、断ってきました。だから彼は、私がどんな状況なのかを知る由はありません。
1度だけ誘いを受けたのは、私が産休に入る前にチームメンバーと上司が企画してくれた宴席だけです。
■仕事のこと
私の仕事は企業向けの研修を提供しているので、お客様によっては週末に研修を実施しているところもあります。
これまでは、お客様に合わせて稼働していたので、土日に研修が開催されていれば私も仕事をしていました。
しかし、復職後は、夫には「月に1回くらいなら週末の仕事もOK」と許可を取りつつ、この5年間は一度も週末に仕事を入れないようにしていました。
自分が担当する企業で週末に仕事がありそうな場合には、メンバーや営業担当に協力してもらったり、外部スタッフに依頼するなど、自分が抜けても対応ができるように調整と育成をして、準備を整えていました。
どこまでが「やって当たり前」なのか
正直言って、これらのことを話すと、同僚からの反応は大きく二分されます。
「私はそこまでしてないよ」
「飲み会くらい行かせてもらいなよ」
「うちはちゃんと分担できてるよ」
「え、そんなこと当たり前でしょ」
「うちなんて、もっと何もしないよ」
そうだと思います。
各家庭で、夫さんの状況や価値観、サポート状況などの様々な要因があって、それぞれに、何が信頼を築くに値することなのか異なってくると思います。
こうしたことが伝わるかどうかは相手次第なところもあるし、好みの問題もあります。
我が家の場合には、この些細な積み重ねのお陰で、結婚生活初の終日主婦業お休みをもらえたのかなと理解しています。
多少窮屈だと感じることはあっても、これからまだ何十年と「家族」をやっていくことになるので、私はこれからも、あと数年後の自分がさらに楽になれるように、日々の努力を積んでいこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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